アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2012-02-21 12:29:48 | 絵本
「しろいは うさぎ」(1分半)
クォン・ユンドク:文・絵
チョン・ミヘ:訳
福音館書店:発行
2007.5(1200円)

この絵本は、済州島の人々に唄い継がれてきたわらべ唄をもとにつくられたものです。
韓国の最南端に位置する済州島は気候が温暖で、日本にいちばん近い外国です。
絵本にある“シリドンドン コミドンドン”の“コミ”はクモのことで、“シリドンドン”はクモが糸にゆらりとぶら下がっている様子を表現した済州島の方言です。
母親のやさしい愛情と生きる力強さ、そして、心のなかに生き続ける先人の魂・・・。
この絵本の翻訳を通して、作者が伝えようとした深い意味を知ることができました。
(訳者あとがきより)