俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

枯葎

2023-12-26 | 俳句・冬・植物

 

 

坂道の車を避けて枯葎

 

 

 

 

 

 

ものに絡みもつれたまま枯れ果てている葎をいう。

 

 

 

 

 

 

主に金葎(かなむぐら)のことだが、これと限定せず、枯れたままものに絡みつく蔓草ととらえてよい。

 

 

 

 

 

 

夏の間は繁茂するが、冬の枯れ朽ちた様子は哀れである。

 

 

 

 

 

 

狭い坂道を上ろうとしたら車が来たので端に避けた。

すると、そこには暖かそうな色をした枯葎があった。

 

 

 

 

 

青空を独り占めせり枯葎

 

 

 

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冬晴

2023-12-25 | 俳句・冬・天文

 

 

冬晴や畑のなかの屋敷森

 

 

 

 

 

 

冬の晴天をいう。

太平洋側では晴れの続く日が多い。

 

 

 

 

 

 

寒い日が続いたあとに青空が広がり、穏やかな暖かい日がやってくる。

 

 

 

 

 

 

「冬日和」は、穏やかに晴れ渡った冬の日和をいう。

 

 

 

 

 

 

冬晴となり、風物がはっきりと見えた。

そんな景色として、畑の中の屋敷森があった。

 

 

 

 

 

真白きは給水塔や冬日和

 

 

 

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クリスマスイブ・聖樹

2023-12-24 | 俳句・冬・行事

 

 

漆黒の空に聖樹の灯りけり

 

 

 

クリスマスマーケット

 

 

クリスマスの前夜。

12月24日の晩をいう。

 

 

 

キャンドルナイト

 

 

 

クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝う祭りで、12月25日に行われる。

 

 

 

 

 

 

最近では日本でも各地でクリスマスマーケットが開かれ、若い人たちで賑わっている。

 

 

 

 

 

 

広場に大きなクリスマスツリーが設けられていた。

それは、漆黒の空のもと点灯され、美しい輝きを放った。

 

 

 

 

 

クリスマスイブの歌声コンコース

 

 

 

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枯芝

2023-12-23 | 俳句・冬・植物

 

 

枯芝に犬を連れねば手の空きて

 

 

 

 

 

 

庭の芝生や野原の芝草が冬に枯れること、また、その芝草をいう。

 

 

 

 

 

 

一面茶色になった芝は、日が降り注ぐと暖かそうに見え、風や曇の日にはいかにも寒々とした感じになる。

 

 

 

 

 

 

枯芝には椋鳥や鶫が降りて、虫を啄んでいたりする。

 

 

 

 

 

 

枯芝には犬を連れて歩いている人があちこちに見られた。

こちらは犬を連れていないので、手持無沙汰であった、

 

 

 

 

 

人を見ずマレットゴルフの枯芝に

 

 

 

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冬至

2023-12-22 | 俳句・冬・時候

 

 

雲浮かぶ冬至となりぬ川堤

 

 

 

 

 

 

二十四節気の一つで、太陽の黄経が二七〇度に達したときをいう。

陽暦十二月二十二日頃に当たる。

 

 

 

 

 

 

北半球では一年のうちで昼が最も短く、夜が長い。

 

 

 

 

 

 

この日を境にまた日が長くなってくるところから「一陽来復」ともいう。

 

 

 

 

 

 

川堤を歩いた。

今日は冬至。

切れ切れの雲の浮かぶ日となった。

 

 

 

 

 

近づくは月と木星冬至の夜

 

 

 

コメント (2)
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