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17年前の1990年1月、スウェーデンで「Saving The Ozone Layer A Global Task」と題する24ページの小冊子が発行されました。この小冊子は「オゾン層保護」という地球規模の環境問題を広く国民に知らせ、議論を起こし、国民の間に共通の基本認識を育てるために、当時の最新の科学的知識をコンパクトにまとめ、わかりやすい形で提供したものです。
スウェーデンの環境NGO「自然保護協会」(会員数約20万人、ちなみに日本の自然保護協会の会員数は約2万人)の主導のもとに進められたこの共同プロジェクトには、スウェーデン労働組合、スウェーデン産業連盟、スウェーデン研究計画調整協議会、スウェーデン環境保護庁、スウェーデン国際開発協力庁、スウェーデン理工学アカデミーおよびスウェーデン自然科学アカデミーが参加しました。
17年前にこのような官民共同のプロジェクトが行なわれたこと自体が驚きですが、さらに興味深いことは、この小冊子が英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、タイ語および韓国語に翻訳され、無料でスウェーデン自然保護協会から入手できる体制がとられていたことです。
ですから、この資料をある日本の環境NGOに提供したとき、「どうして、日本語版がないのですか」と真顔で問われ、私はショックを受けました。
この問いに対して、私は「おそらくスウェーデン自然保護協会は、日本が米国につぐ世界第二位の経済大国であり、科学立国をめざしている日本には独自にこの種の資料を作り、国民に配布する能力があることを知っていたから日本語版をつくらなかったのでしょう」と答えました。
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17年前の1990年1月、スウェーデンで「Saving The Ozone Layer A Global Task」と題する24ページの小冊子が発行されました。この小冊子は「オゾン層保護」という地球規模の環境問題を広く国民に知らせ、議論を起こし、国民の間に共通の基本認識を育てるために、当時の最新の科学的知識をコンパクトにまとめ、わかりやすい形で提供したものです。
スウェーデンの環境NGO「自然保護協会」(会員数約20万人、ちなみに日本の自然保護協会の会員数は約2万人)の主導のもとに進められたこの共同プロジェクトには、スウェーデン労働組合、スウェーデン産業連盟、スウェーデン研究計画調整協議会、スウェーデン環境保護庁、スウェーデン国際開発協力庁、スウェーデン理工学アカデミーおよびスウェーデン自然科学アカデミーが参加しました。
17年前にこのような官民共同のプロジェクトが行なわれたこと自体が驚きですが、さらに興味深いことは、この小冊子が英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、タイ語および韓国語に翻訳され、無料でスウェーデン自然保護協会から入手できる体制がとられていたことです。
ですから、この資料をある日本の環境NGOに提供したとき、「どうして、日本語版がないのですか」と真顔で問われ、私はショックを受けました。
この問いに対して、私は「おそらくスウェーデン自然保護協会は、日本が米国につぐ世界第二位の経済大国であり、科学立国をめざしている日本には独自にこの種の資料を作り、国民に配布する能力があることを知っていたから日本語版をつくらなかったのでしょう」と答えました。