【アントニオ】鹿島×川崎（速報版！？）

PKというのは、難しいものですね。
PKを真ん中に蹴って止められていた小林に、そのまま蹴らせるのはどうだったんでしょう。
気持ちの弱い選手だと思っていましたし、止めるべくして止めたPKでした。

そうは言っても、クォン・スンテは見事なPKストップでした。
最後まで動かず、小林の動きを見極めた上で飛びました。

PKを止めたプレー以外にも、ボールが吸いつくようなキャッチング、落ち着いて遠くに飛ばすパンチング、指先でコースを変える守備など、要所要所で素晴らしい守備をしてくれました。
クォン・スンテがいなければ、この引き分けはなかったと思います。

立ち上がりから、川崎が押し込んで来るのは織り込み済みでしょう。
前半を耐えてから、後半の立ち上がり勝負もプラン通りだったはずです。
その時間帯に、得点出来なかったのは残念でした。
ただ、落ち着いてゲームを振り返ると、鹿島のシュートに得点出来そうなものはありませんでした。

村上の笛も、あんなものでしょう。
鹿島から見れば川崎寄りの笛だと思いますが、川崎にも言い分はあるはずです。

そんな笛と暑さの中で、とにかく鹿島は良くやったと思います。
明らかにコンディションの差がある中で、この気象条件は、鹿島にとってかなり不利に働いたはずです。

首位に立っている川崎が、鹿島を相手に勝ち点1で良いと思えるかどうかが、勝負の分かれ目になると思いながら見ていました。
川崎があくまでも勝ち点3を取りに来てくれたのは、カウンターを狙う鹿島にとってはラッキーでしたが、そのチャンスを生かせませんでした。
でも、カウンターの際に足が動かなかったのは仕方なかったと思います。

川崎を相手に、勝ち点3が取れなかったのは残念でなりませんが、挑戦者としては引き分けで良しとしなければなりません。
このゲームで痛手を負ったのは川崎でしょうし、鹿島が良く守り切った好ゲームだったと思います。

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