企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

読んでる人は、既に行動しているのだろう 日本の南国化

2007年08月12日 | 本の紹介(ビジネス)
高城氏の著書、氏は本をまとめていくスピードがかなり速くなったのだろうか?ある本には、そのスピードが遅かったはずが・・と書かれていた。それだけ、今の日本が、世界を見れていなくて、高城氏は警鐘を鳴らしたいのだろう。
書かれていることが、正しいか正しくないか、は私ごときには判断がつかない。でも、そう考えるの自然か不自然か、と問われれば、自然かなぁと思うようなことが列記されている本だと思う。
ここ数年、毎年のように言われる異常気象だが、私自身思ってきたことは、長い目で見れば異常なんじゃなくて、普通。。というか毎年同じようなのが続くほうが異常、じゃないかなと思っていた。高城氏は、そういう視点を越えている。ここ何年かの、料理への嗜好や、ファッション、音楽などの流行と、気候の変化とを結びつけて、日本は南国化してきているということを訴えている。
クールビズにしてもそうだろう。温暖化が問題だから、じゃなくて、実際ものすごく暑いから、すごしやすい生地、仕立ての背広が売れている。また、ネクタイも同様にしないか、しても薄めの生地のものとなる。
そうした一人一人の生活の中で生理的におきていることを、もっと深いところで考えてみたら、どうやら南国化していてビジネスも生活様式も変わっていかざるを得ない状況にあることが自然に感じられるようになる。それを見越して動かないか?ということを提唱してくれている。
また、ネット依存型の生活や、一箇所で過ごすこと、などについては、別の本でも書いてあったが、いったんやめてみると全然不自由しないんだとのこと。不自由しないだけの生活基盤をつくれていること自体がすごい話だが、よほど今の生活に責任のある人のほかは、やる気になれば可能!だと思う。
思うところの多い本。人生リセットしたくなってくる。社会情勢を理由にしようが、こういう流れへの感覚を理由にしようが、結局は行動してしまえば一緒かなぁ、と。
理屈だけならいくらでも言える。でもそれを言ってなにも行わないならば、結局一緒だろう。動いた人にしかわからないものがあるはず。動こう、かな?


サヴァイヴ!南国日本
高城 剛
集英社

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