バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

角とE2

2016年05月10日 | リード調整
 リードの角をどのくらいカットするかは、人それぞれで、市販のリードを見てもそれが分かる。私は、ほんのわずかにカットする。

 このカットの量が大きいと、抵抗は軽くなり、音色は明るくなる傾向にある。

 そこで以前から気になっていたのが、この角のカットがかなり極端に大きいリード。海外のサイトではだいぶ前から見かけるし、市販のリードでも見かけることが多くなった気がする。

 このごろリーガーの材料で、ブレード28㎜のリードを作っていたときに、それを試すことにしたのだが、そこで一つ分かったことがある。というか、私が知らなかっただけなのかもしれない。



 それは、E2の音程のぶら下がりが解消される場合がある、ということ。ふだんブレード28㎜のリードは作りなれていないので、少し削り過ぎてしまうと、すぐにE2がぶら下がってしまう。どうしようもないので、捨てようかと思ったが、捨てるなら試してみようと、大きく角をカットしたところ、E2のぶら下がりが解消した。何本か試してみて、成功する確率は1/2ぐらい。

 角を大きくカットすると音色も吹奏感も変わってしまうので、後戻りができない方法だが、最後の手段としてはありかもしれない、と考えている。これから試してみたいのは、カットの量とカットの角度でどんな違いが出るのかということ。

 そんなことを妄想していたおり、先日の「Quick Guide to Bassoon Reed Tuning」を読んでいると、高音域の発音をよくするために、この角をほんの少し大きめにカットするとよい(適当訳、たぶん)とあった。うーん、そうなのか。適当訳なので自信はないが、今度は自分用のリードで試してみようと思っている。しかしながら、もとには戻せない方法だけに、使えるリードで試すには勇気がいるな……。
    

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