花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

水上にスケッチ

2017年06月09日 | 研究
これもチームの3年生。
南部町に隣接するある町の図書館にやってきました。
池に入って深さなどを調査していますが
ここにハスの花を植えようというのではありません!
チームオリジナルの水質浄化システム「バイオエンジン」を設置し
きれいな水と花咲く美しい水辺を提供しようと下見に来たのです。
ここは水深が浅く設置しやすい場所ですが
どこにどのように設置するかは
このように現場にいかないとイメージが湧かないからです。
まるで池に花を使って絵を描くような感覚。
いったいどんなスケッチが出来たでしょうか。
完成が楽しみです。
コメント

花壇の好み

2017年06月09日 | 園芸科学科
園芸科学科の草花温室を散策すると
こんなきれいな花を見つけました。
ご存知、ロベリアです!
秋に種を播き、春に花壇に植えて楽しむ
春花壇の定番ですが、何も花壇だけとは限りません。
寄せ植えやハンギングバスケットにしても
とてもきれいで目を引く花材です。
かつて花の苗を植える時、適当な間隔をあけて
均等に植え付けたものですが
最近はそれをあまりきれいだとは感じなくなりました。
イングリッシュガーデンのように自然の草原のような植栽法や
この写真のように、同じ花をまとめて
ひとつの大きな色の塊(カラーブロック)として
配置する植栽の方が素敵に感じるのです。
いろいろな花が混じり合って咲く自然風なイングリッシュガーデン。
同じ花を集めて配色を楽しむなデザイン的な花壇。
どちらも高度なテクニックが必要ですが
機会があったらチャレンジしてみたいものです。

コメント

思い出の花

2017年06月09日 | 環境システム科
こちらの花はご存知ナデシコ。
日本女子サッカーの愛称としてすっかり有名になりました。
また英語のピンクにはナデシコという意味もあります。
その正真正銘のピンク色のナデシコが今、農場で咲いています。
実はチームフローラにとってもナデシコは思い出の花!
というのは2009年に結成したチームが
その年、初めて研究材料として取り扱ったのがこのナデシコなのです。
つまりチーム名のフローラはナデシコをさしています。
初代先輩は赤や青の光を照射して成長を早めようと取り組みましたが
当時は植物工場という名はまだ一般的ではなく
ましてや花に光を当てるなどという研究例もありませんでした。
案の定、実験は大失敗。
大きくなるどころか、まったく伸びないのです。
今であれば光量が強すぎたのが理由であるのがわかりますが
その時はまったく原因がわからず驚いたものです。
しかしこの失敗はその年の植物学会で初代メンバーによって発表され
珍しい草花と光の関係を探った研究として注目を浴びました。
でもチームはこの研究をあきらめませんでした。
数年毎に再びテーマとして採用しては挑戦し失敗を続けてきたのです。
そして初代メンバーの挑戦から6年経った2015年、
とうとうノウハウを習得し、光でナデシコやガーベラの
茎の長さをコントロールすることに成功したチーム。
さまざまな賞をいただいたのを覚えています。
そんな初代メンバーの一人が今、
名農の農場で草花を育てています。
このナデシコもOBが育てているもの。
まさかLEDなど照射していませんよね・・・。
コメント