バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

もう1本のピュヒナー

2016年03月18日 | 楽器
 一昨年、とある縁で、とある方から、ピュヒナーアルテベルトを譲って頂いた。マイ・ピュヒナーはノナカモデル以前の楽器だったが、こちらはノナカモデル。ウォーターチューブとハイEキー、Aキーを押すとウィスパーキーが閉じる連結器が標準装備されている。



 アルテベルトが2本になったので、サブ楽器のアドラーが不要となり売却した。

 以前からのピュヒナー(零号機)は、釼持バスーンワークスさんでチューブ交換などの大改造を行ったが、今回のピュヒナー(初号機)は以前の所有者の方が手を入れている以外は、手を加えていない。
 
 初号機は、私の手元に来る前は10年以上使われておらず、息漏れもするし、楽器が乾燥しまくっていることもあってか鳴りもあまりよくなかった。なので、一度釼持さんのところで調整していただいた。その後も辛抱強く音だしを続け、楽器の鳴りも良くなってきたのだが、一つ大きな問題がある。

 それは、下から三番目のDが左手人指し指と中指の二本の運指だと、音がひっくり返ってしまうことだった。これが困った。どこか不具合がある、ということではないので、この楽器の構造によるものなのか。前の所有者の方(プロ奏者)は普通にとても素敵な音で吹かれていたので、私のどこか(リード、ボーカル、吹き方)に問題があるのか。

 この楽器の鳴り方や響きは変えたくないので゛、楽器の改造をしないことを前提に、このDの音との格闘が始まった。つづく。 
コメント
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