俳句の風景

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鵜飼(2)

2013-08-02 | 俳句・夏・人事




鵜篝の風にたばしる舳かな


時折、強い川風が吹くと鵜篝の火の粉が飛ぶ。







鵜たちにも火の粉が飛び散り、大丈夫かと心配になる。

しかし、芭蕉もこの情景を見たのかと思うと、一気に時代を遡ったよ

うな錯覚に陥る。

何とも幻想的な漁法である。







金華山の麓での鵜飼は佳境に入り、夜も更けてゆく。







長良川の鵜飼は六戸の家で男子に伝承され、その六艘が最後には

一堂に並んだ。







その脇をわれわれの屋形船は通過し、次第に遠ざかって行った。






六艘の並ぶ鵜舟を後にせり



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