おサルのダイアリー

棋力はサル並み?のウッキーが将棋に向かう日記

勝つときは

2010年02月14日 | 大会結果

 まさか、優勝するとは… 喜び・嬉しさ・驚き・困惑・畏れ・今後…e.t.c.様々な感情が渦巻いて(?)よく分からないのだが、 ハッキリしてるのは、こうしてブログを書いている自分が興奮しているコト。

 一昨年リュウ君を連れて行ったときは、1勝しかできずまだ大人の大会に出すのは早かったか…と思ったモノだが、今では立派なエースである。 2回戦は最後に迫力のある追い込みを喰らって青くなったと思うが、冷静にクリアしてゴールをきれたのは、そこまでの将棋が良かったということ。 成長したなぁとしみじみ。

 ゆ~くんは、途中ラッキーな勝ち星があったものの、あとは良くやっていると思う。負けた将棋も含めて、今は自分の将棋を見つめ直す(改造している)時期だと思う。 相手の読みにない手を指して勝つのではなく、相手の読みを上回る手(量)で勝てるようになってほしい。(なれるハズと)

 コータ君は先週と一転、苦しい将棋ばかりだったが、一局目に負けたのが気合い入ったかな? 今日の勝ちは拾いもの(実際2・3局目は粘り勝ちだった)と思い、負けた1局目を中心に、もう一度よく振り返ってほしい。 (イロイロ言いたいのだけれど、言い方が難しいな…) 

 リョウセイ君は、2年生としては本当に良く勝つ。 序盤で無造作な手をさしてしまい、リードを許したまま中終盤に入るのだけれど、優勢な相手を心理的に揺さぶる手(イヤミの付け方、自陣の手入れ、時間の使い方…)がうまいと言うか、試合巧者という感じ。 ただ、コータ君以上の相手だと、そんなコトは許してくれないよ、ということで、スタートから互角以上のリードを得ることを考えて指してほしい。

 ああ、ホントは、「優勝キター!!」とか「イヤッッホォォォオオォオウ!」と言いたいところなのだけど、2回戦のコータvs県連会長戦、3回戦ゆ~くんvs副支部長戦とか、想像できない勝局を目の当たりにすると、『勝ちに不思議の勝ち有り』(by野村克也)というか、よほど勝利の女神が味方してくれたような。 正直キツネにつままれたような気分もなきにしもあらずなわけで。

 ただ、勝利の女神を引きつけたのは、3人の力でもあり、父兄のサポートであり、いろいろなトコロ(他の支部や大会…)での知遇であり、そしてささやかではあるけれど講師陣の世話焼き(?)であり… 

 「高山将棋教室支部」全体で手に入れた優勝だと本当に思うのです。 

 ご協力・ご指導頂いた全ての皆様に深く深くお礼を申し上げます。

 

そしてリュウ君・ユヅキ君、コータ君、本当におめでとう!!   

 

(本当にありがとう、言うべきなのかな? 目から汗が出そうだわ…

 

コメント (3)

結局は、将棋との向かい方。

2010年02月11日 | 将棋(全般)
コメント

「本気」と書いてマジと読む

2010年02月09日 | 将棋(その他)

 この週の日曜(1/31)に松本でTV収録を勝利で飾ったコータ君、そのままの勢いでこの大会に乗り込んだ。
目標はどうする?ときくと「優勝です。」 いやいや今年はまだ無理だろ…「それでも優勝です」
 本気かいな?と、半分は??と思いつつも、その意気やよし。と思っていたのだが…

 勝局のほうはお父さんのブログに棋譜付がUPされているのだが、3勝は王手もかからないくらい、ぶっちぎりの勝ち。とくに新6年生のなかにし君や、去年の優勝者のひろきくんを右四間で圧倒したのにはホントにおどろいた。 まさかとは思うけれど、1~2年早く県代表になりそうな雰囲気(オーラ)?がある。

 ただし、対振りには右四間というメインウェポンがあって歪み(迷い)ないのだが、相居飛車において、まだコレといった自分の形がなく、負けた2局も駒組み~最初の小競り合いの段階ではっきり悪くなっていた。

 ゆうと君との1局は、相手が早く角道を止めての持久戦志向に合わせて、駒組みを付き合った?のが下図。(お父さんのブログを見ると、どうも8八に入った玉を7九に戻しているような感じがする…)

Photo
 まだ開戦前だが、ゆうと君が棋理に合ったキレイな駒組み(プロっぽく、右四間に対してカウンター狙いの構え)なのに対し、コータ陣はちょっとぎこちない?ものになっている。 (相手の飛車先が切れている事はしかたないにしても、5八の金は5九の方が後で飛車が切りやすいし、もっというと左美濃という選択肢は…と。 もっというと、ここまでに居玉のままでも急戦はないのかとか)

 なわ(弟)君との将棋を見ると、下図のよう。 

Photo_2

 銀が追い戻されるは、8七にくさびの歩は入ってるは、いいところはまるでない。(まあ、後手も飛車が全く働いてないので、そんなに威張れないのだが)

 ただコータ君は、いい意味で「鈍感力」(なんとなく中原16世に近いもの…)があり、これくらいの不利を不利と思っていない(というかそういう意識もない?)から、この程度の手損とかは平然と盛り返すだろうと思ったら、事実大優勢になる
(下図) 
<結果は中段玉を捕まえ損ねて逆転負け…>

Photo_3  

 毎朝5時に起きて、詰め将棋を20問と棋譜並べ… 強くなるのもむべなるかな。 
努力している(できる)素地があるのがコータ君の何よりの強みだと思う。 あとはどう努力していくか…。
 コータ君には「本気でねらっていいよ。」と言っておこう。 それだけのことはしていくだろう。 

 さて、逆に「狙いなさい、つうか狙わんと承知せん!」というのが次のユーキッチ君ということになるのだろうか…。

コメント (2)

大魚を逸す

2010年02月08日 | 将棋(その他)

 リュウ君の初戦は同じ年のライバル?のゆうと君。 角がわり戦で先手ながらゆうとくんが右玉の趣向。 後手のやや強引な捌きからの飛車成りを許すも、好打の角打ち(下図)

20100207129

 から竜を抜いて優勢になると、一気に流れるような手順で寄せに入る。

2010020720

 上図以下の指し手 ▲4三歩成△7七桂成▲同 桂△7六歩▲5三と△同 銀▲同 龍△6二銀▲5二金△同 銀▲7二銀△同 玉▲5二龍△6三銀打▲6一銀△8二玉 

 苦し紛れの△8五桂打~7六歩にかまわず、▲4四歩~4三歩成~5三とで、間に合うと判断したのが素晴らしく、下図ではハッキリ勝勢。 あとはどう仕上げるかだが…

20100207216

 ここで一本▲7四桂と王手をした時は、洒落た決め手(ウッキーは▲7五桂△7四銀打▲8三金△同銀▲6三桂成とでもするのかしらん?とみてたです…)と思ったのだが、△8三玉に▲8二金と下から追ったのが痛恨の落手。以下上部に逃げ出されては、勝てない流れになってしまった。

20100207236

 ▲8二金では▲6二桂成としておけば、後手は竜を取ることができず(取れば▲7二銀不成以下簡単)、それまでだったのだが…

201002072192

 途中まで、見事な手順で推し進めていただけに、なんとも惜しい。 魚を釣り上げて、針を外して魚籠に入れようかという瞬間にするりと逃がしてしまったような敗局となってしまった。

  しかし、去年の春ごろからみれば、ずいぶんと接戦に持ちこめるようになったとは思う。 序中盤の経験とか知識とかで、リードを許していた頃より、本人の努力?(お父さんやそのお仲間の鍛えが入った?)もあって、岐阜の子たちに互角以上に渡り合える力があることを示したと思う。
 あと、足りないものは明確な決意だろうか…? 『県代表に俺はなる!』 という意気込みで日々を過ごし、大会でも『絶対に勝つ、負けない』といった断固たる意思だと。

 ちなみに、今回県代表になった、なかしま中島君は、密かに狙ってたようで、優勝した後「岐阜県代表はここまで本戦(たぶんTVに映るベスト4以上に)出たことは無い。(けど自分は…)」と、最初から全国大会を見据えていた。 それだけ(それ以上)の気持ちを持てないと、一学年上の層をねじ伏せて勝ちあがることはできないよ、と。

 (P.S.もう一人本気で優勝を獲りにいったのが次のエントリのコータ君。 学年や実力差とか考えずに、今、目の前の大会に、本気で貪欲に勝ちに行っている… そういう子に結果が付いて来る、勝利の女神は微笑むのだと思うよ。)

コメント (4)

今日の教室

2010年02月07日 | 将棋教室

 今日はコータ君とリョウセイ君はお休み(流石に連投だもんねぇ)、ダイ君のお休みの代わりにレオン君、ソウ君、ユーゴ君、タッ君とそろい、リュート君、チノさんも合わせて、結構な人数。

 ゆ~くんの知り合いということで、カンナさん(年長)とお姉さんが来る。 妹のカンナさんはかなりやる気(?)で、もうコマの名前と動きがだいたい分かるので、すぐに10枚落ちに。 9枚にして何回かしたところで、アンヌさんとゆ~くんにコーチ役をタッチしたのだが、加減をしないゆ~くんが負かしてしまった。 泣き出したのを見て(ヤバイ)と思ったのだが、その後もやってたのを見ると、泣くくらい気持ちの入ってる方がいいか、と思い、ちょっと楽しみ。 続けてきてくれるとよいなぁ。

 suwa師範が居ない分、どうしても手薄になるところ、12級グループには相手をシャッフルしつつやるように言ったが、すぐに終わるのね… う~ん。 リュート君やチノさんに棒銀でも教えて、負かすトコまで行かなくても刺激を与えた方がよいのかもしれぬ。 (そういえば、リュート君まで手が回らず、キビシイ一日だったかも、スマヌ。) 

 今日は囲いのことをレオンくん以下にまとめて教えたのだが、もう少し易しくプリント等作るべきだったかも。(いや、作ってたんだけど、どんどんエスカレートしてしまって、矢倉→森下システム…レベルまで載っけてしまい、大反省している)

 アンヌさんとユーキッチ君には相振りの基本を。 振る位置と囲いの関係について説明。 (プリントを作るつもりだが、ホントは自分でやらせた方がよいのかもしねないと今小一時間悩んでる。) とりあえず、向かい飛車の優位性と、美濃囲いvs四間飛車、向かい飛車のマッチアップは分かってもらえたと思う。 

 リュウ君と軽くスパー、四間vs左美濃(四枚)で、昨日はこの戦型で2勝1敗とのことだが、それほど使いこなせてる感じはしない。 もう少し練度を上げるか別の作戦を考えた方がよいかも。 (でも、あっさりトン死を喰らってしまうのがウッキー…涙)

 あ~、ココまで書いてきて、他の子は将棋見てないや… 講義形式?30分ほどが余計だったかな? 難しいところだなぁ。局面指定してやらせるのも、もう少し棋力が…という感じだし…。 

 何か一つ、覚えて3月の大会に臨んで欲しいのだが。 さてさて。

 (うわ、寝過ごしてシンケン最終回と、おジャ魔女プリキュア見損ねたorz 某巨大掲示板ではえらく評判がいいので来週は見よう…って、見れんがな!! あと、フカウラー王位、メチャ悔しそう。魔竜王は、なんというかとっさの反射神経も優れてるなぁ…最後の▲3七金はなんとも言えない決め方だとしみじみ)

 

コメント (2)