杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

60セカンズ

2013年02月15日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2000年9月9日公開 アメリカ 117分
2013年1月16日 21:00~ 水曜プレミアシネマ(TBS)放送

高級車専門の窃盗をしていたメンフィス(ニコラス・ケイジ)は足を洗い地元を離れ子供相手のカートレース場を営んでいたが、ある日、昔の仲間のアトレーがやってきて、メンフィスの弟キップ(ジョヴァンニ・リビージ)が、闇の窃盗組織に雇われ高級車を盗む途中で失敗し、ボスのカリートリー(クリストファー・エクルストン)の怒りを買ったと告げられる。カリートリーからキップの命と引き換えにその後始末を迫られたメンフィスは、かつての仲間で、修理工場を営んでいるオットー、車の教習官をしているドニー、解剖医のスフィンクス、元恋人のスウェイ(アンジェリーナ・ジョリー)に声をかける。キップも仲間を連れて加わる。
一方キップたちが盗んだ盗難車の事件を捜査していたキャッスルベック刑事は、偶然町でメンフィスを見かけたという警官の話を聞き、彼が事件に関わっているとにらみ捜査に着手する。オットーの工場を訪ねてメンフィス達が集まっていることや、警察無線の暗号などを調べていることを知った彼はメンフィスたちの動きを監視する。
一晩で50台の高級車を盗むため、ターゲットに女の名前を付けて入念に下見し、綿密な作戦をたてたメンフィスたちだが、途中で警察の動きに気付き計画変更を余儀なくされながらも何とか残り2台までこぎつけるが・・・。


10年以上前の作品ですが、カーアクションは十分迫力があります。
車泥棒の話ということで、ニコちゃん今回は悪者かぁと思って観てたけど、弟のために犯罪から足を洗ったことや、今また弟のために命をかけて車を盗み出そうとしていることなどが判明してやっぱりある意味「正義の人」でした
恋人役はアンジー・・・え~~そうだったの若い製作年を考えたら当たり前ですが検索するまで気付かなかったボケボケな私

後半、警察の張り込みを承知で盗みを繰り広げる彼らのパフォーマンスを楽しみました。犯罪なんだけど、裏をかいて見事に盗み出す姿はユーモアもありなんか痛快なんだわ

最後の1台エレノア(1967 SHELBY Mustang GT500)はメンフィスの憧れの「ユニコーン」です。盗もうとするたび失敗して唯一盗み出せなかった車なの。それを知るキャッスルベック刑事はターゲットをこの車に絞り、現れたメンフィスと壮絶なカーチェイスが始まります。途中エレノアのドアミラーを壊したことで「彼女」が拗ねてエンストされるという不運のジンクスが顕在だったりするけれど、何と言っても見所はパトカーに囲まれ絶体絶命のピンチをキャリアカーからのジャンプで脱出するシーンかな

結局約束の時間を12分オーバーしてカリートリーに殺されそうになるのだけれど、そこへ仲間が助けにきてキャッスルベックも乗り込み、銃撃戦となります。殺されそうになった刑事をメンフィスが助ける拍子にカリートリーが転落死するのですが、落下先が自分が作ったメンフィス用の棺桶の上ってのが笑えるね

キャッスルベックは自分を助けてくれたメンフィスを逃がしますが、そのお返しにメンフィスは盗んだ車のありかを彼に教えます。これも男の友情の一種か?それともあちらではよくある取り引きってことでしょうか。あれだけ道路交通法を破り怪我人や事故を出したのにいいのか??

兄が自分や仲間を裏切って足を洗ったと思い込んでいた弟の誤解も解けてめでたしの結末では、弟が兄へ愛しの「ユニコーン」のキーをプレゼント。それは彼が自分で稼いだお金で買ったものでした

映画ではスウェイと乗り込んだユニコーンがエンストというオチがあるようですが放送ではカットされてましたね

娯楽作としてはなかなか面白かったのですが、この映画観て車泥棒ってカッコいい!なんて憧れるバカが出なきゃいいなと思っちゃったよ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする