ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

宇津ノ谷峠を歩く

2023-02-17 11:23:05 | 日記・出来事

山の会「五十雀」で宇津ノ谷峠を歩いてきました。

宇津ノ谷峠は旧東海道の丸子宿から岡部宿へ抜ける峠で同じく東海道のさった峠と並ぶ難所として知られています。

現在は国道一号線が走って多くの車が往来していますが

それを横目に一本旧道に入ると時代を感じさせる石碑や石積などが残る峠を越える山道になります。

私達は静岡側の宇津ノ谷峠道の駅から丸子と岡部の間にある宇津ノ谷集落を抜けて歩き出しました

この集落は「間の宿(あいのしゅく)」という宿泊ではなく休憩をするための宿で

茶店などが並んでいたという事です。

石畳の道の両側に昔の風情を残す家々が続きその玄関先に当時の屋号の札などが下がる様子は

江戸の昔にタイムスリップしたような面影が残る街並みでした。

集落が見渡せるところに出てここから山道に入ります

宇津ノ谷峠を越える道は昔から今に繋がる6つの道があるのが特徴です

中で最も古い道が「蔦の細道」で秀吉が小田原攻めのために切り開き

さらにそれが整備されて江戸時代に東海道ができるまで利用された道です。

宇津ノ谷峠が広く知られるようになったのは「伊勢物語」の在原業平の詠んだ歌からだということのようで

そのあと「平家物語」「十六夜日記」「吾妻鏡」などにも宇津ノ谷峠が取り上げられているそうだ。

蔦の細道の登り口にあるつたの道公園でランチタイム

ここには峠に関わる古今の歌が刻まれた多くのパネルが並んでいました。

藤原俊成、藤原定家、鴨長明、兼好法師など私でも知る有名な人の詠んだ歌がずらり。

でもこれらの歌人がここを通ったのかどうかは定かではないとの事でしたが…

ここから蔦の細道の登り始めです

今までの遊歩道とは違って石が積み上げられた急な坂道が続きます

足を滑らせないように気を使い、ふういいながら古人の苦労を想像しつつ一歩一歩・・・

緩やかなハイキングと思っていた今日一番の難所でした~~

そしてたどり着いた峠

ここには先に書いた在原業平の歌が刻まれた歌碑がありました

 駿河なる宇津の山べのうつつにも夢にも人にあわぬなりけり

峠からは富士山がちょっとだけ見えました

時代を経て6つのルートがある峠越えの道ですが明治時代に作られたトンネルは

国の登録有形文化財に指定されています

難所だった峠越えを民間人の手だけで作ったトンネルというのも画期的なものだったと想像できます

また通行は有料だったというのも日本で初めてだそう。

トンネルは総レンガ造りでレトロなカンテラのほの暗い灯りの下を歩いて明治の面影を体感。

人や馬からや自動車の時代になってより大きなトンネルが必要となり大正のトンネルが出来ました。

人も通行可能でここも歩いて渡りました。

そして現在、昭和・平成に作られた2本のトンネルが国道一号線の上下線として

それぞれ多くの通行量を支えています。

明治、大正、昭和、平成と4本のトンネルが現存し通行できるのはここだけだそう。

時代を越えてトンネル技術の変遷などもわかる貴重な場のようです。

宇津ノ谷峠越えは奈良・平安の時代から多くの旅人が往来した歴史と文化を感じる事が出来る道で

久しぶりの山歩きに素晴らしい色を;添えてくれた山行でした。

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桜と梅の共演&3年ぶりの配食サービス

2023-02-12 16:15:13 | 日記・出来事

テレビで熱海桜が満開を迎えたとのニュースを見て久しぶりに見に行ってみようと出かけました

何年前になるでしょうか熱海梅園に梅を見に行った帰り,満開の桜に出会ってびっくりしました

河津桜は全国区になり有名ですがそれより早く1月から咲き出す熱海桜は知らなかったのです。

1週間で散ってしまうソメイヨシノと違って寒桜はどれも開花期間が1か月ほどあるのがうれしいです

今回もテレビを見てから10日ほど経ってしまいましたがまだまだきれいで

色は河津桜よりやや薄めのピンク色が街の中心を流れる糸川沿に沿って見事でした

曇り空だったのが少し残念

       

        

桜を見た後はバスで梅園に向かいました。

熱海梅園は「日本一遅い紅葉」と「日本一早咲きの梅」が楽しめるということで

早いものは12月下旬から咲き出すものもあり長い間楽しめる梅園です。

ここには何回も訪れていますが数年前にリニューアルされて昔より見所が多くなっています。

梅の花はまだ満開には少し早かったですがそれでも紅梅白梅にロウバイの黄色が加わって

綺麗でした。

園内には小川が流れ「梅見の滝」と呼ぶ滝もあります。

この滝は正面から眺めるだけでなく裏側を歩いて水の落ちる内側から園内を眺められるのも楽しい滝です。

また滝の上には熱海市出身の彫刻家澤田政廣記念美術館もあります

梅まつり中は無料で入館できるという事で館内は結構にぎわっていました。

力強いノミの跡がのこる木彫り作品が印象的でしたがステンドグラスやなめらかな線のブロンズ像など

作者の幅の広さが感じられました。

他に足湯を楽しむ人たちなど、多くの観光客でにぎわいコロナ禍を忘れさせられました。

~~~~~~

2月5日、社協の行事である配食サービスが3年ぶりに行われました。

これは以前にも書きましたが地区に住む75歳以上の一人暮らしの方を対象にしたもので

コロナ前はお赤飯を作っていましたが対象者の増加と赤飯を作るための「ふかし一式」の

手配が.難しくなってそれに代わるものとして炊き込みご飯をということになって行ったのですが

何しろ配る数は約600食、大釜で何回も炊き上げる作業は思ったより大変なものでした。

久しぶりという事もありましたが普段このような大量の調理に慣れていないことも有り

炊き込む野菜などの具が多すぎるため?ご飯が上手く炊けず芯米という以前の状態でスイッチが

上がってしまうというハプニング

慌てて、失敗した釜を蒸し器に移して蒸しあげて何とか事なきを得ましたが

それでもあちらこちらで失敗が続きてんやわんやとなってしまいました。

この配食サービスは地域の高齢者の見守りという役目もあるので

できることなら続けて欲しいとの要望もあって簡単に廃止できない所が難しいところです

でも「ありがとう、美味しかった」との言葉が聞けると頑張った甲斐があるというもの

今回の失敗を糧に次回はうまくできますように・・・

でも私も社協に関わってもう7年、そろそろお役御免にして欲しいのが本音なのです

 

 

 

 

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3年ぶりの新年会ははとバスに乗って

2023-02-01 15:34:26 | 日記・出来事

コロナで皆で集まることがためらわれ毎年の楽しみだった新年会ができずにいましたが

今回3年ぶりで皆で集まる事が出来ました。

銀河さんのお骨折りで毎回いろんな趣向をこらした新年会を楽しんできましたが

今回は皇居前広場、浅草、東京タワーを巡るはとバスを利用した新年会でした

定番の写真スポット二重橋前で皆で記念撮影

楠木正成の像

今ちょうど楠木正成の息子をモデルにした「人よ、花よ」という今村翔吾さんの新聞小説を

楽しんで読んでいるところでその時代の事も少しだけ復習した気分になっているので

正成の像も興味深く見上げました。

次に目指したのは浅草です、まずは雷門のすぐ横にある「三定」でてんぷら定食のランチ

お茶で乾杯して再会を祝いました

食後はガイドさんのお薦めで向かい側にある観光センターのビルの8階展望台に上がってみました

ここからは浅草寺や仲見世通りはもちろん浅草の街が一望できる素敵なスポットでした

スカイツリーもすぐ目の前に見られました

 

浅草寺には19年の新年会でも来ていてその時はしっかり見学しましたが

今回はさらりと・・・

観光客が復活したと言っても以前の混雑ぶりに比べたら少ない感じの浅草でしたが

目についたのは若い女性の和服姿、色とりどりの綺麗な着物や帯ですがレンタル着物の薄い生地に

寒そう… 若いから平気なのかしら?でもやっぱり寒いよネ

などとおば様連中は他人事ながら心配してしまいました。

本堂の横に頼朝が差した枝から発芽したと言われるイチョウの木があり

先の戦争の戦火を潜り抜けて蘇ったこの木はご神木とされているそう

幹の一部に炭化した部分を残して再生したイチョウの生命力の強さを思って見上げました。

最後に訪れたのは東京タワー

天気も良く眼下に広がる大都市・東京を眺めました

すぐ下には徳川将軍家との縁ある増上寺

   スカイツリーも             

 

レインボーブリッジ方面

展望デッキ1階にある強化ガラスの床ではスリルを求めて大いに盛り上がりました

1.5トンの重さに耐えられるという強化ガラスですが150mもの高さから

下が透けて見えるのですからスリルは満点、

平気で下を覗く銀河さんtonaさん(尊敬

 

怖がりの私は片足を乗せるのが精いっぱいでしたが皆は一斉にジャンプしたりして大はしゃぎでした。

↓は飛び上がった瞬間です

   

半日コースのはとバス観光を大いに楽しんで下車した後はカフェでお茶をしながら

おしゃべりタイム

コロナ禍で会う事が出来ない間はリモートでおしゃべり会をしていましたが

皆口々にやっぱり直にあってのおしゃべりは楽しいわね、でした。

ブログへの向き合い方やこの先もし自分が亡くなったあとブログはどうするかなど

ブロガーならではの話題も…

私自身はあまり更新もせずマイペースなブログですがこうして楽しい新年会に参加できるのもブログのおかげ

書くことが負担になるようなやり方は避け

適当に脳活できるような綴り方を続けて行きたいと話しました。

そして楽しい時間はあっという間に過ぎ元気でまたお会いしましょう!とそれぞれ帰路に着きました。

 

 

 

 

 

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