ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

小説「まいまいつぶろ」

2023-10-11 13:16:34 | 日記・出来事

コムラサキが綺麗に色づきました

 

10月からNHKでドラマ「大奥シーズン2」が始りました。

原作はよしながふみの漫画で過去何回も実写化されていたそうですが

当時は興味もなく無関心でしたが今年1月にNHKで「大奥1」として放送されたものを見て

考えを改めました。面白いです

男子のみが罹る謎の疫病が流行し男子の数が激減した江戸時代という設定で

男女の立場が入れ替わり女性が将軍として君臨し仕えるのは男たちという男女逆転の世界。

フィクションではありますが事実をうまく取り入れた構想に作者のうまさを感じます

今回のシリーズでは謎の疫病「赤面疱瘡」という病を治そうと奔走する医療編という事で始まりましたが

今後幕末に向けてどのように展開していくのかが楽しみです。

そのドラマの中で印象に残ったのが9代将軍家重

ほとんど何も知らなかった家重でしたが三浦透子が熱演した家重を見て

家重には障害があったという事を知り興味を持ちました。

ちょうどその頃、村木嵐著の「まいまいつぶろ」という本を知りました。

家重は今でいう脳性麻痺で言語や手足に障害を持ち失禁した尿を引きずった跡が残るため

「まいまいつぶろ」と呼ばれて蔑まれていた事。

そんな家重と唯一彼の言葉を理解できる側近・忠光との身分を越えた深い信頼関係を描いている本です。

自分を理解してくれる人の出現で愚鈍と言われた家重が将軍職につき田沼意次などの優秀な人材を見出し

将軍職を全うしたという通説を覆す物語もあながち嘘ではないと思わされる内容。

また将軍の言葉を都合よく伝えているのではとの周りからの非難の声にもめげず

己を曲げずただひたすら家重に寄り添い、支え続けた忠光という人も素晴らしい。

*忠光は実在の人物であの大岡忠助の遠縁に当たる人だそう

信頼と強い絆で結ばれていた二人の関係に胸が熱くなります。

自分を本当に理解してくれる人との出会いで人生が変ったともいえる家重、

彼は忠光の死後将軍職を退き後を追うように没したというのも二人の関係の深さを思わせるものでした。

例年ならとっくにビオラや春のお花の種まきを終えていたのですが

今年はずっと30度超えの日が続いていたので失敗を避け、10月に入ってやっとそれを済ませ

何とか芽が出てきました。

上手く育ちますようにと毎日眺めています

 

 

コメント (8)
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富士山宝永火口を歩いてきました

2023-10-03 15:02:12 | 日記・出来事
水ケ塚公園からの富士山は宝永火口が真正面。
ちょうど雲がかかっていて煙を吹いているよう?
  
 
少し前「富士山須山口登山道を歩く」というイベントに参加
富士宮口5合目から宝永火口縁を通り水ケ塚公園まで抜けるコースを歩いてきました。
このイベントは裾野市の富士山学習会というちょっといかめしい名前がついているものでした
東京や浜松など遠くからの参加者もあり25名ほどのメンバーでした。   
水ケ塚公園からバスで標高2400mにある富士宮5合目登山口まで行きそこから登山開始。
市が主催する山行なのでかどうか、安全のため全員ヘルメット着用してくださいと言われ
ヘルメットなど被ったことがないので何だかしっくりしなかったけれど…
   
 
富士宮登山口には以前はレストハウスがあったのですが数年前放火事件があって
焼けてしまい、今は建物はなく簡易トイレのみがあるという淋しさ
富士吉田口のにぎやかさを見るにつけ何とかならないのかと気をもむ県民の一人です。
さあ、いよいよ出発
いきなり急登が始り歩きにくい砂利道が続く。
ガイドさんから過去にここで早くもリタイアしてしまった人もいると聞く
 
 
歩き始めて30分ほどで6合目の山小屋が見えてきました
私達はそのまままっすぐ進み火口を目指しますが
小屋を横に左へ進めば7合目、山頂への道です。
私は高校生の時ここから山頂を目指したことがあります
若く元気だったあの頃でも山頂までの道のりは大変でもう二度と登りたくないと思ったものでした
 
宝永火口迄たどり着きました
向こうの見えるのが宝永山
ここには登りませんでしたが砂礫の急坂はズルズル滑って前に進むのが大変だそう
見るだけで良かった~
 
大きく口を開いた火口にはイタドリ、オンタデなどが点々として黄色に色づき始めきれいでした
ここから長い下りが始りました
火山礫の砂道は歩きにくい事
ストック2本に力を入れて滑らないように滑らないようにと下りました
辺りにフジアザミが咲く小天狗塚という場所で昼食
 
ここから先もまだまだ下り、途中滑ってしまった人も出て一層慎重に歩を進め
ようやく平坦な自然休養林のハイキングコースに出てほっと一息つく
 
その林の中に須山御胎内がありました。
鳥居の奥に奥行き10mほどの洞窟があり皆で順番に中に入りました
↑の看板によると浅間大社の御祭神・木花咲耶姫の石像が祀られ
古くから人々の信仰を集めた場であったらしい。
 
須山登山道は室町時代から使われていた古い登山道で
須山浅間神社を起点として水ケ塚、須山口一合目にあたるここ・須山御胎内を経て山頂に至るルート。
江戸時代5合目付近の噴火(宝永噴火)で登山道が崩れたことにより幻の登山道となってしまった事を
知りました。今回令和になって再開されたその幻のルートを歩き富士山の自然と歴史にも触れる事が
出来た山行でした。
でも疲れました~~。
翌日は体中が痛くて体を動かせないほど、ここも二度目は無いかな
コメント (8)
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