俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

薺の花

2018-03-21 | 俳句・春・植物




花薺サッカーボール転がり来



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アブラナ科の二年草。

道端や田畑などに自生する。

春の七草の一つ。







三~四月頃、茎の先に白い十字形の小花を密集してつける。

果実が逆三角形で三味線のばちに似ていることからぺんぺ

ん草、三味線草ともいわれる。







薺の花が群がって咲いていた。

そこへ子供が蹴ったのか、サッカーボールが転がってきた。






サイクリングコース離れて花なづな



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木五倍子の花

2018-03-20 | 俳句・春・植物




尺競ふかに垂れてをり花木五倍子



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キブシ科の落葉低木。

山地に自生する。







三~四月頃、葉に先がけて多数の花穂を垂らし、淡黄色の

小花を密につける。

雌雄異株で、雄株は黄、雌株は緑の花。







種子をヌルデの五倍子(ふし)の代用に黒色染料として用い

たところからこの名がついた。







木五倍子の花が長々と垂れていた。

それは、まるでその長さを競っているかのように見えた。






花きぶし地に引く力あればこそ



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辛夷

2018-03-19 | 俳句・春・植物




束の間の薄日なりけり花辛夷



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モクレン科の落葉高木。

日本特産種。

日本各地の山野に自生し、栽培もされる。







三~四月、葉に先立って芳香のある白い六弁花をつける。







蕾または果実の形が拳に似ているからこの名がついたと

いわれる。







曇っていたが、太陽がうっすらと見え、満開の辛夷に束の間

の薄日が差した。






辛夷まだ痛んでをらず散策路



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春の鳥

2018-03-18 | 俳句・春・植物




春禽を見上ぐる人のもう一人



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春に鳴く鳥をいう。







春は、繁殖期を迎えた鳥が活発に活動するため、家の近く

や野山に姿を見せる。







薄紅梅に目白がきて花の蜜をせわしなく吸っていた。

それを見ていると、近くにもう一人その鳥を見ている人がいた。






植物園に美しき声して春の鳥



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春蘭

2018-03-17 | 俳句・春・植物




春蘭の木洩れ日に花擡げけり



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ラン科の多年草。

山林や低地などの日当りのよい所に自生する。

観賞用に栽培もされる。

「ほくろ」「じじばば」とも呼ばれる。







三~四月頃、花茎の先端に、淡黄緑色で紅紫色の斑が入

っている花をつける。







木洩れ日の中に春蘭が花をもたげて咲いていた。

よく見ないと、葉陰で見落としてしまうところであった。






春蘭や武蔵千葉氏のをりし地に



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