映画「愛を読む人」を見てきました
ケイト・ウインスレットが本年度のアカデミー主演女優賞を受賞した作品ですが
なるほどと思う素晴らしい演技でした
相手の少年を演じた新人俳優の初々しい演技もとても良かったです
最初この映画は単なる恋愛映画かと思ってました
たしかに前半は15歳の少年と母親程も歳の違う年齢の女性との恋愛がテーマで進むのですが
後半はナチス時代の犯罪をどのように考えるかという重いテーマが加わって
深く考えさせられるお話でした。
かって愛した女性が戦犯として裁かれる法廷での思わぬ再会
そこで彼は彼女の悲しい過去を知り自分はどうすべきかの葛藤が始まる・・・
彼は刑務所にいる彼女のもとへ朗読テープを送り続けるということで彼女への思いを表したのでしょうか
ここでタイトルの「愛を読む人」の意味がはっきりしました
原作はドイツの法律学者ベンハルト・シュリンクの「朗読者」というベストセラー小説なのだそうだ
そんな事も知らずに見た映画でした
原作は映画の先か後かは議論が分かれるところですが
映画を見て感銘を受けた私は原作も読まなくてはと早速本屋へ走りました
どちらが良い悪いというのではなくその感激が倍になれば最高です