企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

ルービックキューブを解く考え方。実は論理的に。。。

2006年01月17日 | 本の紹介(ビジネス)
この本でよかったのは、ルービックキューブを著者がどう解いたか?ということを書いた章以降の部分です。真ん中の色は、相対的一関係としては必ず動かないわけだから、そこを鍵にして他のキューブの場所を論理的に詰めていけば、かならず解けるというあたりが、なるほどなぁ、と思いました。これまで分からなかった自分が恥ずかしいです。
いろいろな問題に対して、どう論理的に考えていくか?をまとめている部分で、ここは、人に紹介したいと思うほどの内容でした。
それ以外の部分も、論理(特に、AND、ORなどの概念)を分かりやすく著している本ではあると思います。
ただ、一つ気になったことがあります。著者は、ORのつもりで書いた例題(手元に本がないので、例は異なりますが、構造は同じ)、「太郎君は、図書館かレコードショップのどちらかに行く、と宣言して出かけた」が、それがウソだとわかった。というもの。ウソであるということは、実際はどうだったのか?という設問ですが、どちらかに行くがORだったら、確かに本書の通りに、その否定が、両方行っていないが真実なんでしょう。ただ、どちらかにしか行かない、という意味で使っていたとしたら・・・(XORの場合)。両方共に行ってしまったという場合も、ウソになる。そこを見落としていたのではないか?(というか、この程度は論理演算の基本だと思うが)と思ってしまいます。
基本書としてはよいかもしれませんがXORが欠けているのはちょっと残念。現実に、そういう会話があり得ると思うので(^-^;△フキフキ


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