ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

良いお年を

2020-12-29 15:47:30 | くらしいろいろ

 

          ビオラとアリッサムの寄せ植え

          オキザリス

 

今年は新型コロナという未経験のウィルスに振り回された一年でした

まだまだ収束の見通しもつかずこれから先どうなるのかとの不安も大きくなりますが

明けない夜はありません、

過去の歴史を見てもペストやスペイン風邪が契機となって世界は大きく発展してきているのを思うと

人類は今回のコロナ禍も良い経験として生かしていくと信じ

コロナが終息した後の変わる世界をポジティブに考えて想像する気持ちもあります。

今はとにかく一日も早くコロナの終息を迎え新しい年が明るく良い年でありますようにと

祈るばかりです。

今日で今年のブログ納めとしたします。

皆さま良いお年をお迎えください。

        

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「おらおらでひとりいぐも」を観て

2020-12-21 16:38:23 | 日記・出来事

今年もたくさんの花をつけてくれたジャコバサボテン

今日は冬至、それに加えて約400年ぶりという土星と火星の最接近の天体ショーがありました

日の入り後の1,2時間だけ南西の空にそれを見られるというので

目を凝らして空を見つめました。見えました~!!!

やや大きめの木星とそれに寄り添うように小さな土星・・・

次にみられるのは60年後だそうなので到底無理、今回見られてラッキーでした。

 

 

少し前ですが映画「おらおらでひとりいぐも」を見てきました

「鬼滅の刃」が公開された少し後でここの映画館にもそれを見る人たちが多くいたようですが

「おらおら・・」の観客は数人程度の密には程遠い空間で楽しめました。

それにしても私が興味を持つのはいつもマイナー映画だなとおもいつつ・・・

 

 

これは2017年63歳で芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの同名小説の映画化です

彼女が夫の死がきっかけで小説を書き始めた主婦であることと変わった題名に惹かれ小説も読んでいました。

74歳の主人公・桃子さんの心のうちにある寂しさが東北弁で語られるのと

普通の言葉が入り混ったなんとも不思議な展開の話でしたので

これをどのように映画化したのかも興味がありました。

主人公桃子さんを演じる田中裕子の孤独さの表現力がとにかく素晴らしかった

どう表すのかと興味あった桃子さんの心の声は濱田岳、宮藤勘九郎、青木崇高の3人が演じており

「おらだばおめだ、おめだばおらだ」のリズミカルな言葉や軽妙なテンポが

寂しさをユーモラスに変える効果があって面白い試みでした。

でも原作を読んでいないとちょっと意味不明だったかも(;^_^A

岩手県から東京に出て結婚しそれなりに幸せに暮らしてきた主人公でしたが

夫の死後寂しさを感じながら一人淡々と生活を送る中で愛する夫や子供達も大切な存在だったが

1人になった今は妻でもなく母でもない自由があり孤独は寂しいけれど

自由という大切なものを手に入れたんだとの思いに至る桃子さんの心境は

ほぼ同じ年齢の私にはこれから先経験するかもしれない寂しさを

乗り越える生き方を示してくれているのかもと思えました。

またこの「おらおらでひとりいぐも」は青春小説に対して玄冬小説と呼ばれるものらしいけれど

明るく爽やかな青春に比べ老年にだって青春に負けない楽しみや喜びがあると

示してくれる心強い小説・映画でもありました。

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伊豆へのドライブ

2020-12-05 21:32:23 | おでかけ

       「秋深し」を見つけました 

  ★最後の一葉           ★色づいたムベ 

  

ことしもまたミカンの収穫時期となり手伝いに忙しい日々となりました。

今年は豊作でオレンジ色に染まるミカン畑の光景はうれしくもあり、うれしくもなしの心境です

 

そんな中ですが西伊豆へドライブしてきました。

堂ヶ島や松崎まではこちらからだと2時間弱で行け、ドライブにちょうどよい距離です。

大潮の時には島と陸地が繋がるトンボロ現象がみられる三四郎島ですが

私達が見た時は繋がるとまでは行かないけれどそれらしい「道すじ」が感じられました~

丁度の時に出会うのは難しそうです。

松崎町と言えば鏝絵の長八美術館が有名ですがここへは何回も行っているので今回はパスし、

町から少し外れにある重要文化財になっている「岩科学校」に行ってみました。

     

明治初め教育に対する志が高かった当時の村長が私財も投じて開設したのが始まりだそうです

その後住民からの寄付もあつまり当時の伊豆の片田舎にこのような擬洋風建築のりっぱな

学校が作られたのだそう。

中央だけでなく地方の田舎にまで文明開化の波が広がり学校教育もこうして広く浸透していったのでしょう。

内部には長八が描いた38羽の鶴が舞う部屋もあり素晴らしかった。

授業風景を再現した人形が当時を忍ばせていました

展示室には当時の通知表などもあり落第の文字も見え、あららでした

松本の旧開智学校へは以前行った事がありずいぶん立派で当時の教育水準の高さにも

驚いた記憶がありましたが旧開智学校は今は国宝に指定されているそうで

ここ岩科学校とは姉妹館になっているそうです。

この後下田にある上原美術館へ

ブログにも何回か載せていますがここは絵画を展示する近代館と仏教館とがある小さいけれど落ち着いて

見学できる好きな美術館です。

今回ここの仏教館で思わぬ出会いがあってびっくりでした

今開催中の特別展示の中に実家の菩提寺に伝わるという涅槃図が飾られていたのです

以前父の法事の時たまたまその時ご開帳中の涅槃図の曼陀羅を見る機会があり

ご住職から江戸時代から伝わる貴重なものであるとは伺ってはいたのですが

このような美術展に飾られるほどのものだとは思っていなかったのでびっくりでした。

田舎のお寺にどのような経緯でこの涅槃図が伝わっているのかは知りませんが

当時の人々の仏教への信仰心の厚さが改めてしのばれました。

↓は涅槃図にあった説明です

通常、涅槃図の上部には月が描かれますが、本図は太陽、月を描く珍しい作例です

中央の釈迦は、枕に頭を載せて横たわっています。その周囲に描かれる菩薩は、

白い肌に黒髪であらわされていますが、額には仏の特徴である白毫が描かれ、

絵師によって描き分けが行われています。

本図は多くの人物や動物が描かれていますが、特に動物は獏や麒麟などの霊獣、

ジャコウネコや蝙蝠、駱駝、蟻、蝶など様々な種類が描かれている点が特徴です。

ここに描かれている動物たちが若冲の枡目描きの屏風絵に描かれているものとよく似ていたのも

興味深かったです。

 

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