環境システム科の温室が立ち並ぶ第2農場。
このビニールハウスの中に陣取っているのは松の盆栽です。
かつて園芸科学科があった時代は盆栽の実習もありました。
簡単な実習を通して外部講師が盆栽の魅力を伝えたものです。
その成果なのか名農OBで地域で活躍している造園屋さんもたくさんいるようです。
近年は、時空を超えた小さな世界を作る日本人独特の美意識として
盆栽はBONSAIという名前で世界から注目されています。
さてここで控えている松の盆栽たちは、卒業式で大役を務める大物役者たち。
名農はもちろん、地域の小中学校からのオファーにも応えています。
卒業式に国旗と松はつきものですが、レンタルしたらとんでもなく高額。
高級車を自前で何台も持っている名農は本当に恵まれています。
現在これらを管理しているのは環境システム科です。
課題研究はなんでもできる授業。若者むけのマン盆栽という
ユニークなアートにも発展している盆栽。興味のあるメンバーは
先生に相談したら実現できるかもしれません。
盆栽で有名なのは都立園芸高校。「徳川三代将軍家光公遺愛の五葉松」盆栽を
今も生徒たちが管理しています。またユニークな盆栽部はアメリカ大使館で
盆栽の手入れを大使に指南。海外や都会の人ほど興味があるようです。
草木、野菜、果樹、施設栽培。名農は園芸科こそなくなりましたが
名農は今も園芸に特化した農業高校。
自由な発想で「園芸」を楽しみたいものです。
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