奇想庵@goo

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スノーボード女子ハーフパイプ決勝

2006年02月13日 23時15分02秒 | トリノ五輪
アメリカの表彰台独占を阻止したのは好調だったノルウェーのKjersti BUAAS。2回目に高さと勢いで1回目を上回る42.0を出して銅メダルを獲得した。銀メダルはGretchen BLEILER。優勝候補筆頭で2回目に非常に素晴らしいパフォーマンスを見せたが1位には届かなかった。金メダルを手にしたのはHannah TETER。アメリカ勢の中でも最もミスのない完璧な演技は女子ハーフパイプの競技レベルの高さを知らしめるものだ。
4位Kelly CLARKはアメリカの表彰台独占こそ逃したが、その高さで見ている者を魅了した。オーストラリアTorah BRIGHTのチャレンジも高く評価したい。
日本勢は大小のミスが重なり得点を伸ばすことが出来なかった。改めてアメリカの高さと技の精度に圧倒される。大舞台に向けてのコンディショニングや集中力を含めて、他国との力の差を見せ付けられる大会となった。


バイアスロン女子15km個人

2006年02月13日 21時40分45秒 | トリノ五輪
ロシアの表彰台独占をドイツのMartina GLAGOWが阻んだ。優勝はSvetlana ISHMOURATOVA、2位にOlga PYLEVA、4位にAlbina AKHATOVAのロシア勢。途中まで首位に立っていたノルウェーのLiv Grete POIREEは最後の射撃で3つも外して10位に終わった。
日本勢は田中珠美の33位が最高。


スノーボード女子ハーフパイプ予選2回目

2006年02月13日 20時34分40秒 | トリノ五輪
厳しいことを言うようだが、今井メロには失望した。技の成功失敗は別として、リスクの高い選択をした点について。予選1回目を見て厳しいとは感じていたが、実力を出し切ることなく姿を消すこととなった。チャレンジとはその時と場所を見誤ればただの暴挙となる。決勝でならその挑戦をいくらでも称えようと思うが、今はまだ予選だ。高い技術を持っているだけに、それを生かす術を知らなければ宝の持ち腐れだ。本人はもちろん、周りのコーチ、サポート能力の低さも感じてしまう。

実力のあるオーストラリアのTorah BRIGHTが1回目のミスを克服してトップで通過。ノルウェーのKjersti BUAAS、スイスのManuela Laura PESKO、アメリカのElena HIGHT、日本の山岡聡子、伏見知何子の6人が予選突破。BUAASはチャレンジがうまくいってのハイスコア。他の4人はうまくまとめた印象だ。

決勝はアメリカの表彰台独占を防げるかどうかがポイントになりそう。ミスが出ないとアメリカ勢の強さは抜きん出ている感じを受けたが、思い切った演技で彼女たちにプレッシャーをかけることができるだろうか。


スノーボード女子ハーフパイプ予選1回目

2006年02月13日 19時11分48秒 | トリノ五輪
昨日の男子の流れを受け継ぐ印象の予選1回目となった。アメリカ勢3人が上位独占で予選突破。特に1番スタートのKelly CLARKは完璧な内容で高得点を出した。Gretchen BLEILER、Hannah TETERと共に予選用の演技を確実に決めたという印象が強い。
まるで決勝のような演技を披露して成功したオランダのCheryl MAAS、無難にまとめ切った日本の中島志保、内容はあまりよくなかったものの実力のあるフランスのDoriane VIDALまでが1回目での予選通過を決めた。
ベテラン山岡聡子はうまくまとめていたものの最後の技で着地に失敗した。注目の今井メロは大技を狙ってバランスを崩し、伏見知何子もリズムに乗れないまま失敗した。大舞台で安定した演技を見せることは一朝一夕にできることではないが、昨日の男子の失敗から学んだ風ではない印象を受けた。特にスタートに大技を狙うと全体をまとめるのが難しそうだ。
男子に比べて有力選手が少ないため、2回目にミスをしなければ予選通過する力はあるとは思うのだが、果たして……。


トリノ五輪第3日まとめ

2006年02月13日 06時32分02秒 | トリノ五輪
★クロスカントリー女子15kmパシュート
金 Kristina SMIGUN(エストニア)
銀 Katerina NEUMANNOVA(チェコ)
銅 Evgenia MEDVEDEVA-ABRUZOVA(ロシア)

★アルペンスキー男子ダウンヒル
金 Antoine DENERIAZ(フランス)
銀 Michael WALCHHOFER(オーストリア)
銅 Bruno KERNEN(スイス)

★スノーボード男子ハーフパイプ
金 Shaun WHITE(アメリカ)
銀 Daniel KASS(アメリカ)
銅 Markku KOSKI(フィンランド)

★クロスカントリー男子30kmパシュート
金 Eugeni DEMENTIEV(ロシア)
銀 Frode ESTIL(ノルウェー)
銅 Pietro PILLER COTTRER(イタリア)

★スピードスケート女子3000m
金 Ireen WUST(オランダ)
銀 Renate GROENEWOLD(オランダ)
銅 Cindy KLASSEN(カナダ)

★スキージャンプノーマルヒル個人
金 Lars BYSTOEL(ノルウェー)
銀 Matti HAUTAMAEKI(フィンランド)
銅 Roar LJOEKELSOEY(ノルウェー)

★リュージュ男子一人乗り
金 Armin ZOEGGELER(イタリア)
銀 Albert DEMTSCHENKO(ロシア)
銅 Martins RUBENIS(ラトビア)

★ショートトラック男子1500m
金 安賢洙(韓国)
銀 李昊錫(韓国)
銅 李佳軍(中国)

☆アイスホッケー女子
A組 RUS - CAN 0-12
B組 GER - USA 0-5

◆第4日
決勝種目は、バイアスロン女子15km個人、スノーボード女子ハーフパイプ、スピードスケート男子500m、フィギュアスケートペア。

予選種目は、カーリング男女、アイスホッケー女子、リュージュ女子一人乗り。

日本のメダルの可能性としては最も高いのではと思われるスピードスケート男子500mが行われる。世界記録保持者加藤条治の滑りに注目だ。またスノーボード女子ハーフパイプの今井メロにも期待がかかる。


ショートトラック男子1500mなど

2006年02月13日 06時11分14秒 | トリノ五輪
時計を競うスピードスケートに対し、人との駆け引きが鍵を握るショートトラックは熱くなる競技だ。
男子1500mは予選、準決勝、決勝まで行われ、ショートトラック最初のメダルが決まった。
予選は順当。準決勝も順当に進んでいたが第3組中国の李野とアメリカのApolo Anton OHNOで決まるかと思われたが、残り1周の手前でOHNOがバランスを崩し、よもやの大波乱となった。OHNOと言えば、前回のソルトレークシティ五輪のこの種目決勝で1位でゴールした韓国の金東聖が失格となり、彼が優勝して物議をかもした。あの時の疑惑の判定の決着を今回の決勝で着くと思われたが、この波乱で韓国選手との対決は幻となった。
決勝は韓国のエース安賢洙が金、李昊錫が銀とワンツーフィニッシュ。銅メダルは中国の李佳軍。その弟李野は失格となったが、韓国と中国の力の差がはっきり出た結果となった。
日本勢は末吉隼人は予選落ち。エース寺尾悟は準決勝で敗れ、B決勝に回り9位となった。

女子500mは予選のみ。各組ほぼ順当に決まり、大きな波乱はなし。日本勢ではエース神野由佳は2位で突破したが、ベテラン田中千景は予選落ち。印象に残ったのは、地元イタリアの15歳Arianna FONTANA。経験がものを言うショートトラックで若さがどこまで通用するか楽しみだ。

女子3000mリレーも予選のみ。中国、カナダ、韓国、地元イタリアの4ヶ国が決勝進出。日本は力の差を見せ付けられた感じでB決勝に。


リュージュ男子一人乗り

2006年02月13日 04時05分33秒 | トリノ五輪
優勝は地元イタリアのArmin ZOEGGELER。イタリアに今大会初の金メダルをもたらした。初日の2回の滑りでともにトップを取り、そのアドバンテージを保って逃げ切った。
2位はロシアのAlbert DEMTSCHENKO。3位はラトビアのMartins RUBENIS。ベストスピードを出したアメリカのTony BENSHOOFは4位、ドイツ勢が5、6、7位を占めた。
日本勢は20位の小口貴久が最高成績。


スキージャンプノーマルヒル決勝

2006年02月13日 03時55分27秒 | トリノ五輪
優勝を飾ったのはノルウェーのLars BYSTOEL。1回目6位からの逆転勝利。追い風から無風といった風のコンディションが悪い中、103.5mを飛び金メダルを手中にした。
2位にはフィンランドのMatti HAUTAMAEKI。BYSTOELと同じ6位タイの1回目で飛距離も同じ103.5mだったが、飛形点で1点劣り銀メダルとなった。
3位は2本をうまくまとめたノルウェーのRoar LJOEKELSOEY。
2本目トップの104.5mを飛んだドイツのMichael UHRMANNが4位。注目のJanne AHONENは距離が伸びずに6位に終わった。また1回目トップだったDmitry VASSILIEVは着地で体勢を大きく崩し10位となった。

日本勢は3人とも不本意なジャンプで、伊東大貴の18位が最高成績だった。


スキージャンプノーマルヒル決勝1回目

2006年02月13日 03時07分10秒 | トリノ五輪
上位陣は不利な状況でも素晴らしいジャンプを見せた。
1回目トップに立ったのはロシアのDmitry VASSILIEV。104.5mといい飛躍を見せたが、重圧のかかる2回目に果たしてどのようなジャンプができるか。
2位にフィンランドのJanne AHONENとオーストリアのThomas MORGENSTERNが並んだ。注目のAHONENが果たして金メダルを手に出来るかどうかが見所となる。
日本勢では葛西紀明と伊東大貴が13位タイで並んだ。メダルは厳しそうだが、2回目に思い切ったジャンプを見せて欲しいところ。期待の岡部孝信は失敗といっていいジャンプで24位タイ。

2回目のジャンプで上位の順位は大きく変わりそうな接戦なだけに、面白い優勝争いが見られそうだ。


スピードスケート女子3000m

2006年02月13日 02時51分51秒 | トリノ五輪
オランダの新鋭19歳のIreen WUSTが予想外の優勝を飾った。優勝候補が走る前に自己タイムを大きく更新する脅威の滑りを見せた。これが他の有力選手にプレッシャーを与えることとなり、WUSTを勝利に導いた。
2位は同じくオランダのRenate GROENEWOLD。3位にカナダのCindy KLASSENが入り、期待されたドイツ勢はメダルに手が届かなかった。
日本勢は石野枝里子の13位がベスト。ベテラン田畑真紀が14位に入った。