2011年6月13日(月曜日)
今日は日本原子力研究開発機構で落下物引き抜き工事の
進捗状況を聞いてきました。
↓こちらが引き抜き工程の図
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/monju_site/pdf/rcrgaiyou.pdf
現在、この図の2/6ページ、⑥2)の段階
まだ、本格的な引き抜き工事の前段階で
引っかかって引き抜けない「炉内中継装置」の真ん中の穴に
保持棒を入れる作業をこれからおこなうんだそうです。
炉内中継装置の下から5メートルのところにつなぎ目が合って
ここが変形したため、引き抜けなくなってしまったとのこと。
保持棒はこのつなぎ目から下の部分が落下しないように
支える棒・・・直径23センチ・長さ11メートル・重量300キログラム
保持棒が中継装置の底に到達したら保持棒上部のハンドルを回す。
ここが↓保持棒上部
すると底の部分から押さえ板があらわれる構造になっているんだそうな。
その押さえ板、クルリと回って出てくるというので
軸の部分の強度とか、押さえ板自体がはずれて落下しないのか
ちょっと心配・・・で、聞いてみましたが
ちゃんと計算されているので大丈夫と言っていました。
この保持棒を穴に入れていく作業は2日ほどかけて行われるとのこと。
次の段階は2日後に聞いてきます。
次は油圧ジャッキでちょこっと、動かしてみる作業・・・
「地切り」というんだそうです。
その作業に使う油圧ジャッキがこれ↓