ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

生きる覚悟、死ぬ覚悟

2011-07-31 15:47:27 | 釣り
昨晩開催された高校の同期会の席上で、大阪よりの参加ということで挨拶にたったS君が、「私は、北海道を出てもう50年を過ぎました。ご存知の方もおられると思いますがTの夫です。彼女は脳梗塞や脳出血でいま半身不随で寝たきりになりましたが、まだ頭もはっきりして話ができることが救いです。彼女の言うことには、皆が私のことを覚えていてくれるかしら、是非参加して皆の話を聞いてきてくれ、と言われて初めてこの会に参加しました」と話し出しました。

彼女は、いつも死ぬ覚悟は、できているようなので、私も家族も、これが最後という気持ちで毎日接しています。という言葉で締めました。彼女の級友達は、Tさんはてっきり一緒に大阪から来ると思っていた、来年までに一生懸命にリハをやって車椅子で参加しなさい、との言葉を託しました。生きる目標ができるとひとは生き返るかもしれないとの望みを告げたのです。

釣りは非常に危険な遊びで死につながるかもしれないという覚悟はしております。このような物騒なことを家人に言うと釣りに行かせてくれないでしょうから黙っていますが、慎重さに関しては人後に落ちません。潔く思える死ぬ覚悟に対して私の生きる覚悟の方は、まるでいい加減です。

ただ生きる覚悟というのは、結局死ぬ覚悟ではないのかと自分で禅問答しています。いつ頃からか自分が死ぬことになってもと、周りの物を整理はしています。ただ時間をかけて選別した私にとって宝と思うものも、他人にとってはゴミかもしれない、という危惧があります。年老いたものの同期会は認知症予防の一面も持っていますが、生死を考える宗教的な側面も持っていました。


捨てる

2011-07-30 09:46:09 | 釣り
新潟と福島の洪水の被害に遭われた方にお見舞い申しあげます。雨が上がり天気が回復することを願っております。
北海道の磯釣りフアンには、冬の2月とお盆の8月の2度、閑な時があります。冬には、これからホッケだと、勢いをつけてくれるような展望があり、仕掛けつくりなどにも力が入ります。お盆を前にすると、どうも針を結んだり、仕掛けを造る手先が鈍ります。

このような時には、心の流れにまかせて涼しくなるのを待たざるをえないのでしょう。釣りの小物の整理は苦手な方で、なかなかできません。職業柄、験を担ぐことや縁起がいいとか悪いとかに敏感で、整理し過ぎると良くないことも起こるのでは、と乱雑にしているところもあります。

汗をふきふき竿を磨いたり、サバサキを研いだり、淡水の鎌を研いでいます。竿立てや、キャリーに錆止めスプレーを掛け、ついでに玄関のドアの蝶番にもかけています。物もちがいい方というか、釣りに使ったものを捨てられない性分なのですが、この際、燃えるゴミ、プラスチックゴミ、燃えないゴミに分けています。

昔の竿や古くなった防寒着や救命具なども始末しなければならないでしょう。トロフイーも減らすことにしよう。カミさんと娘が、引越しする義弟(故人)の嫁さんの物置の中をきれいさっぱり捨てて、空にしてきましたが、男には未練がましいところもあるんでしょうね。

集合写真はいらない

2011-07-29 10:35:13 | 釣り
高校時代の同期会、泊まりがけでやってます。昨年の参加者は39名でしたので、ホテルに泊まりは30から40名でツインを15予約しておきました。それが10名近く増えましたので部屋のやりくりが大変です。満室のホテルの方でも毎年減っていくのが当たり前なのにどうなっているんでしょうか、と思案顔。

近くになってキャンセルの出たシングル3室をおさえて、術後や体調のすぐれないもの、朝1番列車に乗るものなどにまわしました。残りの40数名の部屋割りが大変。幹事数名で2時間かけて、誰と誰は相性が良くないから、この組み合わせならいいんじゃないの・・何とかツインと補助ベットを入れて貰うトリプルの部屋も造りだしました。

ホテルの支配人が昔からの知り合いでトリプルの宿泊などの割引きをして貰い、赤字にはなりませんが余るのも良くない。留萌の名産品をお土産に付けるか、と留萌の幹事に電話すると、この暑いのに危ないからやめとけで、ちょん。浮いたお金を返されるのも嫌なもんだから、集合写真を撮れば、という意見もあったが・・

これは、何度も議論した通り老いた顔を晒すのは嫌だ、やめて、という女性幹事達の大反対で、どうしたらよいのになった。熱いから、いい考えも浮かんで来ない。浮いた金額で考えよう。小樽にイワシを釣りに行こうとサビキを数個買ってきたが、灼熱の下では釣ったら直ぐに腐るんでないのか、と考え、これもパス。

暑中お見舞い申し上げます

2011-07-28 08:41:17 | 釣り
書中お見舞い申し上げます。お元気でお過ごしのことと存じます。磯は夏枯れと言われておりますが、今日の釣り新は記事が満載。オホーツクのカラフトマス、淡水でのフナ、鯉釣りのほかイワシ、チカ、サヨリ、イカなどの防波堤や岸壁釣り、ハモ、ソイなどの夜釣りのシーズン入りになりました。

私は、高校や大学の同期会の事務局担当で準備に追われています。認知症予防には役立つ行事なのですが、いつまで続けられるか不安もあります。1週間前になって3人の身に変化あり、入院などで予約の変更を連絡していました。

高校を50数年前に卒業したのが330名。消息の掴めたのが250余り、亡くなった方もおり、体調が悪いとか、案内不要などの連絡があって案内状の郵送できたのが150名。そのうち3分の1の48名が全国から集まってきます。高卒後、半世紀を過ぎるとこのような動きになるんですね。

亡き学友への黙祷から始まり、校歌斉唱に次いで後輩の森田公一の「青春時代」を合唱、二次会は和室で夜遅くまで語り合う。翌日は、朝食後から昼まで「おしゃべり」ルームを設けました。中高時代の釣り仲間は、ほとんどいなくなりました。寂しく無常です、お盆中は殺生はしない積りでおります。

号ってなんだ

2011-07-27 10:16:35 | 釣り
最近、私のブログで良く出てくる号ってなんだという方がおりましたので、整理してまとめておきます。錘の重さで使われる号は、昔の尺貫法で表わされています。

錘の号に3.75を掛けるとグラム数が出て来ます。1号は3.75gで、昨日のコマセ籠6号は22.5g、8号は30g、10号は37.5gになります。投げ釣りでいつも使用している30号で112.5g、35号では131.25g、40号では150gです。35号で20個、40号10個位は持って行きますので中通しの仕掛けなども加算すると5キロ以上の錘を持参することになりますね。

糸の太さも尺貫法です。ヤード・ポンド法の比率と相関します。ナイロンの場合、1号は4ポンドの強度で1.8kg、8号ではその8倍で8ポンド、14.4kgの結束強度になります。1号サイズアップすると1.8kg強度が増すことになります。PEラインの場合には、1号は10ポンド、3号は30ポンドの結束強度と覚えやすいのですが、キロにするには1号に0.45を掛けると10ポンドは4.5kg、30ポンドは13.5kgとなります。

ナイロン
号数 1号 2号 3号 4号 5号 6号 7号 8号
ポンド 4lb 8lb 12lb 16lb 20lb 24lb 28lb 32lb
結束強度 1.8kg 3.6kg 5.4kg 7.2kg 9.0kg 10.8kg 12.6kg 14.4kg

PE2号は、ナイロンの5号に相当し、3号はナイロンの7.5号相当の強度があるということになります。糸の太さは会社によって異なりますので省略し、結束強度で比べてみました。竿の錘負荷は、その前後の号数の錘負荷が最も適しているというファジーな適当な数字です。会社によって異なるのは、ご存知の通りです。

PE
号 数 1号 1.5号 2号 2.5号 3号
ポンド 10lb 15lb 20lb 25lb 30lb
結束強度 4.5kg 6.8kg 9.1kg 11.3kg 13.5kg


合わせの加減

2011-07-26 11:27:03 | 釣り
根が短気でせっかちが釣りの合わせに災いしている。オンコの沢でナイロン6号がぶつぶつと切れたので、8号に交換したが、淡水でもやってしまった。

竿先が水面下に向かって突き刺さる折角の大きなアタリに一息いれて竿を持ち上げてもいいようなものに、風も強く、流れも収まらずに、あたりが遠のいていたのが仇となった。磯釣りのように反応し合わせた、のったと思った瞬間、竿が軽くなった。3号フロロカーボンのハリスの切れた仕掛けが上がってきた。

滅多にない大物に会えずじまいになったようで残念。竿も良し、胴突(付き)2本針仕掛けも絡まず、最近にない上出来であったのにハリスが弱かった。フナの投げ釣りの上手にハリスのサイズを聞いて3号にしたのだったが、下手は1号太いハリスにすべきであった。

釣り上げたフナの数は人並みなのでコマセ、ミミズは良し、竿も適当なものが手に入って、競技に問題点が無くなったが、細かい点はいろいろとでてくるようだ。しかし、フナの釣れるのは場所、入賞者は同じ場所から出ていることをあらためて実感した。針は平打ちと胴打ちを使ったが、ミミズの刺さりがいまいちなので、FK谷さんから頂いた赤針を次に試すつもり、ミミズと勘違いして食って来るかも。

細竿での風と流れ対策

2011-07-25 07:31:39 | 釣り
昨日の写真を撮ったのは朝まずめ。千石場所には私は他の釣り会の方に続いて2番目に入りましたが、アイナメさん御一行4名様が続いて来ましたので、遠慮してかねて予定の岸寄り戻ってきました。馬の鼻息がマジカに感じる場所ですので、みなさんから敬遠されている場所です。

胴付き2本針の仕掛けに付ける錘のついたコマセ籠は、6、8、10号の3種類(写真)を用意して行きました。フナの投げ釣りに使われるコマセは、ほとんどが粉ですので、目の細かなコマセ籠やプラスチック製ロケット籠の大中小を竿の太さに合わせて使っています。



先調子の1.5号は、胴調子の2号よりも硬く感じられ、朝まずめの時間帯には、風もなく錘も流れずに6号でも8号でも十分に役割を果たしておりました。ところが、昼ごろから風向きが南東から逆の北西に変わって雲行きが怪しくなってきました。低気圧が海の方から近づいてきたのです。予想なら、引き潮が始まり流れが右に変わって私の方に左の千石場所からコマセやフナもやってくる予定でした。

アイナメさんから「ボナさん、満潮の潮込みのように潮位が高くなったよ」、低気圧で水面が上昇しあたかも満潮のように潮が込んできたのです。右からの風も強く、流れも強くなりコマセ籠が流れているようで、アタリがさっぱりです。思い切って10号の錘を使ってみると、錘も止まり、やっと竿先も安定し、食いが回復しました。しかし、10号の籠にたっぷりのコマセは竿の限界と思われました。ロケット籠の錘も8号では小さいものでも浮きあがり安定がないので1号あるいは2号のがん玉を追加しなければならないでしょう。

釣り銀座の月沼

2011-07-24 17:54:11 | 釣り
竹内結子の出た映画の舞台にもなったバラトの月沼は、写真のように札幌では稀な牧場に続く釣り場です。




丘では、20名ほどの釣り会がBBQのパーテーをやりながら昨夜から陣取っていました。釣り場としては荒らされつくしてフナの尺ブナは、私の場所は皆無でした。しかし、この景色がいいので、ドブ臭いのを我慢して毎年通っています。



師匠のひとりYK山さんからは、磯釣りと同じにヒトの来ないとこを選べと諭されました。優勝者坂上さんは、深場の観覧席で尺ブナを8匹釣ってました。これが釣果です。


交綸会、今年の2回目の淡水の入賞者です。左から身長賞の阿部ちゃん、37.5のフナを月沼の千石場所で釣りました。準優勝のアイナメさん、月沼で尺ブナ3本含めて1690点、優勝者の坂上さん、3尾身長の20尾重量で1890点でした。右は3位の川原さん、バラト大橋近辺で1688点でした。私は、1406点で7位でした。

小アジ平打ち金針10号入手

2011-07-23 15:54:47 | 釣り
かねて注文していたアジ針の平打ち10号金針がやっと製造元から釣り具店に届きました。想像が膨らんでどんな大きな包装で送られてくるかと思っていましたが、普通の針の徳用袋より小さなものでした。人間は、想像すると大げさに考えるものだと我ながら自分の心理状態を奇妙にに思っていました。

店員さんも100本包装の700円程の針なので、「何であんなに熱弁を奮って注文したのか、この客は」と、不思議そうに私の顔をみていました。親切にネットを探索し取引のある問屋に注文するなどの面倒をかけたので、粉の袋ものも購入して帰ってきました。

アイナメさんから頂いた見本の針とは、製造元も違い、感じが違いますが、実釣しないと針の良さは分からないものですので、明日使おうと、針に合わせて胴付き2本針仕掛けや、小型プラスチックロケットこませ籠付き仕掛けを造ってみました。


肝腎のフナはどう思って呉れるか楽しみです。釣りの準備を程々にして高校の同期会の幹事会に出て来ました。この年で全国から47名の出席は多い方でしょうね。大震災があった後で命のはかなさを知り半世紀ぶりの顔も参加します。2割以上の友が亡くなっております。釣りで殺生している身なので、心が痛みます。

釣り座の選択

2011-07-22 09:00:28 | 釣り
24日は、午前4時から午後3時まで札幌郊外バラト水郷で淡水フナの投げ釣り大会です。初めて1.5号の磯竿を使える身分になりましたが、どうなることやら心配です。フナの投げ釣りを3号の磯竿ではじめて8年になります。数年を経て2号を振っていいだろう、と師匠にいわれ、今年は1.5号に出世しました。

ヘラの浮き釣りでは、私たちのフナ投げ釣りよりも細い竿を使えるようになるには長い修業がいることでしょう。奥が深いというか、フナ釣りをする方は、コマセのレシピを明らかにしたのを知りません。使っている針の名前やサイズ、ハリスの名称、長さ、などについても私のように恥を忍んで公開しているブログも見当たりません。

微妙なあたりに合わせて、細い竿で時には40cm前後のフナを釣ったり、一気に70cm級の鯉に竿を持っていかれたりする釣りですので、スリル満点です。1.5号の竿のバランスは私の癖もあるので、どの位のコマセの量や、ミミズの数、錘の重さが合っているのか、不安があります。3号を使った当初、いきなり竿先を折ってしまいました。



24日の潮汐は最初、石狩川の下流から潮が込んできますが、丁度中間の時間帯から潮が引いていきます。通いなれた月沼でも、混雑する千石場所で釣るか、自分のペースで岸寄りに釣り座を設けるか迷っています。陽が上がって食いが立ってから潮が引いて川下の右に流れるのを見越してみんなの一番右に入るのがいいのではと思っています。コマセもフナも右に集まるでしょう。