先日、久しぶりに飲食店さんと一緒に勉強会を開催しました~(^O^)/
今回は「日本酒とワインの酸」をテーマに、瓦町の「串揚げ暁」さんにて食べ合わせしながら掘り下げていこう!!とのことで勉強してきましたのでご報告致します~!!
真剣な表情で仕込みをする、二宮店主!!
今回勉強会に出品したお酒はこちら↓
写真左から
酉与右衛門 特別純米美山錦生原酒
川村酒造 岩手県
爽やかなリンゴやほのかに柑橘系を連想させる果実香
味わいは酸をベースにクリアーな甘みが広がりちょうど良い余韻で切れていきます。
アマリージョ
ダイヤモンド酒造 山梨県
レモンやグレープフルーツの柑橘系の酸を感じる香り
味わいは、酸っぱすぎず心地よい果実味が広がり余韻で甘みと酸が綺麗にまとまります!
花巴 水もと純米生原酒
美吉野醸造 奈良県
乳酸菌飲料、または杏や梅の果実香、ほのかにチーズのニュアンスも感じる複雑な香り
酸は強いですが、甘みがうまく酸をコーティングしてくれます!
室町時代の醸造法「水もと」で仕込んだ個性派のお酒です。
シャルドネ樽発酵
ダイヤモンド酒造 山梨県
開栓したては樽香がとくに強い感じですが、しばらく置くとオイリーさが出て落ち着いた香りになります。
自家畑でシャルドネを栽培し、樽発酵で醸造!
力強さとエレガントさを感じます。
初めに、私から挨拶をさせてもらい、ムード作りに一枚パシャリ☆
初めのお料理は
〇菜の花のおひたし(生湯葉・ハナビラダケ・ホタルイカ)
上品な味付けです!!
酉与右衛門はどれでも無難に合う!
白ワインのアマリージョも負けてはおりません!
湯葉や春菊、どれでも対応できます!!
ホタルイカのみ、マリアージュには・・・??ですが、外国品種の白ワインだとホタルイカのように香りが個性的なものと合わすと臭みが増すことが多いのですが、甲州ワインは臭みが出ることはほとんどないように思います!!
日本の風土で育った甲州葡萄が和食に合わしやすい所以がここにあるのでしょうか!?
ホタテとエビの蕪あんかけ(春菊)
蕪あんかけ!!こちらも上品!!
意外にも、春菊とアマリージョ(白)が合いました!
春菊の苦みに、アマリージョのキュッと引き締まる酸・・・・なるほど!
ヨコワのマリネ(オレンジ、柚子胡椒風味)
色合い鮮やかです!!
まるで白いキャンパスに芸術的な絵が描かれているようです!!
これは、酉与右衛門でもアマリージョ(白)でもどちらでも合います!!
ここで、花巴 水もと純米にごりを開けます!
このミニトマト甘~い(*^_^*)
花巴とトマト!めちゃくちゃ合いました~!!
続いて、揚げ物です!
タラの芽
いいですね~(^o^)!
春を感じますね~!!
ここで、シャルドネ樽発酵を開けます。
開けたては樽香が強いので、合っているかと言えば△ですが、揚げ物の衣の油と樽の風味が近いものを感じました!!
アマリージョ(白)は無難になんでも合いますね~(^o^)!
金目鯛
ふわっふわで脂が乗っています!!
おいし~ぃ(#^.^#)
エシャロット
エシャロットは花巴水もと、シャルドネ樽発酵の両方マリアージュしました!
素材の旨みを引き出すのは花巴!
素材に寄り添うのはシャルドネ!
うさぎと芽キャベツ
うさぎ!!
・・・はじめて食しました。。
臭みはなく、わりとあっさりしてました!
ロマネスコ・リンゴ・生ハム
牡蠣ベーコン(ブルーチーズ生クリーム)
牡蠣とベーコン、そしてブルーチーズ!!
この組み合わせ・・・センスいいです♪
これは、ブルーチーズと花巴水もととの相性抜群です!!
野生の乳酸菌や酵母の織りなす、絶妙なハーモニー♫♫
そして最後に
クリームコロッケ
最後は、シャルドネ樽発酵が真価を発揮しました!!
とろっとしたクリームの味わいと、樽発酵のオイリーさがまるで調味料のようにプラスされて好相性でした!!
こんな感じで、日本酒の酸とワインの酸を意識しての勉強会をやりました!
根本的に原料が違うこの二つのお酒ではありますが、共通点としては「酸」は食事をしているときには、存在感を出したり、引き締めたり、様々な部分で大きな役割をもっていること分かりました!!
日本酒の酸とワインの酸、それぞれをうまく使い分けてお料理と食べ合わせてみると、より一層食が楽しいものになるのではないでしょうか(^^)v
お料理を提供して下さった、串揚げ暁の二宮店主、従業員の亜衣ちゃん、参加して頂いた飲食店の皆様!!
本当にありがとうございました!!