はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

わたしは薄幸な美少女になりきっていた

2019-05-08 | 医療と健康関連

夜中に痛みだした右側の歯や歯茎・・・

それもかなり痛い。

しかもその痛みは、耳から顔面の右側全体にひろがってきた。

 

ロキソニンを飲んでも、痛みは治まらず

これって、けっこうヤバくね?

 

これは歯医者さんじゃなく、口腔外科だ!

いろいろ検索した結果、朝一で済生会病院の口腔外科に

連れて行ってもらうことにした。

予約なし、紹介状なしだけど・・・

 

受付を済ませ、待つこと1時間。

「まずは、お口の中を見せてもらいます。」という

若いドクターの診察が始まった。

 

歯や歯茎を触診し、すぐにレントゲン撮影。

で、レントゲン写真をみたドクターの顔がこわばった。

ひょっとして、歯が原因じゃないかもしれないし

CTスキャンしてきてください・・・

 

右側鼻腔近くの骨が、溶けているようにみえるから・・・

 

ジャ~ン・ジャジャジャジャ~ン・・・

脳内にベートーベンの運命が流れ始めた。

 

これって・・・もしかして・・・骨髄腫?

脳内のスクリーンには、右側のほっぺにガーゼを貼った

吉永小百合の姿が・・・わたしとオーバーラップする。

あ~・・・ババアだということも忘れ

わたしは薄幸な美少女になりきっていた。

 

CTのあと、待合室の健さんに状況を説明。

健さんは、イスからずり落ちそうになる。

やっぱ、骨のガンかもな・・・あんたが落ち込んでどうする!

 

画像の解析診断までの1時間は、ホントに長かった。

正午前に、名前を呼ばれ診察室へ・・・

 

乳がんの後、歯の治療を受けていたが

抜歯したあとすぐ、脳動脈りゅうがみつかり

クリッピング術を受けたこと、まだひとつ脳動脈りゅうが

あることなどを話した。

 

ドクターはCTの画像を見せてくれて

右下の奥から2番目の治療途中のまま放置してきた歯と

左端の奥歯(これも治療途中のまま放置)を抜歯するという。

 

右上の奥歯2本も神経が死んでいて

その結果、鼻腔にかけてかなり炎症が広がっていることから

2本の歯に穴を開け炎症の原因を突き止めるらしい。

 

で、それはいつ? 今すぐこれから・・・

イスをたおされ、顔にはタオルがかけられ

麻酔が始まった。

 

痛かったら、遠慮せずいってくださいね・・・

優しい声で言うけれど、麻酔をやめてくれるわけではない。

ごめんなさいね・・・ちょっとチクッとしますよ・・・

 

どこがチクッとだぁああ!

痛いですか、ごめんなさいね・・・もう少しですよ・・・

ギャアァアア!

あとすこしですよ、ごめんなさいね・・・

 

抜歯にもかなり時間がかかり、ドクターもフ~とため息をつく。

そのあとの、骨に穴を開ける作業には、かなりてこずっていた。

 

あと少しですよ・・・これで最後ですよ・・・

って5回も言ってるわ!

終わったら時計は2時半を過ぎていた。

 

1週間後に再度、検査し

必要なら右上奥歯も抜歯になるらしい。

抗生物質と痛み止めの処方箋をもらい

待っている健さんのとこへ・・・

 

なんと、健さんは食事もせずに待っていたらしい。

きっと入院せなあかんのや・・・と思ってたらしい。

健さんのほうがげっそりやつれて、病人みたいに見える。

 

家に帰りついたらすでに4時半・・・

健さんは疲れ果て、今日も店、休むらしい。

わたしは、麻酔が切れてきて痛みが増してきたので

痛み止めを飲んで寝ることにした。

 

7時過ぎ、お腹がすいて目が覚めた。

そうや、今日1日、なんにも食べてない!

まだヒョロヒョロの健さんと明洞で晩ごはんすることにした。

 

なぜか健さんは食欲がないみたいだ。

それって気疲れ?

わたしはテールスープにご飯をいれて完食!

健さんが注文した料理も半分以上、わたしが食べた。

 

あんた、今日手術したとこやで・・・

よう食べれるな・・・恐ろしいわ・・・やって!

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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