酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

ワトソン君が奇跡を演じる?!

2009-07-19 14:16:20 | Weblog
 ゴルフは戦略的な面白さを秘めたスポーツだと思うが、金と暇がないのでやったことがない。その昔、石原慎太郎が「ゴルフなんてスポーツじゃないと思っていたが、球を打ってみてその難しさにびっくりした」といったようなことを何かに書いていた。打ちっ放しでティーアップしたボーでもまっすぐには飛ばない。いわんや、である。奥が深いスポーツほどはまりやすい。手を出さないに限る?。

 石川遼とタイガー・ウッズが予選落ちした「ジ・オープン」は、3日目を終えてトム・ワトソンが首位。いやー、大変な事件が起きるかもしれない。

《男子ゴルフの全英オープン選手権は17日、当地のターンベリー・エイルサコース(7204ヤード、パー70)で第2ラウンドを行い、石川遼は1バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算6オーバー、146の85位で、予選通過ラインに2打及ばず、決勝ラウンド進出は成らなかった。

 59歳のトム・ワトソン(米国)が71で回り、通算4アンダー、206で単独首位。最終日に26年ぶり6度目の優勝とメジャー最年長制覇が懸かる》=18・19日時事com=

 トム・ワトソンは、もう2か月足らずで60歳を迎える。日本風に言えば還暦の爺さまだ。それが若い衆を従えるトーナメント・リーダー、しかも全英オープンという最高の舞台で。この結末は見逃せない。連休だし、ビールを飲みながらテレビを見よう。

 去年の3日目終了時点の首位は53歳グレグ・ノーマンで、「最年長記録更新か」と騒がれた。ここまでの記録は46歳。ワトソンはそれより一回り以上年上だ。ワトソンは全英5勝、これはピーター・トムソンと並ぶ最多勝記録だ。今回勝てば単独首位に躍り出る。59歳、6勝は空前にして、おそらく絶後の大記録となるだろう。現在3勝のタイガーは有力な挑戦者だが、4半世紀後にメジャートーナメントを戦っているかどうか。

 シャーロック・ホームズシリーズによれば、ワトソ(ス)ンが動くのは事件のときだ。ワトソンが語る言葉は物語になり、伝説となった。今回は、ワトソン自身が主人公である。用意はいいね、ワトソン君。
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