ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

ベトナムの旅(5)

2018-04-09 16:45:41 | ベトナム旅行

ホーチミン・メコン川クルーズ

ホーチミンはベトナムで一番の都市だそうです

ビルが立ち並ぶ都会の中を走るバイクの数は今までの街以上の大波で迫ってきました

今ホーチミンは日本のゼネコンによる地下鉄工事中でした

これが全線開通すればバイクの数も少しは減るでしょうか?

 

そんなホーチミンの街を抜けバスで2時間ほどのメコン川クルーズの拠点ミトーを目指しました

メコン川は遠くチベットを源流とし中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムの

6か国を抜ける4000キロのもの大河です

こんな船でクルーズ出発です

日本語のガイドさんがいろいろ説明してくれました

水は泥水のように濁っていましたがこれは汚れではなく土が浮き上がっているためで水質は良いのだそう

それを裏付けるかのように魚の養殖のための建物が川の中にいくつも浮かんでいました

川の恩恵を受けるのは漁業だけでなく川がもたらす肥沃な土地は豊穣の恵みをもたらしているのだそう

そういえば昔メコンデルタなどと言う言葉を習った記憶が・・・

↑のボートで15分ほどメコンの風を受けながら進み中洲の島に上陸しました

島に上がるとこんな席に通されました

蜂蜜の試食という事でしたが蜂蜜やローヤルゼリーの販売が目的でガイドさんの

執拗な売り込みにはちょっとうんざりでした

アオザイ姿の女性の歌を聞いたり民族音楽を聞いたり    お琴によく似た楽器も・・・

フルーツの試食も・・・

ここでは何故か大蛇も登場(まだ子供の蛇だそうですが

首に巻きつけて記念写真をどうぞという事でしたが

皆しり込みしている中勇気あるお兄ちゃんが1人名乗り出て拍手されました

 

この後小さな手漕ぎボートでメインのジャングルクルーズ

ジャングルというのでもっと木々が生い茂っているのかと思いきやこんな感じでちょっと期待外れ

でもベトナムのとんがり笠をかぶってバナナやヤシの林の中をゆっくり進む小舟は結構楽しかったです

   

 ランチはこんな庭が広がるレストランで

皇太子殿下が若い時ここを訪れたらしく写真が飾ってありました

エレファントフィッシュという川魚のから揚げが名物料理でこの魚の身をほぐし

野菜と一緒に生春巻きに包んで食します

エレファントの名前の由来は分かりませんでしたが味はタンパクでした

まん丸のボールのようなものが出てきて何?何?でしたが

餅米の揚げボールです

小さな餅をこんなに大きく膨らませる技がすごい!

はさみでカットして食べましたがもちもちで美味しかったです

 

 

この後ホーチミンに戻りました

*中央郵便局

 フランス統治時代に造られ今も現役だそうです

 

*統一会堂

 サイゴン時代は大統領官邸だった場所でここに北軍の戦車が突入したことで

ベトナム戦争が終結し、その後南北が統一した場として統一会堂と呼ばれています

*サイゴン大教会

*人民委員会庁舎とホーチミン像

1908年に造られた精巧な装飾が施されたサイゴン時代の市庁舎は

当時フランスで流行していた建築様式だそうでここも戦争の後ホーチミン人民委員会庁舎となりました

建物の前にはホーチミン像が立ちこの前に広がる広場は市民の憩いの場となってます

ホーチミンの銅像前の広場

ちょうど夕暮れ時だったのでカップルの姿が多く私達はおじゃま虫のようでした

*ドンコイ通り

↑のような歴史的建物や有名ホテルなどもこの周辺に集まっていて

大きなショッピングセンターやおしゃれな雑貨のお店などが並ぶホーチミンのメインストリートです

私達もここでショッピングをしたりお茶をしたりと自由時間を楽しみました

お茶と言えばベトナムコーヒー美味しかったです

ベトナムはコーヒーの生産量がブラジルに次いで2番目だそうですが、知らなかった

ブラックなのに少し甘味のあるコーヒーに??でしたが練乳を加えているのだそう

ベトナムコーヒーについてはウィキペディアをご覧ください

またこの近くにはベンタイン市場という大きな市場があります

ちょっと興味はあったのですが観光客用に値段は高く、交渉上手でないと

うまく買えなそうで中を覗いただけでやめときました

いろんな品が所狭しと並ぶ様子に圧倒されました

値切り上手な人なら楽しいかも

      ベトナムにいる間あちこちで見かけた「プルメリア」は甘い香りが素敵なお花です

      

* 旅後記

 旅行者にとってベトナムはとても魅力的な国に映り旅の間ベトナムが共産国であることを忘れていましたが

 帰りの空港へ向かう車の中でガイドさんが話してくれました

 中国と同じで言論統制もあり窮屈さは否めない

 また南部の住民はフランス統治時代も経験しており考えは西洋的ですが北部の住人は中国よりで

 多くの部分で考えに差もある

 そしてホーチミン出身者は今でも政治の中枢には入れないという不満etc

 あの悲惨なベトナム戦争を経て南北統一をし著しい発展を遂げつつある国ですが

 その裏ではいろんな問題も抱えているようでした

 

ベトナムの旅日記はこれで終わりです

お付き合いくださってありがとうございました

 

 

 

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ベトナムの旅(4)

2018-03-25 15:24:04 | ベトナム旅行

テレビなどでは桜・さくら・サクラと今年もまた桜協奏曲の始まりです

        家の庭でもお花達の競演が始まっています

 

ホイアンの街

ホイアンも街全体が世界遺産です

ランタン祭りでも有名で街の至る所にランタンが飾られ趣ある街並みが素敵でした

※一説にはこのランタンも

                            日本の提灯がルーツでは?と言われているそうです

 

ホイアンは16~17世紀に西洋と東洋の貿易拠点として栄えた街の名残が数多く残っています

日本とのつながりも濃く、1635年の鎖国令が出るまで朱印船による貿易が活発に行われ

最盛期には朱印船で海を渡った日本人が1000人近くも住んでいたと言われています

その日本人が作ったといわれる「来遠橋」は通称日本橋とも呼ばれて

ホイアンのシンボルになっています

 

海のシルクロード

海上による交易が盛んだった事を表して海のシルクロードと呼ばれる資料館です

 

     暑~い!中庭で一休み、どっこいしょ

      建物は民家を改築したもので奥に長く中庭のある様式は日本の京都の建築にも通じるものだそう

     ガイドさんの口からは「うなぎの寝床」の言葉も・・・・

展示室には海底から引き揚げられた沈没船が飾られていました

こんな小さな帆船で大海の荒波を行き来していたのかと思うと命がけの航海を想像

日本や中国のものと思われる陶磁器なども展示されていた

         

鎖国令が出て日本人がホイアンの街を離れてからは日本人街は中国人街に吸収されたとのこと

立派な門構えの建物は福建会館と呼ばれる福建省出身の華僑が建てた集会所です

中に入るとそこかしこに中華の香りが満載の場所でした

船による貿易であったので航海安全の神様が祀られていました

大きな螺旋状の線香に願い事を書いた札を吊るして祈願するスタイルはまさしく中国式

                  

市場には豊富な果物が並んでいて珍しいものも色々でしたが

目についたのはパイナップルは皮を螺旋に飾り剥き?にした状態で売っていて

ベトナムにいる間中どこでもパインはおしゃれなカット切で出てきました~

   ランチタイムのお店の風景 

     ここでは珍しく日本人ツアーに何組か出会い言葉を交わし合いました~

     

  ホイアン名物「カオラウ」という麺料理

  日本のうどんによく似た腰のある麺は汁のない麺で伊勢うどんがルーツともいわれているらしい

 」 

                                         バナナの皮でくるんだお魚の蒸し焼き?

  揚げワンタンとエビ焼売のような料理などなど

      盛り付けの飾りにも日本的なものが感じられ、どれも美味しくいただきました~

 

この日は夜ダナンの空港からホーチミンに向かう予定で

フライトまで時間がありガイドさんから何かしたい事がありますか?と聞かれ

それならとここでもまたマッサージを所望、知り合いのお店に連れて行ってもらいました

2日続けて極楽極楽・・・プチ贅沢でした

夕食は自由食、空港のお店でフォーを食べましたがガイドさんがいろいろと細かなお世話をしてくれ

専属ガイドの利点を大いに実感した事でした

そんなガイドさんとはここでお別れ、いろいろお世話になりました~

つづく

 

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ベトナムの旅(3)

2018-03-19 23:18:50 | ベトナム旅行

ハクモクレンは早くも散り始め掃除に忙しいです

代わりに赤いチューリップが咲き出さしてにぎやかです

 

                          ビオラたちも俄然元気になりました

                   

 

**ダナンの観光**

チャム博物館

6~13世紀にベトナムに栄えたチャム文明が残る世界遺産ミンソー遺跡というのがありますが

残念ながら今回私達はそこにはいきませんでした

でもそこで発掘された石像が展示されているダナンにあるチャム博物館を見学しました

現在のベトナムは仏教徒が8割だそうですがかってはヒンドゥー教が主流だったことがうかがえる

石像や建物のレリーフなどが数多く展示されていて

以前カンボジアで見たアンコールの遺跡を彷彿させるものでした

展示物の周りは柵やロープもなく手で触わるのもOK?

世界遺産の出土品を・・・  こんなんでいいの?でした

 

             

  

 

五行山

 山全体が大理石で出来ていて昔から聖なる山として信仰の場となっている山だそうです

 山と言っても100mほどの標高ですが階段の上り下りや勾配が急な所など

 結構ハードな場所でした

 

 駐車場から山の入り口はいきなり見上げるような急な階段がいてましたが

 私たちはエレベーターに乗りますと言われ「良かった~」

エレベーターを降りた場所からは綺麗なダナンの海が広がっていました

立派なお寺(リンウン寺)です

前にも紹介しましたがここにも縁起が良いとされる金柑の鉢植えが有りました

内部はこんな派手派手な仏様が…

リンウン寺から道に沿って進んだところにある岩のトンネルからが洞窟探検の始まりでした

すべらないように慎重に慎重に          上を見上げればこんなです

 

そんな岩場に作られた仏像             天井の穴から差し込む光が神秘的です

 

いくつもの洞窟に祀られた仏像があちこちにありましたが

↓は一番広い空間にあった大きな洞窟寺院です

展望台からの景色

平地にニョキっと立つ山が不思議な景観です

 

 これらの山も大理石でできているとか、

 そんな関係でここでは大理石の彫刻屋さんがずらりと立ち並んでいました

 

 

五行山は洞窟が数多くあるという地形からベトナム戦争の際は

ベトコンの隠れ家となっていたそうでアメリカ軍との戦いの跡も数多く見られました

↑の天井の穴も爆撃で開いた穴なのだそうです

また↓は爆撃の銃弾のあと

当時ベトナム戦争の様子はテレビや写真で数多く目にしましたがここでも

あのような光景が繰り広げられたのかと思って胸の奥がキュンでした

   つづく 

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ベトナムの旅(2)

2018-03-15 13:45:01 | ベトナム旅行

      真上から見るとお花が笑っているみたい

     2018.3.13  今年もハクモクレンが満開を迎えました

   今年の冬は寒さが厳しかったので遅れるのではと思っていましたが

   例年とあまり変わらずです。桜の開花も早いとか

   寒さに耐えじっと待っていた花達が一気に花開く春になりそうです

 

グエン朝王宮

  ※※遺跡のあちこちで目にしたのは漢字でした。グエン朝も漢字では阮朝と書きます

     ベトナムもあちこちに中国文化の影響が色濃く、かっては漢字文化だったと知りました

     十二支もありましたが動物がちょっと日本と違って羊は山羊、ウサギは猫、イノシシは豚でした

 

   周囲を二重の堀と城壁で囲まれた3.6平方キロメートルの広大な敷地に造られた王宮は

   中国の故宮を模して4分の3の縮尺で作られた宮殿だそうです   

正門(午門)

午門をくぐると正面に太和殿が広がります

太和殿は皇帝の即位式なを行う建物で女性は皇后でも立ち入ることが出来なかった所だそうです

前の庭には儀式の際官吏が地位の順に並ぶための位を示す石碑が置かれているのも故宮と同じでした

宮廷に入る門も皇帝用、兵士用、女性用などと別れており身分制度の厳しさを想像させられました

緑の草が目立つ広い空き地のような所があちこちにありました

ベトナム戦争の激戦地だったので多くの建造物が破壊され当時の傷跡が生々しく残る場所です

今少しずつ復元作業が行われているようですが全体像が戻るのはまだ先になりそう

顕仁門

豪華な彫刻が施された門が宮廷の出口です

 

   

 ティエンムー寺院

フエで一番古い寺院で禅寺です

ここで目につくのが入り口に立つ八角形の慈仁塔(トゥニャン塔)で

フエのシンボルになっているそうです

7層になっていて各層に仏像が祀られ最上部には釈迦如来像が安置されているそうですが

内部は入れませんでした

中に進むと門があり中国的な顔をした武神たちが立っています

門を抜けると本殿が広がっています

ここにもまた菊の花が・・・・ 

本堂の内部は中国のお寺と違って落ち着いた色彩で日本の禅寺のようでした

でも金ぴかの布袋様はいましたよ

以前京都の黄檗寺に行った時大きな布袋像が鎮座していて中国では布袋様は弥勒菩薩の化身である

と聞きました。やっぱりここも中国の色が濃いお寺なのね。

 

境内の一角にあったこの車は?

1963年この寺の住職が南ベトナム政府の仏教弾圧に抗議してこの車に乗りサイゴンへ行き

アメリカ大使館の前で焼身自殺をしたのだそうです

大きな事件として世界中に衝撃を与えたとの事ですが残念ながら私は覚えていません(~_~;)

 

夕食が終わったあとマッサージ屋さんへ連れて行ってもらいました

料金は日本円90分で3000円、ベトナムのお金だと600000ドン

ティエンムー寺院の前の屋台で買った大きなマンゴーは20000ドン、日本円で100円です

物価は安いです、日本の3分の1~5分の1くらいだそうで平均年収は職種にもよりますが5万円以下ぐらい?

最近中国からベトナムへ切り替えている日本企業が多いと聞きますが納得ですね

ドンがベトナムのお金の単位ですがお分かりのようにその額の大きい事

何十万、何万の単位のお金に最初はちょっと戸惑いました

そして何だかすごくお金持ちになった気分でした

つづく

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ベトナムの旅(1)

2018-03-11 16:31:20 | ベトナム旅行

ベトナムへ行って来ました

リゾート地としても有名な中部のダナンへ入り世界遺産が集まる古都フエ、ホイアンと

南部のホーチミンを廻る旅でした

 

 寒い日本から気温30度のダナンへ到着、第一声は「暑い!」

 現地空港で集合ということで何人のツアーかしらと思っていたところ私と友人二人だけでした

なので現地のガイドさんは専属状態、なんだか得した気分

夕方ホテルに到着、

綺麗なお花と素敵なアオザイ姿の女性が出迎えてくれました~

 

     お花はいろんな菊の花で飾り方も日本的なのが印象的でした

     日本人ととベトナム人には似たところがあると言われますがこんな所を見てもなるほどねでした。

世界の中で最も女性が美しく見える衣装はアオザイだと聞いたことがあります

でも身体の線がはっきり出てしまうアオザイ・・・ 

それででしょうか、ベトナムの女性たちは皆スタイルが良くてうらやましいわぁ

  

翌朝ホテルからフエに向かう車の中から見えたのはバイクの波

話には聞いていたけれどその多さにはビックリ

おまけに道路に信号はなく、あっちでもこっちでもクラクションが鳴り通しで、ヒヤヒヤ

 

フエは街全体が世界遺産に登録され

王宮の遺跡が数多く残る古都で日本でいうと京都のような所です

     カイディン帝廟 

グエン王朝(1887年~1945年)12代の皇帝カイディンが眠る廟で歴代の王の廟の中でもっとも規模が大きく

中国的なものと西洋の様式が入り混じった建築でした

120段の石段を上がると広場に兵馬俑に似た文官や兵士の像が並び廟を守っていました

建物の中は陶器やガラスの破片を用いたモザイクで美しく装飾されています

そこに使われている陶器やガラスは再利用品で日本のビール会社の名前が分かる

瓶のかけらなどもあり興味深かったです

天井には皇帝の象徴である龍の絵が描かれていましたが手を使わず足で描いたとか

   

  トゥドック帝廟

ここも王様の墓所ですが王の生存中は別荘として使われていたそうで広大な土地に池を配し

その周りにある東屋や船着場などは落ち着いた趣ある建物でゆったりと時が流れている雰囲気を味わえる場所でした

 

この日も予想気温32度、暑い!です

東屋の中は風が通り涼しくて動きたくな~い

今回の観光地で出会うのは韓国人ばかりで日本人にはほとんど出会わないのがちょっと不思議なくらいでしたが

ここで初めて日本人のご夫婦に会ってしばし会話が弾みました

            

 

 

 ここでも目についたのが菊の鉢植え、今回どこへ行ってもこれが飾られていていました

 菊は縁起の良い花として好まれているらしく旧正月には菊の花を飾る習わしがあるようです

 また同じく旧正月には金柑の鉢植えも飾るらしくこちらもあちこちで見かけました

 私達が訪れる少し前の2月14日から20までが旧正月だったことを知り、納得。

ピンクの後姿がガイドのフォンさん、

まだガイド歴が浅いらしく分からない言葉や意味など私達から聞いては一生懸命

スマホに書き込んでいるのがほほえましかった

ちょうど息子や娘の年齢のフォンさん、頑張れ!でした

 

 

今回のツアーのタイトルは「世界遺産と名物料理を楽しむフエ・ホイアン・ダナン満喫+ホーチミン」

ということでランチは名物ブンボーフエなどのフエ料理

ベトナム料理は日本人の口によく合うと聞いていたけれど 美味しい!

マンゴー100%のジュースもすごく美味しくて大満足

 つづく

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