
枇杷の実に触るることなく仰ぐのみ
バラ科の常緑高木。
中国の中・南部地方に原生する。
日本では大分、山口、福井県などで野生が見られる。
果樹として栽培される。
十一月頃、帯黄白色の佳香ある小花をつけ、翌年五月頃、頃倒卵形の果実を結ぶ。
果実は黄橙色に熟す。
半透明の内果皮を食するが、少し酸味があり、甘未も強い。
散策していると道端に枇杷が生っていた。
美味しそうだが、枇杷には触れることなく、見上げるだけであった。
枇杷熟れて甦りけり母の声