俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

樒の花

2018-03-24 | 俳句・春・植物




人をらぬ日向ありけり花樒



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シキミ科の常緑小高木。

宮城県以西に自生する。

三~四月頃、葉腋に淡黄白色の小さな花をつける。

枝も葉も特有の香気を放ち、果実は猛毒。

平安中期以降からは仏事に使われたため、寺社や墓地など

に多く植えられている。








《奥山の樒が花の名の如やしくしく君に恋ひわたりなむ》(20

・四四七六)大原真人今城と万葉集に樒の歌が載っている。

古くから人との関わりがあった花なのだろう。







人が誰も来ないようなところに樒の花が咲いていた。

そこは、よく日が当たるところであった。






花樒「忍」の一字を負ふやうに



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