「ふしぎなふうせん」（4分半）
中川ひろたか：作
布川愛子：絵
鈴木出版：発行
２０１７．７初版第1刷（1500円）
道で拾った風船を、おじいさんが膨らませた。
大きくなった風船は歌をうたいだして、おじいさんを連れたまま空へ。
次から次へと連なって天高く！？
誰か助けて！
「ハワイの３にんぐみ」（４分半）
笹尾俊一：画・文
講談社：発行
１９９７．６第１刷（1200円）
一年中夏の島、ハワイの小さな島で、ブタのカマカニ、ウマのカイリ、ヤギのアロハの仲良し三人組は、毎日浜辺で音楽を奏でつつ、のんびり暮らしておりましたが・・・。
ハワイ語で『カマカニ』は「とりはらう、うばう」の意味。
『カイリ』は「嵐」。
『アロハ』は「愛」とか「大切なもの」の意味。
『カマカニ カイリ アロハ』と続けて、「嵐が連れ去った大切なもの」という意味。
（著者より）
「ふくろうくん」（10分）
アーノルド・ローベル：作
三木卓：訳
文化出版局：発行
１９７６．１１第1刷
１９８７．３第13刷（850円）
ふくろうが主役の５つのお話。
ひとりで暮らしてても楽しそう(^^;
季節的には冬に読む方が楽しめるかも！？
「はんぶんこ」（３分半）
TERUKO－てるこー：作・絵
ディスカヴァー・トゥエンティワン：発行
２０１３．４第１刷（1300円）
おなかペコペコの、あおうさぎのバブ。
お日様が、大きなクッキーをプレゼントしてくれたよ！
やったー！
と思ったら、次から次へとお腹が空いた皆がやって来て、はんぶんこ。
クッキーはどんどん小さくなってゆき、お腹いっぱいにならないよ～と泣くバブ。
ところがね、、、嬉しい嬉しい、はんぶんこの輪が！！！
「さんしょっ子」（19分半）
安房直子：作
いもとようこ：絵
金の星社：発行
２０２０．６初版（1400円）
さんしょっ子は、さんしょう（山椒）の木の中に住んでいる。
粗末な緑の着物を着て、裸足で、髪の毛なんかバサバサだけど可愛い女の子。
そしてその木の下は、すずなの遊び場だった。
茶店の三太郎が遊び相手。
だけどふたりはいつしか大人になり、別れの日がやって来る。
それは、さんしょっ子にとっても同じだった。
三太郎とさんしょっ子の、それそれが持つ切ない気持ち。
読んでいるこちらも切なくなる。
「ケチャップマン」（3分）
鈴木のりたけ：作
ブロンズ新社：発行
２０１５．１１初版第1刷（980円）
たまーに出会うシュールな絵本。
表紙を見た途端、不気味！ととるか、リアル！ととるか、面白そっ！ととるか。
それは人それぞれ(^^;
ただ思うのは、ケチャップマンも我慢してるんだね～。
というか社会風刺の絵本かな(^^;)
「まよなかのせおよぎ」（１分半）
近藤未奈：作
講談社：発行
２０１９．６第１刷（1300円）
凄いタイトル！と思わず手に取り借りた絵本(^^;
誰が何故に背泳ぎ？真夜中に！？
いやいやいや、、、絵本だから・・・と思い直す。
正体不明の背泳ぎ女子（？）を追いかける眠れない私。
気づけば一緒に空を泳ぎ、そして夢の中。
「ヨクネルとひな」（6分半）
LEE：文
酒井駒子：絵
ブロンズ新社：発行
２０１５．１１初版第1刷（1500円）
母ネコに子ネコを託された（？）母娘。
小さな娘が、さらに小さな子ネコを気遣う様子が微笑ましい。
よーく寝るから『ヨクネル』と命名された子ネコ。
寝る子は育つ！？
新しい場所ですくすく育ったらいいね。
2匹の猫と暮らす作者のデビュー作。
「ねことおばあさん」（2分）
ティエン・ユアン：作
くさなり：絵
みらいパブリッシング：発行
２０２０．６初版第1刷（1400円）
優しいおばあさんに見つけてもらった黒ねこ。
やがておばあさんは亡くなり、続いて黒ねこも・・・。
年月を経て次の世代へ！？
優しく時が流れるのを感じる、詩のような絵本。
「もしぼくが本だったら」（3分半）
ジョゼ・ジョルジェ・レトリア：文
アンドレ・レトリア：絵
宇野和美：訳
KTC中央出版：発行
２０１８．３初版第1刷（1800円）
親子で描いた絵本。
（文章が父）
ベンチの上に一冊の本。
その本の気持ちになって読んでみて。
装丁が素敵。