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今年も1月が終わり、今日から2月です。私はこのブログの開設(2007年1月1日)以来4年間、国際社会の様々な分野でなされてきたスウェーデンの行動や政策を、「私の環境論」の立場から見ると普遍性が高いので「混迷する日本の問題解決」のために参考になる、あるいは役立つのではないかと考え、そのような視点から情報を提供してきました。
しかし、日本の状況は改善するどころか、ますます混迷を深めているように思います。いくつかの大学での「私の環境論」を通じて見えてきた学生の反応は、「日本とスウェーデンを比較することによって日本の問題点がはっきり見えてきた。日本の進むべき方向を変えることによって、あるいは判断基準を変えることによって希望が出てくる」というものでした。
判断基準の相違①: ワシントン条約 「クロマグロ禁輸」をモナコ提案、17年前にはスウェーデン提案が(2009-08-11)
判断基準の相違②: 「将来の電源」としての原発(2009-08-12)
判断基準の相違③:「気候変動」への対応(2009-08-13)
判断基準の相違④: なぜ、共通の問題へ対応に落差が生じるのか(2009-08-14)
そこで、今年はしばらく、国際社会における共通問題に対して日本とスウェーデンの考え方や対応の相違など、「相違を意識的に強調する視点」で書いてみようと考えました。このような記述をする私の本意は、何はともあれ、日本が明るい希望のある社会に向かって進んで欲しいからです。
そのようなわけで、今日のタイトルは 「再び、『あべこべの国』 日本とスウェーデン」 としました。“再び”と書き加えたのは、以前、このブログ内で同じタイトルの記事を書いたことがあるからです。
過ぎ去った20世紀も、そして、これから歩む21世紀も日本とスウェーデンは、現在までは多くの分野で「あべこべの国」の様相を呈しているように思います。それは社会に対する「価値観の相違」と「将来に対する判断基準の相違」と言ってもよいのかもしれません。
「環境問題スペシャリスト」を肩書(日本で唯一人?)として使用している私がなぜ、このブログで経済や財政、社会の仕組みを取り上げるのかと問われれば、私の環境論では、 「環境問題は、私たちが豊かになるという目的のために行ってきた経済活動の結果、必然的に目的外の結果が蓄積し続けているもの」 、平たく言えば、「昔から環境と経済は切ってもきれない関係にある(識者は90年代中頃から「環境と経済の統合」など言い始めましたが)と考えているからです。
このブログ内の関連記事
日本の「強固な思い込み」が覆される、日本より「大きな政府」スウェーデン、「人」重視で成長(2010-10-19)
今朝の朝日の社説:「人類史上で初の体験」、私の環境論では「環境問題」と「少子高齢化」が・・・・・(2011-01-01)
2つの大問題――「少子・高齢化問題」と「環境問題」、日本社会に求められていることは何か?(2011-01-02)
皆さんは本当にそう思うのですか!(2011-01-03)
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