2007年12月14日(金曜日)
敦賀市樫曲のゴミ処分場問題は、
119万㎥の廃棄物が
搬入されたことが判明してから
すでに、8年。
2000年の2月の各会派代表者会議に
当時の福井県廃棄物対策課課長が
キンキクリーン社に増設を認めるよう
要請に来たことが発端だった。
その後、処分場には許可量9万㎥のおよそ13倍
119万㎥のゴミが、違法搬入されていたにも
かかわらず、福井県は違法を適法にできると
説明、キンキ社の増設を認めるよう
強行に敦賀市にせまったのである。
2000年6月、搬入を停止させるために
「木の芽川を愛する連絡協議会」と名づけられた
市民グループがたちあがった。
8月25日、連絡協議会は旧厚生省に陳情、
9月に入り、ゴミの搬入は停止した。
福井県の責任追及と、ゴミの全量撤去を
求め闘い続けてきたが、
いまなお、福井県の社会的責任は
果たされていないままである。
特措法による全周囲い込みの工事は
すでに入札を終え、
工事着工に向け計画が進められている。
現在、この処分場を
整理回収機構が無償譲渡する話が
持ち上がっている。
福井地裁の小林裁判長は
福井県の社会的責任に言及し
この処分場を県が保有すべきとの
見解を示している。
敦賀市議会環境保全特別委員会において
この問題をとりあげたが、
10名の委員のうち、
当初から関わっているのは
山本貴美子議員と
北條正議員それにわたしの
3名だけ・・・
2000年以降、2回の選挙があり
議員の顔ぶれも変わり
処分場問題は議会の中で
風化しつつあると感じる。
一般廃棄物は市町村の責任という
廃掃法第6条をあえて
曲解し、敦賀市や搬入自治体の
責任とした福井県や環境省にたいし
いまもつよい憤りを感じているのは
わたしだけではない。
怒りを新たな運動のエネルギーに
かえて、これからもわたしの
闘いは続く。