ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

時には茶の心を

2014-12-09 20:27:07 | 釣り
北一条通りに面した酒場の片隅で釣りバスの日程などを打ち合わせる釣り会の幹事会が開かれた。
午後7時半にはまだ間があったので、Gホテルのグランビスタギャラリーで「内田繁と四人の作家による現代茶の湯道具展」を鑑賞していた。

午後7時半は、通常の宴会の開始には遅いので、多分午後17時半だろうと勝手に決め込んで早々と会場のホテルにやってきていたのだった。許可を得て、スマホで写した最初の投稿画像である。

江戸時代、捉えられた受刑者は、石など投げつけられるように、目の粗い網籠に入れ市中引き回しをしたのちに獄門に曝した。この竹籠を連想するのか、日本では、展示に、二の足を踏むところが多かったと言われているが、アメリカでは評判が良かったと説明していた。日本史が好きな私もなんかひっかかるものがあった。室内に置いて、実際に使われたのだろうか。

しかし、茶室も道具であるという解釈、紫綬褒章を得た土田さんの意欲が感じられた。この茶室の中で、お茶を飲むのも一興だろう。同期会が熱海で持たれた時に、史実に基づいて復元された黄金の茶室で有名なMOA(Mokichi Okada International Association)美術館を数人で訪問したことがある。利休が造ったという説の方が優勢になっている黄金の茶室は、わびと異質、この竹造りも一つの趣向で、象徴的に挑戦したのか、などと考えていた。