ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

OB会と柿田川の湧水

2023-11-25 20:02:48 | 日記・出来事

以前にもブログに書いたことがありましたが

30年ほど前から始まった若いころの職場のOB会。

当初は30人近くが集まる会で当時の課長や部長も参加していましたが

一人欠け二人欠けと高齢になるが故の人数減。

今回で一応このような全体会は終わりにしたいとの連絡もあり

寂しいけれど仕方がない事と最後の会に出かけてきました

出席者は15名でその最高齢は当時の課長の86歳。

社会労務士のお仕事を現役で続けていて週3日ジムに通っているというお元気さですが

耳が遠くなってしまって困っているとの事、

元気そうに見えても高齢者ゆえの悩みは誰しもなんだなあと身につまされました。

元気でぴちぴちだった20代の乙女たちも今や60代、70代、

それでも気持ちは当時のままで懐かしいあの頃の話に花が咲き楽しいひと時でした。

今回の会場は富士山伏流水の湧水で有名な柿田川公園内にある名水で作るお豆腐が有名なお店。

湯豆腐をはじめデザートも豆腐アイスというお豆腐ずくしをいただきました。

食事の後は皆で公園内を散策。

公園内は遊歩道が整備され散策するにはもってこいの場所ですが

今まで今回のように隈なく散策したのは初めてでこんな良いところだったのかと再認識でした。

園内のいたるところから水がわき出していますが中でも一番のスポットが

コバルトブルーの湧水をたたえている第二展望台からの眺め

第一展望台からのわき間(湧水口)からはボコボコと砂が押し上げられる様子が見られ

ここから流れ出た水が柿田川となって流れ下ります

湧き出る水量は一日に100万tを超える量と言われ、その湧水量は日本一です

柿田川は全長1.2キロほどの日本一短い一級河川で

その透明度は四万十川、長良川と並ぶ日本三大清流の一つだそうです。

すぐ横を国道1号線の車が行きかうこんな場所から富士山の伏流水が一日100万tも

湧き出して川を作っているというのがすごい!なとここに来るたびいつも思います。

*湧き出した水が水源となってここから川になっています。

かっては紡績・製紙紙工場などの進出で水質悪化に悩まされていた柿田川ですが

このようなきれいな湧水を保持し名水百選に選ばれるほどに生まれ変わったのは

70年代から始まった地元有志による保護活動のおかげです。

コメント (14)
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初めてがいろいろの旅(高野山)2

2023-11-18 16:46:43 | おでかけ

昨夜の大雨でどうなることかと思った天気も曇り空ながらなんとか雨は落ちてこず

奥の院を訪ねることができました。

厳かな雰囲気に包まれた杉木立の中をいざ出発

一の橋から御廟までの約2kmの参道は樹齢1000にもなるという巨木の杉木立の中に

20万基を超える諸大名の墓石や供養塔、慰霊碑などが立ち並ぶさまは荘厳というほかありません。

名だたる戦国武将の6割以上の墓所があるそうで

戦いに明け暮れた武将たちも死後の世界には安寧を求め弘法大師様のそばで眠りたいとの思いからでしょうか。

お墓の前に鳥居がある場所が多々ありましたが

明治前は神仏習合だったことを思えば不思議な事でもないことでした。

御廟橋を渡ると大師御廟への霊域となるため写真は禁止です

御廟では空海がいまもなおそこに生き、瞑想を続けていると信じられ

この橋を渡って1日2回空海への食事を届ける儀式が1200年以上も欠かさず続けられています。

テレビでみたその様子はなんとも言えず厳かな光景で高野山信仰心の髄を感じさせられるものです。

奉納されたたくさんの燈篭が下がったお堂を通り御廟の前まで進み参拝しました

今年は空海誕生1250年の節目の年だそうです

なのでお祈りの効果も一段と上がるとのガイドさんの説明

願い事はいくらでもOK、ゆっくりたくさんのお願いしてくださいと言われ

いつものお参りの倍以上もの時間をかけてゆっくりあれこれ欲張ってお願いしてきました

帰り道、昨夜の風雨で散ってしまったモミジが・・・

高野山はこれから寒い冬に入るようです。

高野山を後にして奈良の正暦時というモミジの名所へ向かいました

素晴らしいモミジを想像していたのですがまだ色づきは2分ほどとの事で綺麗なモミジは見られず残念

正暦寺は今まで知らないお寺でしたが歴史あるりっぱなお寺でした。

清酒造り発祥の地でもあるとの事でお寺で清酒が販売されているのも珍しかったです。

紅葉が進めばこんな景色が・・・(HPからお借りしました)

創建当時一条天皇の命を受け奈良に下った公家が京を偲んで京風に作り上げたのだとか

広大な敷地が真っ赤に染まるのは11月末でしょうということで

交通の便が悪い山間のお寺も多くの人でにぎわうことでしょう。

一人参加のツアーも「悪くない」との好結果で終わることができて

思い切って行って良かった高野山ツアーでした。

コメント (6)
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初めてがいろいろの旅(高野山)

2023-11-13 17:08:52 | おでかけ

ずっと行きたいと思っていたけれど機会がなかった高野山へ行ってきました。

過去、日帰りのツアーに一人で参加したことはありますが今回のような宿泊ツアーに参加は初めての経験。

ちょっと心細さはありましたが「行きたい」が勝っての参加でした。

当日集まった参加者は31名、そのうち一人参加者が5人もいてちょっとびっくり。

そしてその中でやはり初めての一人参加という方と意気投合して

楽しい旅となったのはうれしい事でした

これでちょっと自信がついてこれからも一人で出かけられるかな です。

ツアーの最初は橿原神宮へ、ここも初めての場所。

日本最初の天皇とされる神武天皇を祀るこの神宮、紀元2683年と掲げた立て札が

日本の長い歴史を物語っているようでちょっと厳かな気分に。

この後バスに揺られて高野山へ

子供のころ読んだ石童丸の物語で母と共に父を訪ねて高野山を目指したものの

母は山に入れず麓で待つ間、病に倒れたという悲しい話がすごく印象に残っている高野山。

そんな女人禁制も明治の初めに解かれ今は外国人にも人気との事。

この日も多くの外国人の姿がありました。

その高野山では宿坊に泊まるという初体験。

 *宿坊 部屋の窓から写した「成就院」 正面が本堂で朝のお勤めはここで。

私が泊まった部屋は一応個室になっていましたがふすまで仕切られた大部屋に寝た人たちも。

部屋には小さなテーブルがあるだけでテレビなどありませんし部屋に鍵はかからず

心張棒用の棒があって、まるで時代劇のようと苦笑してしまいました

食事はもちろん精進料理、こちらは美味しくいただきましたが若い人や男性には物足りなかったかも?

写経や朝のお勤めにも参加して宿坊ならではの経験でした。

金剛峯寺

 今は一つの寺院の名称として称されるけれど本来は高野山全体が総本山金剛峯寺というお寺なのだそう

 大玄関の屋根の上には火災発生時に備えた雨水を溜めた天水桶が二つ。

中に入って見学しました。

堂内は広く各部屋のふすまには見事な絵が描かれていましたが写真は禁止

その中で豊臣秀次が自害した部屋という雪の柳と鷺が描かれた柳の間と呼ばれる襖絵が

強く印象に残りました。

でもただ一か所だけ撮影可能となっているのが千住博画伯奉納の

険しい崖が墨の濃淡や筆遣いで迫ってくるような「断崖図」と

静寂の中に滝が勢いよく落ち、しぶきが跳ね上がる感覚を感じるられるような「滝図」

去年行った軽井沢の千住博美術館

で見た滝をモチーフのたくさんの作品を思い出しつつ現代的美術館で見たものと

お寺という和の空間で見る滝はちょっとだけ違う感覚で眺めました。

主殿から廊下に出たところにある「蟠龍庭」は日本最大の石庭だそう

その石組に使われているのは空海の出身地である四国の花こう岩というこだわりも。

この日は宿坊に入り夕食を済ませた後壇上伽藍ナイトツアーというのに出かけました

高野山専属のガイドさんの説明でいろいろと見て回りましたがライトアアップされた根本大塔はよく

見えましたが他の金堂や御影堂などたくさんのお堂は暗闇でよくわからなかったのがちょっと残念でした。

でも御影堂の前ではご利益があるという三鈷の松の三葉の松葉を拾いました

ツアーを終えて宿坊へ帰りささっと入浴、あとはすることもないので9時過ぎに就寝したのですが

枕が固くて寝にくい

早く寝たので11時半ごろには目が覚めてしまいそのあとは大雨も降り出して

その雨音が気になりずっと眠れない一晩で宿坊体験は快適とは言えませんでしたが

なかなかできない経験ができました。

つづく

 

コメント (12)
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山梨へ

2023-11-02 21:13:08 | おでかけ

     シュウメイギク3種

   

  

恒例の同級生5人旅で今回は山梨へ行ってきました。

私以外は首都圏在住なので中央線利用ですが私は地元から身延線利用。

こちらからだと甲府へ出るには車利用が多く身延線に乗ったのは何十年ぶりなので

ほとんど初めて状態、沿線の景色に目を癒されながら甲府に到着。

甲府の駅も何十年前とは様変わりしていて年月を感じました。

当日はちょうど「信玄まつり」開催中で甲府の町は大賑わいでした。

武田神社に行ったらすごい人、打ち鳴らす太鼓の音も華やかで当初??だったのですが

信玄に扮した富永愛さんはじめ多くの武者たちがお祓いを受けているという所だったようで

大きな人垣ができていました。

武者行列も

この日の第一目的は「ほったらかし温泉」

    楽しい看板

ひなびた感じ満載でおせじにも綺麗な温泉とは言えませんが

富士山と甲府盆地望む絶景が素晴らしい日帰り温泉です。

日の出前から夜遅くまで開いており,朝日や夕日を目当てのお客さんも多いらしい。

甲府盆地の夜景も素晴らしいと聞きますが残念ながら私たちは時間の都合で見られませんでしたが

ほったらかし温泉のHPからお借りした写真ではこんな感じです。

  

夜は石和温泉に泊まり翌日は山梨県立美術館へ

常設館ではミレーを堪能し、特別展の「テルマエ展」では古代ローマの公共浴場のあれこれを・・・ 

また文学館にも足を運び、時代を超えた数多くの作家が現代語訳を表した「源氏物語」の魅力を・・・

あれもこれもとよくばったので疲れた~~

意欲はあっても体力がついていけない現実を思い知らされた美術館巡りかな、でした

紅葉が思いのほか綺麗でラッキー!でした

   

コメント (18)
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