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藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

城戸千楯の記録

2011-05-30 12:07:30 | Weblog

 文政13年の京都の地震に付いて、城戸千楯はその記録を国学者流に、発生した7月2日以降その地震が収まるまでの約20日間の貴重な記録を残しています。

 まず、余震の数について、「・・度ばかり」と大体の回数に付いて記録しています。

 地震が起きた翌日3日から4日の朝にかけての余震に回数に付いて、次のように書き残しています。
 この日は「八、九十遍にやあらん」と、やく8,90回と云う風に記しています。
 四日は「昼夜にかけて四、五十度にも及ぶべし」。
 五日目は「二、三十度斗なるべし」。
 それが六日になると「昼夜かけて十二、三斗」。
 七日八日は「昼夜七ツ八ツ斗づゝ、
 八日夜余程大きなるゆり五七度に及ぶ、夜寅の刻斗り也」。
 九、十日頃から十四日まで「今日に至り大小はありながら、一昼夜に五ツ六ツ、或いは三ツ四ツづつ地震す」
 と。

 次に余震の回数が書いてあるのは二十三日で、「昼夜三度斗地震」と。此の間は体に感じた地震はなかったのでしょうか書いていません。20日ぐらい経ってからようやく落ち着いたのでしょうか。

 それがどうでしょうか、今回の東北地方を襲った巨大地震では、4ヶ月も経過しているのですが、未だに余震の報道があり、「東北地方ばかりをそんなにいじめなくても」と云う思いにかられている現在です。そんな事を考えると、今回の地震は、今までで、日本の歴史上から云っても、最も大きかった地震ではなかったのでしょうか。

 あの神戸の大震災の余震は発生から何日ぐらいして終息したのでしょうかね。記憶にはないのですが、おそらく1ヶ月や2ヶ月は余震が続いていたのではないかと思われますが???


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