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バイアスロン女子12.5kmマススタート

2006年02月25日 20時52分01秒 | トリノ五輪
7.5kmスプリント銀メダリスト、スウェーデンAnna Carin OLOFSSONがドイツ勢を抑えて優勝を飾った。2位に10kmパシュート金メダリスト、ドイツKati WILHELM、3位に同じドイツUschi DISLが入った。銀メダル2つを獲得しているドイツMartina GLAGOWは4位に終わった。


バイアスロン男子15kmマススタート

2006年02月25日 18時58分46秒 | トリノ五輪
ドイツのMichael GREISが20km個人、リレーに続いて3つ目の金メダルを獲得した。2位にはポーランドTomasz SIKORA、3位に今大会銀メダル二つのノルウェーOle Einar BJOERNDALENが入った。
過去に金メダル5つを獲得したノルウェーの英雄BJOERNDALENは、3つ目の射撃まではトップを快走。しかし、最後の射撃で2つ外し4位まで落ちた。それでもフィンランドのPaavo PUURUNENを抜き差ってメダルは手中にした。
日本は菅恭司が30人中最下位の成績だった。


トリノ五輪第15日まとめ

2006年02月25日 17時29分39秒 | トリノ五輪
★クロスカントリー女子30kmフリーマススタート

金 Katerina NEUMANNOVA(チェコ)
銀 Julija TCHEPALOVA(ロシア)
銅 Justyna KOWALCZYK(ポーランド)

★アルペンスキー女子ジャイアントスラローム

金 Julia MANCUSO(アメリカ)
銀 Tanja POUTIAINEN(フィンランド)
銅 Anna OTTOSSON(スウェーデン)

★スピードスケート男子10000m

金 Bob de JONG(オランダ)
銀 Chad HEDRICK(アメリカ)
銅 Carl VERHEIJEN(オランダ)

★カーリング男子

金 カナダ
銀 フィンランド
銅 アメリカ

☆ボブスレー男子4人乗り

1.ドイツ1
2.スイス1
3.ロシア1

男子2人乗り、女子2人乗りに続いてドイツの金メダルがなるかどうかが注目だが、1回目2回目共にトップのタイムを出してドイツが首位に立った。7位までが0.5秒内とメダル圏内かと思われるが、金メダルはドイツが逃げ切りそうな勢いだ。

☆アイスホッケー男子準決勝

SWE - CZE 7-3
FIN - RUS 4-0

北欧の2ヶ国が決勝進出を決めた。チェコはスロバキア戦とうって変わって、予選リーグ同様本来の守備力を発揮できずに失点を重ねて敗北。スウェーデンはスイス戦の6点に続いて7得点と攻撃が絶好調。
ロシアはカナダ戦も得点を取るのに苦しんだが、この日も攻撃陣が沈黙。フィンランドはアメリカ戦は苦しんだが、再び本来の調子を取り戻した感じ。唯一全勝で決勝進出を決めた。

◆第16日

決勝種目は、アルペンスキー男子スラローム、バイアスロン男子15kmマススタート、同女子12.5kmマススタート、ボブスレー男子4人乗り、ショートトラック男子500m、同女子1000m、同男子5000mリレー、スピードスケート女子5000mの8種目。また、アイスホッケー男子3位決定戦も行われる。

ほとんどの競技がこれで終わり、祭りも幕を下ろそうという状況。
日本も念願のメダルを獲得し、関係者は胸をなでおろしているのかもしれないが、この結果を見ると育成面での課題がはっきりした。フィギュアは長野五輪以前より、全国から有望な少年少女を野辺山に集めて、しっかりとした育成プログラムを組み立てていった。その1期生が荒川であり、安藤や浅田真央ら後進の有力選手を生み出す土壌となっている。
長期的な見通しを持った育成プログラムはキチンと成果となって現れる。それを持たない競技は、当然それなりの結果しか残せない。もちろん冬季競技の中で、関心の高いフィギュアは予算面でも他の競技より有利であり、それがこうした育成システムを可能にしているのは確か。
逆に言えば、フィギュアのような日本人にとって厳しい競技においてもこれだけの成果を得られるのだから、どの競技でもお金をかけてしっかり育成していけば、世界で戦える選手を育てることは可能ということだ。
メダルを取れたことでホッとせずに、今後の育成に対するプランニングをはっきりと立てて欲しい。今回の問題はメダルの獲得数ではなく、メダルを取る可能性のある選手の少なさにあったのだから。


フィギュアスケートエキシビション

2006年02月25日 14時37分20秒 | トリノ五輪
やはり圧巻だったのは、氷上のバイオリニスト。ハンガリーのバイオリニストEdvin MARTONの生演奏に乗って、ペアの金メダリストTatiana TOTMIANINA / Maxim MARININ組や、男子の金メダリストEvgeni PLUSHENKOが舞った。
これを見ていると、フィギュアスケートがヨーロッパの競技だと実感する。この競技に奥底に流れる部分には北米やアジアの者には到達できない気までしてしまう。

荒川は金メダリストの風格が感じられるよう。村主はユニークな演出で彼女の世界を表現していた。最も印象的だったのはPLUSHENKO。2位以下に大差をつけて勝利した彼だが、この日のリンク上の全ての選手の中でも別格に見えた。

新採点システム下で初のオリンピック。
全体的な印象としては、高難易度なジャンプを狙うより、技の精度とスピンやステップの質などを高めた選手が勝利した大会だった。
これは他の採点競技、モーグルやエアリアルなどでも同様だったが、最高難易度の技よりも、やや難易度が落ちる技を完璧に演じた選手が栄冠に輝いた。もちろん、やや難易度が落ちる技といっても完璧に演じるには途方もない努力が必要なわけだが。

この採点システムに対する評価は人それぞれだと思う。完璧なシステムはあり得ない。過去のシステムに比べ、分かりやすくなったのは確かだ。
転倒によるマイナス点を恐れて冒険しにくいのではという声もあるが、過去のシステムでも転倒はマイナス評価だし、あまり関係ない気がする。ただジャンプ等の評価を厳しくなされるので、高難易度の演技に失敗して基礎点が下げられるとかなり大きなダメージとなる。
例えば、4回転を跳ぼうとして失敗した場合、それが4回転の失敗と評価されるか、回転不足で3回転の失敗と評価されるかで相当な差が出てしまう。選手が狙った技での失敗と判断される限りは、転倒でもそのダメージは限定的だ。実際、男子女子のフリーで2位3位に入った選手は全員転倒している。

今回アイスダンスで転倒が相次いだ。他種目より演技力や芸術性が問われてきたアイスダンスに、技の難易度を重視したこの採点システムが合致していないという議論もある。ただ演技力や芸術性などのフィギュアスケートの一面は、評価という点で数字化しにくい曖昧な部分だ。数字化しやすいスポーツ的な面が現行のシステムでは優位と言える。
ただ言うまでもなくこのシステムは導入されてわずか2年のもの。恐らくこのオリンピックを契機に大幅な見直しがなされると思う。技の多様性、冒険的な試みに対する評価、芸術性、表現力、スケート技術、観客へのアピールなどを現行システムに織り込んでいくことは困難な道程だと思うが、少しずつそういった方向へ進んで欲しい。


カーリング男子

2006年02月25日 13時42分27秒 | トリノ五輪
カーリング王国カナダが優勝を飾った。
4-3で迎えた第6エンド。一挙に大量6点をもぎ取り試合を決めた。
圧巻はカナダのサードMark NICHOLSのファーストストーン。ロングセンターガードと、中央のカナダのストーンのすぐ手前にあったフィンランドのストーンのダブルテイクアウトを成し遂げ、更に自分の石を自軍のストーンのガードとして残すという神業をやってのけた。

3位決定戦は、アメリカが序盤に奪った優位を守り切って粘るイギリスに勝利した。


スピードスケート男子10000m

2006年02月25日 13時32分27秒 | トリノ五輪
スピードスケート男子の最後の種目。
制したのはスピードスケート王国オランダBob de JONG。男子ではスピードスケートオランダ勢初の金。最後に意地を見せた。
2位にアメリカChad HEDRICK。5000mを勝ち、狙う5冠に向けて好スタートを切ったが、500m以外の全種目に出場し、さすがに疲労は隠せないか。それでも金銀銅の3つのメダルを獲得したのはさすがの一言だ。
3位にはオランダCarl VERHEIJENが入り、ノルウェー勢のメダルを阻んだ。ノルウェーは今大会スピードスケートでのメダルはゼロと不振にあえいでいる。