ワタナベ酒店

さぬき高松にある地酒地焼酎専門店、渡辺酒店のブログです。
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次世代の酒蔵!

2010-09-10 10:43:20 | その他

先日、愛媛県砥部町の「初雪盃」醸造元、協和酒造さんに行って参りました~!

酒造りの製造責任者でもあるご子息さん三谷茂さんを訪ねてです!

今、「初雪盃」がとても熱い!!

そう感じるようになったのは、今年(21BY)の純米酒、「純米松山三井70%無濾過生原酒」と「純米松山三井60%無濾過生原酒」の2タイプを飲んでからです!(只今、品切れです。来年の新酒をお楽しみに~)

70%精米のものは7号酵母を使用し、パンチのある味わいに!
60%精米のものは9号酵母を使用し、やさしい旨味を追求!
うまく、2タイプを表現されました!!
(この2タイプは特に意識をして丁寧に醸されたそうです☆) 

そして、春は新酒の生原酒→夏はスッキリ低アルコール酒→秋は円熟した、ひやおろしを・・・とても季節感を大事にされています!

実は、夏と秋の間にもう一つ、新ジャンルが出来たんですよねぇ~♪

夏の疲れを癒すこの季節、そして燗も愉しむ「ひやおろしのお酒」には早すぎるそんな季節に飲むお酒の事で、いにしえより使われている いい言葉がありました。

「夏越し酒(なごしざけ)」

夏のなごりを残すこの季節にぴったりのいい言葉ですね。
涼を感じる冷たさでお飲み頂き、残暑疲れを吹き飛ばしてくださ~い~~!!

今、蔵から出荷されている「初雪盃 純米吟醸 月光」の肩貼りに貼って新登場!!

      ↓↓↓

  

初雪盃 純米吟醸 月光 夏越し酒

1.8L 3000円(税込) 720ml 1500円(税込)

 

蔵にお邪魔してすぐに、10月1日発売の、ひやおろしの試飲をさせて頂き、今年の出来栄えをチェックさせていただきました!

昨年のひやおろしは、スッキリ系。
今年のひやおろしは、芳醇旨味系!!と、かなりインパクトのあるタイプに仕上がっていると思います!!燗もバッチリ!!”お楽しみに~(^^)v””

 

久しぶりの、見学になりましたが、とにかくスッキリと蔵の中は片付けられ、仕事がしやすいように工夫されていました。

「一人で酒造りをしているので、余計なものは処分してるんです」との事・・・!!

最小限の設備で、出来ることを一生懸命することこそ、その蔵の個性や丁寧さが、飲む人に伝わるんですね!

  

 

蔵の中を一通り見て回った時、「渡辺さん、面白いものがあるので、味見してください」と三谷茂さん。

貯蔵タンクの奥の方へ案内され、そこで見たものは・・・

「斗瓶取りの本醸造生原酒の熟成もの」

「どうしたんですか!?これは??」と聞くと・・・

「実験的に常温で熟成させるとどうなるのか見てるんです」と・・・ 

スポイトの大きいもので、斗瓶の中のお酒を取り出す・・・

きき猪口に注ぐと、なんとも言えない琥珀色したお酒がとろ~り

 

◎18BYの本醸造無濾過生原酒斗瓶取り

香りはカカオの様な熟成香、さすがにいい感じで枯れて旨味が出てきています。

◎19BYの本醸造無濾過生原酒斗瓶取り

思ったほど、熟成香はついていません。するりと口中に入り、甘みが伸びてゆきます。

 

茂さんとお話して思ったことは、どんな意見でも貪欲に耳を傾け、次はどう展開していくのかと常に考えて、挑戦されている方だなぁと実感しました!!

蔵に帰ってきて、約5年ほど、まだまだ手探りで造りに対しては模索中だそうですが、私個人からすれば、今の初雪盃のお酒は、今までで一番好きです!!

これからも、意見交換をして、お互いが良い方向に進んでいける間柄でありたいと心から思います。

三谷茂さん、ご家族の皆さま、お忙しいところご案内頂き、本当にありがとうございました!

最後に、蔵の中で「初雪盃」のお酒をパシャリ☆

 

 



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