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日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

めくるめく宝塚の世界*「清く正しく美しく」

2007-06-10 | 音楽・演劇等

すみれのは~な~さく~ころ~。めくるめく宝塚の世界をレポートします。

ヅカファンの友人に誘われ宝塚歌劇団初体験。宝塚は1914年(大正3年)発足以来、長い歴史を持っています。詳しいあゆみはこちら

東京・有楽町の宝塚劇場の入り口を入れば真っ赤なじゅうたんと階段。ゴージャスな内装ながらペットボトルのお茶は160円。サンドイッチや、たくあんの黄色がまぶしいおにぎり弁当も普通の値段で売られ席で飲食もOKという庶民性も兼ね備えています。

もともと阪急電鉄の小林一三社長が、宝塚温泉の集客のために結成したとのことで、歌舞伎と同じく大衆芸能としてスタートしたことを思い起こさせます。

今日の演目は「さくら」と「シークレットハンター」(星組)。内容はミュージカルとレビューと考えていただければ。両方の演目とも男役トップ(星組は安蘭けい)が主役をつとめます。ショーを見ているうちに主役も脇役も、男性役の方々が本当に男性にみえてくるのが不思議です。絵に描いたようなヒーローぶり、洗練された身のこなし、ホント、理想の男性像ここにあり、という感じです。(せりふが昔の日活映画調のキザな感じで私は体中がちょっとこそばゆかった・・・)。

第一幕、第二幕ともに絢爛豪華な衣装で、かつセットも工夫が凝らされていて目の保養になります。とくに一幕の「さくら」の和服や光を多用した演出はきれいでした。ショーの最後にスターの顔見せで皆が羽根を背負って階段を下りてきたのには度肝を抜かれました。これは宝塚公演の「定番」とのこと。

また、印象に残ったのは踊り、歌のすばらしさです(特に、娘役の遠野あすかの澄んだ歌声)。タカラジェンヌの皆さんは主役級の方々に限らず、数十名のラインダンスなど一糸乱れぬ踊りで、宝塚歌劇団の層の厚さ、レベルの高さを実感。おそらく私が今まで見た劇団○○などのミュージカルや劇の中で一番上手ではないかと思いました。プロの凄みを感じました。

ビジュアル系バンド元祖のようなお化粧や、女性が男性を演じるという歌舞伎の逆転型に抵抗がある方もいらっしゃると思います。実は私もそうでした。

なので今回も、「私には遠い世界だけど、せっかくのお誘いだから社会勉強に」というくらいの気持ちで行きましたが、ファンの方の気持ちがちょっぴりわかった気がします。純粋にエンタテイメントとしてみた場合、本当に良くできています。

(上述のようにちょっと劇はせりふがこそばゆいので)踊りと歌だけのショーがあればぜひまた行きたいです!しかも生オーケストラです!これだけの人数を擁した、しかも趣向を凝らしたステージでチケット代もお手ごろ。

友人は「仕事やプライベートで嫌なことがあってもこの華やかな世界を見れば忘れられる」と言っていました。いままでTVでちらりと見るぐらいであまり興味を惹かれなかった皆さんも機会があったら一度いらしてみてください。きっと私のように印象が変わるはず。宝塚ビギナー用コンテンツもサイトに用意されています。まずはコチラをクリック!

そういえば、宝塚のテーマは「清く正しく美しく」でした。いまや死語かもしれませんが日本によみがえらせたい言葉の一つですね。

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