ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

高野さんと対談

2010年08月31日 21時22分03秒 | 雑記
探検部の先輩で辺境作家高野秀行さんと対談。集英社の冊子「青春と読書」の11月号(だったと思う)に掲載される。

同じ地球のどこかの辺境をうろつき何かを書くという点は共通しているが、高野さんとはテーマがじゃっかん異なるので、会話がかみあっていたかやや心配ではある。現地の人間関係や思わぬ出来事の渦の中に放り込まれて、カオス状態になるのが心地いいとおっしゃっていた。ぼくの場合、資料の読み込みや取材を徹底的に行い、ある程度プロットをたてて現地に行くので、そういう意味でも取材手法には大きな隔たりがある。

対談終了後も喫茶店でお茶をしている途中、携帯に思わぬ知らせが飛び込んでいた。高野さんの場合、たぶん旅先でもこういうネタになるハプニングが日々、起きているに違いない。これは生き方のセンスの違いなので、絶対にまねできない。

今回の「空白の五マイル」のゲラを事前に読んでいてくれたみたいで、ブログで非常にほめていただいた。やっぱり持つべきものは、先輩っす。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする