草間 弥生(正しくは草間 彌生)のオブジェが印象的な松本市美術館。
草間 彌生は黄色と黒の配色の「かぼちゃ」が有名な画家です。松本市出身とのことで、彼女の作品が玄関先だけでなく、常設展示として美術館内にも多数飾られていました。
電飾を使った作品、鏡張りの作品など、見るだけではなくそれぞれの小部屋に入って実際に体験するものもありました。
私は草間 彌生の作風はあまり好みでなく、色使いやトレードマークの水玉が「怖い」と感じてしまいます。
写真の花のオブジェなど、見ようによっては村上隆の作品イメージとも重なりますが、村上隆のポップな商業主義的な明るさとは一線を画し、ただ可愛らしいのではなく、赤い花に食べられてしまいそうな「毒」を感じます。それだけに力強い作品といえるかもしれません。素人の感想ですが・・。
ファンの方はぜひ訪れられると良いと思います。ミュージアムショップにもグッズが色々おいてありました(かぼちゃの携帯ストラップなど)
私が好きだったのは、同じく松本出身の田村一夫の絵。素朴なタッチ、柔らかな色調が静謐さのなかにこもったエネルギーを感じさせます。特に「湿原」には惹かれました。
↓美術館の中庭。レストランもあり、パラソルの下でお茶もいただけます。彫刻の周りに、流木を使って地元の小学生が作ったオブジェが飾られています。ワークショップを随時開催しているそうです。他にも東京都現代美術館でも小学生の絵が飾られていたことがありますが、たぶん全国の各美術館、博物館でワークショップが企画・実施されているのでしょう。
子どものときから芸術に親しむ機会が増えることで、美意識が養われていく、また広い趣味を持つきっかけになるのではないでしょうか。
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