はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

子どもの自殺を防ごう

2016-08-29 | ニュースから

長い夏休みが終わり、新学期が始まるその時に、

自殺するこどもたちがふえるという。

 

「いじめている」という感覚すら持っていないのは、

こどもたちだけではない。

学校や、保護者のなかにもあるのではないだろうか。

「いじめられるこどもが弱すぎる」

などと、平気で言える感覚が恐ろしい。

 

偏見と差別のない社会をめざそうと生きてきたが、

痛ましいニュースを目の当たりにすると

心が折れそうになる。

こどもたちの「助けて!」という心の叫び声を

聴き洩らさないようにしたい・・・

 

『新学期も君を支えるよ 自殺防止へ学校やNPO取り組み』

http://digital.asahi.com/articles/ASJ8S3VM7J8SOIPE009.html?iref=comtop_list_edu_n03

夏休み明けごろに増える子どもの自殺を防ごうと、

学校や民間団体が取り組みを進めている。

夏休み中の子どもの様子を把握したり、

駆け込み寺となる居場所を提供したり。

「命を絶たなくても、君を支えてくれる人がいる」。

そんなメッセージを届けたいという。

 

*****中略*******

 

■「逃げてもいい」

 内閣府は昨年、過去42年間に自殺した子どものデータを

日付別に分析し、公表した。

18歳以下の1万8048人のうち、

9月1日(131人)が突出していた。

このため、文部科学省は今年7月8日、

児童や生徒を対象にした夏休み前のアンケートや、

休み明け前後に踏切で見回りをすることなどを学校側に通知した。

 

 東京や神奈川、愛知のNPO法人などは今月23日、

共同宣言を発表。

「学校は行かなくてはいけない場所ではない」

「君が逃げるなら、逃げ場を探す」と訴え、相談窓口を紹介している。

 

共同宣言を呼びかけたNPO法人「ユース・ガーディアン」(東京)の

阿部泰尚(ひろたか)代表は

「命を絶つという手段を選ぶぐらいなら、学校から逃げてもいいんだ。

学校に行くのが正解とは限らないことを、

多くの子どもたちや保護者に伝えていきたい」と強調する。

*******************************

■いじめ自殺防止のための共同宣言(要旨)

学校に行きたくなかったら、行かなくても良い。

学校は行かなくてはいけない場所ではないから、

君にとっての地獄なら、行かなくていい。

うまく説明できなくてもいい、泣いてもいい、

ただ、教えて欲しい、何があったのか? 何が起きたのか?

もし、今、話すことがつらかったら、

話せる時まで、私たちは待ちます。

命はリセットできない。

想像して欲しい。君が居なくなってしまったら、

君の大好きな人たちは、どれだけ悲しむか?

君をいじめていた人たちは反省するのか? 

守れなかったと悔やむ大人や友だちはどれだけいるのか?

きっと、いじめが自殺の原因だったと、なかなか認めてもらえない。

誰も罪を償わない。しばらくすれば、忘れられてしまう。

ならば、逃げよう。

逃げる場所は必ずある。

逃げる場所がわからなかったら、きけばいい。

もしも、君が戦うのなら、このイジメ撲滅宣言に賛同した

全ての団体と全ての人たちが、君を徹底的にサポートする。

もしも、君が逃げるなら、このイジメ撲滅宣言に賛同した

全ての団体と全ての人たちが、君の逃げ場を探す。

私たちは、君が声をかけてくれないと、

君を見つけ出すことはなかなかできない。

だから、教えて欲しい。

私たちは、君の話を聴く。

私たちの中には、君の元へ駆けつけて、直接助ける人も団体もある。

だから、ちょっとだけ勇気を出して、連絡して欲しい。

近くにいる大人にでもいい、相談して欲しい。

もしも、イジメが近くで起きているなら、教えて欲しい。

イジメられている本人が、声をあげられないかもしれないから、

声をあげられる人は、声をあげて欲しい。

一人では大変なら、私たちに連絡してくれればいい。

必ず、その勇気に報いるサポートをする。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月28日(日)のつぶやき | トップ | 8月29日(月)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニュースから」カテゴリの最新記事