ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

コトバ

2013-07-29 | 5~6歳
 この数日、言葉の大切さを思う出来事がふたつあった。

 職場の同僚が、新しく机を並べた別の同僚について、「○十年生きてきて、あんなに心の美しい人に会ったことがありません」と言っていた。見習うことの多くある、素晴らしい人なんだと。その人も素晴らしいけど、殺風景な職場で煩雑な仕事をこなした後、とかく照れがちで粗い言葉を使ってしまう日常に、美しい言葉で人を褒めたあなたも素晴らしいよ、と思った。なんだか感動してしまった。

 ボクシングでオリンピックを目指す芸人さんを二人三脚で支えてきたトレーナーさんが、若くして亡くなったのだそうだ。葬儀でインタビューを受けた彼女はぼたぼたと涙を落としながら、訥々と亡き恩師への感謝を語った。心の深いところから絞り出されてきたような言葉は真実の強さがあって、心打たれる姿だった。彼女の人生はこの先も、美しい強さに裏打ちされていくだろうと思った。

 ・・・はたして私がアリエスに話しかける言葉は、アリエスの胸に届くものだろうか。日本語をまったくしゃべらないアリエスだけど、彼が発するコトバはびんびんと私に響き渡るというのに。生き生きと胸に飛び込んできて、沁み込んでいくというのに。

 粗野な自分を恥じながら、人々にも犬々にも学ぶ中年です。


まったくの無関係写真・・・↓↓

くんくんくんくん・・・畑シメジを干しますよ~お鼻に合います?