奇想庵@goo

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アルペンスキー男子スーパーG

2006年02月18日 23時46分21秒 | トリノ五輪
17人滑ったところで悪天候のため延期され、改めて再スタート。
アメリカBode MILLERは攻めたがコースアウト。オーストリアBenjamin RAICHは複合のショックが響いてか精彩を欠いた。ダウンヒル王者Antoine DENERIAZは11位に終わった。

優勝争いはノルウェーのスターKjetil Andre AAMODT34歳と偉大な王者オーストリアのHermann MAIER33歳の二人。金メダル3つを持つAAMODTと、金メダル2つ、大怪我から復活を期すMAIER。結果はわずか0.13秒差でAAMODTが頂点に立った。
3位にスイスAmbrosi HOFFMANNが入った。


バイアスロン男子12.5kmパシュート

2006年02月18日 23時26分08秒 | トリノ五輪
10kmスプリントで5位だったフランスVincent DEFRASNEが逃げ切って金メダル。2.7秒差でノルウェーの英雄Ole Einar BJOERNDALENが2位。射撃のミスがなかったDEFRASNEは最後の射撃で2つのミス。1つのミスで済んだBJOERNDALENの逆転なるかと思われたが、届かなかった。
3位に10kmスプリント金メダルのドイツSven FISCHER。ミス1回と射撃の正確さが目立ったラトビアのIlmars BRICISが4位。日本勢は井佐英徳の37位が最高。


バイアスロン女子10kmパシュート

2006年02月18日 21時32分57秒 | トリノ五輪
ドイツ勢がワンツーフィニッシュを決めた。優勝は2位に1分以上の大差をつけてKati WILHELM。15km16位、7.5km7位だったWILHELMが、15km銀メダリストのMartina GLAGOWを抑えての勝利。
3位には15km3位、7.5km4位のロシアのAlbina AKHATOVAが入り、15km優勝のロシアSvetlana ISHMOURATOVAはメダルに届かず4位。
中国劉顕英は9位と入賞ならず。日本からは築舘郁代がただ一人出場したが周回遅れとなった。


クロスカントリー女子4x5kmリレー

2006年02月18日 19時11分14秒 | トリノ五輪
ロシアが大逆転で勝利を飾った。
1走は福田修子が1位で通過。イタリア、ドイツ、ロシアは7~9位と出遅れ気味のスタート。
2走でトップに立ったのはフィンランド。日本は大きく後方に下がった。ロシアは25.2秒差の8位。
3走でついに優勝候補のドイツがトップに立つ。ロシアは13.9秒差の4位に追い上げる。
ドイツの4走はエースのClaudia KUENZELだったが、ロシアは女子15kmパシュートで3位に入ったEvgenia MEDVEDEVA-ABRUZOVAが猛然と追い上げ、逆転優勝。ドイツは10.0秒差をつけられての2位。3位に地元イタリアが入った。僅差の4位にスウェーデン、日本は12位でフィニッシュ。

福田の健闘は本当に見事。一時離されたかに見えたが中継地点前で猛烈に追い上げ、一気にトップに立った。1走2走はクラシカルだが、その中で2番目のタイムであり、マススタートだったことを考えると、これは快挙と言いたいくらいのパフォーマンスだ。福田はチームスプリントでも快走を見せたし、残るスプリントでも期待がかかる。
2走石田の転倒や、エース夏見の不振などがあり目標の入賞はならなかったが、福田の勢いを今後に繋げて欲しいところだ。


トリノ五輪第8日まとめ

2006年02月18日 06時16分56秒 | トリノ五輪
★クロスカントリースキー男子15kmクラシカル

金 Andrus VEERPALU(エストニア)
銀 Lukas BAUER(チェコ)
銅 Tobias ANGERER(ドイツ)

★女子スノーボードクロス

金 Tanja FRIEDEN(スイス)
銀 Lindsey JACOBELLIS(アメリカ)
銅 Dominique MALTAIS(カナダ)

★スケルトン男子

金 Duff GIBSON(カナダ)
銀 Jeff PAIN(カナダ)
銅 Gregor STAEHLI(スイス)

☆アルペンスキー女子複合

天候不良のため開始時間を遅らせてスタート。しかし、第一走者が転倒し再び中断。結局、ダウンヒルは翌日に延期になった。
スラローム2本が先行して行われることになり、波乱の予感もあったが、女王クロアチアのJanica KOSTELICは2位でダウンヒルを迎えることとなった。体調不良でダウンヒルに出場しなかったKOSTELICだが、この日も滑り終わった後は疲労しきった様子。それでも本命は動かない。
KOSTELIC包囲網を敷くオーストリア勢が1位3位5位6位と上位につけたが、スラローム得意な選手ばかりなのでダウンヒルでどこまでこの順位をキープできるかが鍵。1位Marlies SCHILDはKOSTELICに0.46秒差のリード。
4位につけたスウェーデンAnja PAERSONはダウンヒルでのメダル獲得を目指す。KOSTELICとの差は0.38秒。果たして追い詰めることはできるのか。

☆カーリング男子
Session 7
ITA - NOR 3-11
SWE - FIN 4-11
SUI - GER 8-5

Session 8
SWE - GBR 2-8
USA - SUI 7-3
FIN - CAN 8-7
NZL - ITA 5-6

<暫定順位>
1.カナダ 5-1
1.イギリス 5-1
3.アメリカ 4-2
3.フィンランド 4-2
5.スイス 3-3
5.ノルウェー 3-3
5.イタリア 3-3
8.スウェーデン 3-4
9.ドイツ 1-4
10.ニュージーランド 0-6

☆カーリング女子
Session 7
USA - RUS 7-8
NOR - ITA 9-7
GBR - CAN 3-9
SUI - SWE 7-9

<暫定順位>
1.スウェーデン 5-1
2.カナダ 4-2
2.ノルウェー 4-2
2.スイス 4-2
5.イギリス 3-2
6.デンマーク 2-3
6.ロシア 2-3
8.日本 1-3
9.イタリア 1-4
10.アメリカ 1-5

☆フィギュアスケートアイスダンスコンパルソリー

1.Barbara FUSAR POLI / Maurizio MARGAGLIO(イタリア)38.78
2.Tatiana NAVKA / Roman KOSTOMAROV(ロシア)38.20
3.Albena DENKOVA / Maxim STAVISKI(ブルガリア)37.65

優勝候補大本命のロシアNAVKA / KOSTOMAROV組を上回ったのは、ソルトレークシティーオリンピック銅メダル、転倒がなければ、と言われ、その後プロに転向、地元のオリンピックで金メダルを取り戻しに来たFUSAR POLI / MARGAGLIO組。アイスダンスはまだオリジナルダンスとフリーの2回演技が残っている。まだまだ本番はこれから。もしロシアが金を取ればフィギュア全種目制覇の可能性も濃厚になってくるが・・・。

☆アイスホッケー女子
準決勝
USA - SWE 2-3(GWS)
CAN - FIN  6-0

順位決定戦
RUS - SUI 6-2
GER - ITA 3-2

アメリカがスウェーデンにまさかの敗戦。2点を先制したアメリカだが第2ピリオドに追いつかれ、そのままオーバータイムに突入。お互い得点できずにシュートアウトとなり、絶好調のゴールキーパーKim Martinがアメリカのシュートアウト4本すべて止めてスウェーデンの歴史的な勝利に導いた。
1990年に始まった女子アイスホッケーで、国際大会でアメリカとカナダの決勝戦という図式が初めて崩れたこととなった。
立役者となったKim Martinは弱冠19歳。またエースMaria ROOTHが2分半の間に立て続けに得点を決め同点に追いついたことも大きな流れを生み出した。お互い5人ずつが行うシュートアウトでも、彼女が決めた瞬間に勝利が決まり、カナダに対するリベンジを果たすというアメリカの希望を打ち砕いた。
アメリカにとって対スウェーデン戦は26回目にして初の敗戦。
決勝は、カナダ対スウェーデン。

☆スキージャンプラージヒル

日本勢を含め主要選手は問題なく予選をクリア。予選組では日本の葛西紀明がベストの成績を残し調子の良さをうかがわせた。ただ予選免除組のジャンプは力強い。岡部孝信はノーマルヒルに比べていい感じだったが、トップのオーストリアThomas MORGENSTERNとは距離で6m以上の差。これを明日縮めることができるかが注目だろう。
日本勢は他に伊東大貴と一戸剛が出場する。

◆第9日

決勝種目は、アルペンスキー男子スーパーG、同女子複合、バイアスロン女子10kmパシュート、同男子12.5kmパシュート、クロスカントリー女子4x5kmリレー、ショートトラック女子1500m、同男子1000m、スキージャンプラージヒル個人、スピードスケート男子1000mの9種目。

予選種目は、ボブスレー男子二人乗り、カーリング男女、アイスホッケー男子。

トリノ五輪も明日で折り返し。ここまでを簡単に振り返ってみよう。
ここまでのベストゲームは、フィギュアスケートペアフリー。メダルを獲った3組の演技は今も強く心に残る。
優勝候補本命ながら中国勢に追い詰められ、非常に重圧のかかる中で「強さ」を発揮したロシアのTatiana TOTMIANINA / Maxim MARININ 組。
その二人に挑んだ若い張丹 / 張昊 組は張丹の転倒、負傷で窮地に立つがそこから見事な集中力で素晴らしい演技を見せた。張昊の張丹を気遣う姿も心を打った。
ベテランの申雪 / 趙宏博 組も執念ともいえる演技で観衆を魅了した。

ついで印象に残るのはアルペンスキー男子複合。ダウンヒルでトップに立ったBode Millerのスラローム1回目での失格など波乱に次ぐ波乱で、この混乱を制した若きTed LIGETYの攻撃的な滑りも印象的。

予想外の展開といえば、ショートトラック男子1500m準決勝でのApolo Anton OHNOの敗北。ソルトレークシティーでの因縁の決着が期待された中、決勝進出確実な状況でバランスを崩した。精神的ななにかがあったのかどうか。本当に信じられない出来事だった。

そして、これらを上回るかもしれない事件、それが女子アイスホッケー、スウェーデンのアメリカ戦勝利。アメリカとカナダの2強が絶対的な強さを保ち続けていただけに、この1勝が今後の女子アイスホッケー界にどんな影響を与えるかも注目。

こうしてみると、日本が絡んだものがひとつもなし。まあ一スポーツファンとしては日本が絡もうが絡むまいが関係ないのだが、日本人の一人としては絡んで欲しいのも事実。
後半の注目はやはりアイスホッケー。生放送はあんまり期待できないけど。あとはやはりフィギュアスケート女子。他の競技でもエキサイティングなゲームを楽しみにしている。


スケルトン男子

2006年02月18日 04時03分54秒 | トリノ五輪
越和宏は1回目9位ながらもトップとは0.85秒差といいタイムを出した。しかし、2回目が凡走となり11位に終わった。

メダル争いはカナダのワンツーフィニッシュとなった。Duff GIBSONが金、Jeff PAINが銀。3位以下に大きな差を付けての金銀独占で、4位にもPaul BOEHMが入り、あわや表彰台独占という結果。それを阻んだのはスイスGregor STAEHLI。1回目に3位4位とカナダ勢に対抗したイギリスの二人は2回目に記録が伸びず5位8位に沈んだ。