ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

身体も脳も元気を保つ釣り

2015-07-08 12:00:12 | 釣り
脳細胞の数は、1000億個。40歳を過ぎると10年で5%減少します。1年で5億の脳細胞が減り、1日にすると136万個減る勘定です。脳の容積のおよそ3分の1以上委縮すると認知症が始まると言われております。アルツハイマー病の脳は、病的委縮で減少が速いが、誰もが生理的に委縮して行きます。脳細胞のうち、10分の1が情報をやり取りする神経細胞ニューロン。ほかの90%前後の脳細胞はグリア細胞といい、脳の栄養や免疫を司ります。



一日10万から20万の脳のニューロンが、秋になると葉が枯れて落ちるように、アポトージス(プログラムされた細胞死)などのメカニズムによって減って行きます。脳の容積が減って委縮して行きますが、側頭葉の海馬が今知った知識、短期記憶を司る場所ですので、ここのニューロンの減少によって記憶に残らない状態に向かいます。しかしワーキングメモリーと言って努力で「ひと」らしく生きるとネットワークが広がります、前頭葉に拘わります。新しい知識を理解するのです。数字だけでも憶えましたか?

身体も元気、脳も元気を保つために、新しいニューロンが生成されてもわずかでしょうから。20万個のアポトージスに負けないよう、脳を活発に刺激することによって、20万個以上の新しいニューロンのネットワークを造って行くことが必要です。自分でやるしかないのです、認知症の予防をしなければ、釣りバスにも乗っけて呉れないでしょう。楽しい老後の釣りは心もとないことになるでしょう。同じ釣り場でも新しい発見を見出し感動することです。進んで億劫なことに挑戦するのです。

ヒトの名まえがすぐ出てこなくなっています。「ど忘れ」「物忘れ」は、記憶の引き出しとの連携が切れかかっているのです。脳の中のつながりを強化するために、きちんと憶える。ネットワークのつながりを多くする。書く、見る、聴く、声を出すなどして、新しく生まれるネットワークに新しい知識をつなぎとめる努力をすることです。おしゃべり効果は、ひとりでおしゃべりしていると、気がふれたと思われるでしょうから、テレビやラジオを見たり聞いたりして、怒ったり、悲しんだり、意見をぶっつけるといいでしょう。「テレビに向かって怒ったってしょうがないでしょう」とカミさんに言われますが。新たな感動を得るようにすべきでしょう。高校や大学の同期会や同窓会の仕事に絡むことによって、ニューロンの減りに見合うだけのインプットを得ておりますのでありがたいと思っております。