ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

分かち合うのが、釣りの楽しみ

2015-11-11 19:51:31 | 釣り
40年以上前に、宮の森に有った釣具店で生まれた今も名前が残っている釣り会に一緒に入っていた仲間が、仕事が忙しくなって釣り会を辞めた後、奥さんの運転で小樽や、積丹、留萌の浜で大物を釣っても何か寂しいと話して呉れたことが有った。



その後、彼は、脳梗塞を患ったが、リハビリを兼ねて釣りを再開した。右半身不全麻痺が残っているので、魚が着いても、中々上がって来ない。しかし、ダンデイな彼は、奥さんに手伝って貰わない。魚とのやりとりを楽しんでいるという。「釣ったぞう」と、叫んでみても、釣り仲間がいないので、むなしかったという。医釣会が、連れだって降りること、というルールを造って、無事故で創立50周年を迎えたが、連れだって降りるのは、安全という観点のほかに自慢話ができるということでもある。写真上は、今日の昼飯、北広のアウトレットに在るKの「味噌ラーメン」。薄味でおいしかった。

私は、喜びや嬉しさ、感動を、分かち合うのが、釣りの楽しさだと思う。お互いに釣れた魚を自慢しながら、おしゃべりするのは、大きな楽しみだ。自慢話を聞いて呉れる釣り会に参加すると、釣りの喜びも大きくなる。奥さんも勧めるのだが、不自由な身を曝したくないという。

94翁のT藤さんとご一緒して、感心するのは、どのような些細なことでも、素直に喜び、感動するところだ。小さな魚でも、数釣れると喜んで見せに来る、大きなのが釣れると、また、来年連れてきて、という。勝敗を超えた釣りを楽しんでいるところが、90翁の一つの到達点なのかもしれない。私が、その境地にたどり着くのは何時のことか。