22日の火曜日、高松市内町にあるハニカムカフェさんで、「晴耕雨読・不二才」醸造元の佐多宗二商店の東さんを招き、焼酎とお料理の勉強会をしてきました。
今回は佐多宗二商店の東さんと2月に一緒に飲んだ時、焼酎の会をやりたいね!との話から具体化しました。
前々から「食材の味と、焼酎の甘い香りとが、どうマリアージュするのか見てみたい」と考えていたので、ハニカムカフェの山中社長に相談して、今回の「焼酎とお料理を楽しむ会(勉強会)」を開催しました。
それでは、どのようなマッチングをしたのかを、ご案内します!
焼酎は「不二才」と「晴耕雨読」をメインに、限定の「不二才醅(無ろ過)」も用意。
ワタナベ酒店からは不二才の8:2、7:3、6:4、5:5の前割りしたものを作ってきました。(↑写真の900ml瓶)
蔵からの出品として、不二才と晴耕雨読を仕込み水であらかじめ6:4に前割りしたものを持ってきて頂きました。(↑写真の1.8L瓶)
↑ 東さんの晴耕雨読のはっぴです!かっこいい!!
すべて、ワイングラスで頂きます。
それぞれのグラスに、割合(度数)の違う前割り焼酎を注いでいきます。
まずは、一通り度数違いを4種類ティスティングします。
そして、佐多宗二商店の東さんの挨拶
スキンヘッドで、ぱっと見イカツイですが、とても気さくでやさしく、情熱的なお人柄です!
一品目のお料理は
青と白の野菜!
ワイルドルッコラ、セルバチカ、プンタレッタ、かぶ
そのまま食べます!
青の野菜は芋焼酎には合わないとのことでしたが、香りの強い青野菜で試してみることに・・・
ワイルドルッコラは、花も含めて食べますので、噛めば噛むほど複雑で強い香りが口中に広がります。
かなり味が強いので焼酎は、度数の高い7:3(alc17.5度)が強さ的には良かったです。
でも、すごく合うかというと正直微妙でした。。
かぶは唯一白色の野菜の部位ですので、ほんのり甘みがあります。焼酎は5:5(alc12.5度)がスッキリさの中に甘みを感じ良かったです。
◎ホワイトアスパラ、ヤングコーン、フルーツトマト
アスパラは昆布出汁のお浸しにし、ヤングコーンは塩ゆで、トマトはキンモクセイの花のジャムで漬けたものです。
とても濃厚で甘いトマトは、度数の濃い不二才8:2(alc20度)とベストマリアージュでした!!
トマトの甘み、酸味と不二才のほっこりと甘い芋の香りがめちゃくちゃよく合いました!!
ヤングコーンは、穀物系で噛むほどに甘みが出て、これは7:3(alc17.5度)と良かったです。
アスパラは、甘みはさほど強くないので、6:4(alc15度)と合います。
一品目の野菜(生)→二品目の野菜(茹でる・漬け)でここまで焼酎に合わせやすくなるのだと、参加者全員驚いていました!
山中社長曰く、あえて青の野菜には芋焼酎は合わない。との「合わないことを体験する大事さ」を実感しました。
続いて
◎紅あずま(焼き芋)、朝取れ筍(生クリーム醤油)
紅あずま!!山中社長がこの日のためにわざわざ九州から取り寄せてくれました!!
本当に美味しい焼き芋です!!食べ合わすと7:3か6:4が甘みが広がり相性バッチリ!
筍は、6:4か5:5のアルコールを下げているものが筍にあっさり感がでてよかったです!
そして箸休めで
◎黒胡麻生麩
ここで、晴耕雨読の6:4(alc15度)蔵の前割り登場です!
そして、焼酎+氷+水でのステア・トゥワイスアップです!
ロックグラスに焼酎と少量の水を注ぎ、マドラーで高速回転ステア(混ぜ)させ、氷を入れずワイングラスに移します。(氷が解けて大体5:5の割合になります。)
そうすることで、焼酎の分子と水の分子がなじみ甘みがよく伸びます!
◎カツオとオレンジマリネ
カツオは血抜きして臭みがありません。あっさりしたカツオの漬けです!
◎シラス・葡萄パン
これは、山中社長曰く、「甘・辛・酸・渋・苦」の五味を感じられるお料理だそうです。
どんな味がするのだろう?と一同興味津津!!
これ、斬新です!!
中に、クリームチーズを挟んでいて、おいし~いです(#^.^#)
不二才6:4がグッド!!
◎鮪醤油の鮪漬け・鮪からすみ
これ、すべて鮪です!!
口中で幸せがいっぱい広がります!!
◎汲み上げ湯葉・海老のソース
海老を丸ごとソースに!!
とても濃厚な海老の風味と湯葉の甘くあっさりしている味わいが最高です♪
晴耕雨読のステア・トゥワイスアップ(5:5)とマリアージュ !!
◎ささ身のもろみ漬け・五香粉
今回頂いたお料理の中で、私が一番大好きだった、ささ身のもろみ漬けです!!
お料理が美味しすぎて、焼酎と合わせ忘れた逸品です!!
◎鴨団子スープ
鴨の旨みとあっさり出汁。
6:4の不二才がバランスが取れました!
◎コールドビーフ・サツマイモのすりつぶし
下にサツマイモのすりつぶし、上にローストビーフを冷やしたコールドビーフを乗せています。
ここで、「不二才醅(無ろ過)」が登場!!
不二才醅(無ろ過)をステア・トゥアイスアップします。
ビーフとサツマイモを一緒に食べ、咀嚼した後、その余韻と不二才醅(無ろ過)の油分とがマリアージュです!!
最高の瞬間でした!!
◎鯖寿司・ねりもの
今度は普通の不二才のステア・トゥアイスアップと合わせます。
こちらもかなり好相性です♪
これは、不二才醅(無ろ過)ではなく、あくまで普通の不二才が甘みの広がりのニュアンスが合います!
最後に、デザート
あまおう・黒蜜・ホイップ・ヨーグルト
こんな感じで、ひとつずつお料理と焼酎の度数違いでマッチングを試みました。
今回の会で、焼酎は旨み成分が強いのではなく、香り成分によって甘いとか濃厚とかを感じられ、また度数の違いによって、
香りの広がりが全く違うことを学ぶことができました!
開始が19時30分スタートで、なんと終了時間が23時30分の約4時間の勉強会となりました!
参加された方全員、「えっ、もうこんな時間!?」と、時間を忘れるほど、真剣に食べ合わせを楽しんでおりました。
最後に、今回この日のために鹿児島からお越しくださった、佐多宗二商店の東さん、素晴らしいお料理とご提案をしてくださいました
ハニカムカフェの山中社長、楓さん、そしてお忙しいところお集まりくださったお客様、本当にありがとうございました。
最後に、今回の会の雰囲気が伝わる!?写真を一枚☆
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