企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

ここ最近読んだ本です

2010年05月03日 | 本の紹介(ビジネス)
まずは堀江さんの本から。この人は、相当誤解されたままなんではないでしょうか?私は、かなり誤解してました。さすが小さな会社を大企業に育てた方ですね。しっかりデータで語ってます。また、主張がはっきりしています。これまでの本よりは、読み応えがあると思います。
場合によっては、地方切り捨て論とも捉えられる議論も、きちんと主張してます。私も賛成です。山奥の鄙びた里に、ユニバーサルサービスは不要でしょう。否、サービスはあってもよいけれど、対価を払ってもらいたい。
確かに、高度成長してきたのは、そうした地方の努力によるという側面はありますが、バブル+失われた20年の30年間も時は過ぎました。そのツケを、働く場所がなくて都会に出てきた若者に負わせるのはどうか?と思うところです。
この本、かなり明快なのですが、データの裏取り含めて読むと結構時間かかります。でも、参議院選挙を前に、本当に多くの人に読んでもらいたいです。理想を言えば、定価をあと200円ほど下げてもらいたかったかも。

格差の壁をぶっ壊す! (宝島社新書 311)
堀江 貴文
宝島社

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判断ミスを、ひとことでヒューマンエラーと片付けてはなりませんよね。ヒューマンエラーと言っても、しっかりプロセスに分けてその対策をするわけなんですが。時として、簡単に片付けようとしてしまう例を見ます。そういう行為こそ、エラーを産むということが分かっていない。
本書は、失敗の事例について、結果に至るまでの間に、どの程度意思決定することができたのか?そして、それのどこが問題だったのか、を、決定された意思だけではなく、その環境も含めてどういう問題があったのかを明らかにしていっています。
また、様々な意思決定についての勉強の仕方を、事例を交えて紹介しており、読むだけでもかなり幅広く物事を考えられるようになるのではないでしょうか?

一瞬の判断
マイケル・ユシーム
アスペクト

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政権交代したけれど、どうも、期待にあわないな?と感じませんか? 民主党を積極的に応援したわけではなかったけれど、今となっては応援せざるを得ない人もいらっしゃるでしょう。また、参院選でなんとか民主党をひきずり降ろしたいと思っている方もおいでかも。
今、政治でおきていることがどういうことか?について知るには良い本ではないか?と思います。全てを語るものではないかもしれないけれど、報道されている内容だけではない側面がある、ということが分かるのではないでしょうか?
政治家の方には、こういう本に書かれていることについて、本当のところどうか?ということを説明していただきたいように思いました。

偽りの政権交代 財務省に乗っ取られた日本の悲劇
高橋 洋一,須田 慎一郎
講談社

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アロマセラピー好きとしては、こういう本はタイトルだけで買ってしまいます。で、読んでみると、かなり難しいことを書いてある。言葉の上では、平易な言葉で説明をしていただけているのですが。。。内容がハイレベル(専門家からしたら基礎なんでしょうが)に感じるほどでした。
匂いが脳の中でどうなっているのか?という本は、確かに初心者向けの本はあまりなかったのかもしれません。アロマ好きの人は、ぜひ読んでみて欲しいです。

脳のなかの匂い地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)
森 憲作
PHP研究所

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なんでも売れる!なんて、と思いました。でも、一流のセールスマンは、かなり多くのモノを売れます。モノを売る、サービスを売る。この本は、テクニックがたくさん書かれているように見えて、そうではないな、と感じました。
正直、いつ使えるかわからないテクニックなどは、本でも出ているものが少なくないですが、使えない(笑)でも、この本は、そういう内容も含まれてはいるけれど、売らなきゃならない状況を自分で作り出して、更にその環境下で、役者になってやれるだけのことをやる、ということを教えてくれました。
ただのビジネス書かもしれない。そして当たり前のことばかりかもしれない。でも、筆者の生い立ち含めて、読んでみると、自分も動き出さなきゃ、と思えてきたのでした。

私に売れないモノはない! (Forest 2545 Shinsyo)
ジョー・ジラード
フォレスト出版

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