責任を取らない、決断しない、決断できない、精神論だけの上司。こういう人がいると、会社がだめになってしまう、ということを書いてある本です。その主張はこの記事を読んでいただいている方々には理解できることだと思います。また、世の中の、多くの人も「そうだなぁ」と思われるでしょう。本書は、中国生まれで日本に渡来、大学院卒業後、日本でビジネスを立ち上げ成功している宋氏(ソフトブレーン社長)が書いた本です。彼が成功したこと、失敗したことについて体験談を交えて、だからニッポン型上司は困り者だ、ということを著しています。
Amazonの書評などを見ると、前著である、「やっぱり変だよ、ニッポンの営業」の方が内容があったとか、目新しいことはない、とか紹介されていますが、みんな★はしっかりつけています。前著は、営業にフォーカスしていたのと、私にはちょっと文章が読みにくかった(繰り返し的な内容、くどい表現、きつい表現などがあった)のに対して、本書は、主張がシンプルで、一貫していること、また、体験談が文脈にあわせて適度に挿入されていること、などからより多くの人におすすめしたいですね。
この本で、賛否両論となることとして、ニッポン型上司が、どう変わったらいいのか、について目標となる姿がニッポン型上司の対極として表現されているのですが、その目標をどう達成したらいいのかということは書いていないことがあげられます。私は「そんなこと自分で考えろ」と言いたい方なので、それでもいいかな?と思うのですが。。メンターを本当に必要としているニッポン型上司にとっては、ちょっと不親切に思われるかもしれません。もっとも、ひとりひとりについて対策はことなっている部分もあり、また、共通する部分もあるでしょう。共通する部分だけを書いても、それだけが解ではなかったりする。それで、いろんなリスクを考えて、あえて載せなかった?とも考えられます。
いずれにせよ、この本、多くのニッポン型上司に読んでもらいたいと同時に、それだけでなく優秀なビジネスパーソンの皆様にも目を通していただきたいですね。今後、そういう上司とどう取り組んでいくか、また、自分の部下に、ニッポン型上司のような中間管理職を持ったとき、どうすべきか考える際に役立ちます。時間は1時間もかからずに読めると思いますし、ネタとして面白いと思いますよ。
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この本で、賛否両論となることとして、ニッポン型上司が、どう変わったらいいのか、について目標となる姿がニッポン型上司の対極として表現されているのですが、その目標をどう達成したらいいのかということは書いていないことがあげられます。私は「そんなこと自分で考えろ」と言いたい方なので、それでもいいかな?と思うのですが。。メンターを本当に必要としているニッポン型上司にとっては、ちょっと不親切に思われるかもしれません。もっとも、ひとりひとりについて対策はことなっている部分もあり、また、共通する部分もあるでしょう。共通する部分だけを書いても、それだけが解ではなかったりする。それで、いろんなリスクを考えて、あえて載せなかった?とも考えられます。
いずれにせよ、この本、多くのニッポン型上司に読んでもらいたいと同時に、それだけでなく優秀なビジネスパーソンの皆様にも目を通していただきたいですね。今後、そういう上司とどう取り組んでいくか、また、自分の部下に、ニッポン型上司のような中間管理職を持ったとき、どうすべきか考える際に役立ちます。時間は1時間もかからずに読めると思いますし、ネタとして面白いと思いますよ。
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