アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

ドロンとビョンホン

2023-07-20 08:51:39 | 本と映画
※未鑑賞の方はご注意を。ネタバレ的なことを書いています。

先日、地上波でビョンホン主演の韓国映画(2016年)『エターナル』を観た。
残念ながら吹き替えで、吹き替えの方に罪は無いのだが、どうも韓国映画で吹き替えがハマったことがなく、今回もビョンホンの声で観たかったなぁ~というのが本音だった。
ところが気持ちが通じたのか(なワケが無い)本日KNTVで字幕版が放送されるのを知った。
こういう時ばかりは契約していて良かった!と思うのだ。

ただ・・・見終わった後に一番に感じたのは、「この映画って『シックスセンス』の韓国版なの?」ってこと。
最初の方で、かなりセキュリティーの甘さを感じていたが、途中からそういうことなら、と納得💧

とは言っても、さすがの演技者。
セリフが無くとも背中が語る表情だけで気持ちが伝わってくる。
そんなビョンホンの映画を全て観たわけではないけれど、一番のお気に入りは『甘い人生』(2004年)
この映画もセリフが少ない。
その少なさゆえに逆に演技力が光る。
で、この映画を観終わった後に感じたのは、「アジアのアラン・ドロンだ!」ということ。
(あくまでも個人の見解です)
アラン・ドロンを好きになったきっかけの映画が『サムライ』(1967年)
まだ子どもだった私がストーリーをよく理解しないまま、ただただドロンの寡黙な演技に惹かれたことを覚えている。
ドロン様・・・最近何だか揉めてるようだけど😓
私の中では永遠の美男子青年であることは間違いない🥰

「正欲」を読んで

2023-07-10 18:10:23 | 本と映画
朝井リョウさんの本。
そして今秋映画公開予定。
主演はWガッキー(稲垣吾郎&新垣結衣)

いい感じで終わるのかと思いきや、そうではない?
何かモヤモヤした感じが残ったんだけど💧私だけ!?
すでに多くの人が読んだこの本を、どう映画にしたのか、どんな結末になったのか、楽しみだ。
目の調子がすこぶる悪くて、読むのに思いのほか時間がかかったけど、読みだしたら途中でやめられなかった。
そして(多分)自分とは正反対であろうと思える役を、吾郎ちゃんがどう演じたのかも気になる。

※途中で、心にグッと響いた文章。
「つらさの原因は解消されなくとも、境目も見えないほどに積み重なっている色んなつらさを、一つずつ分解していくことで楽になる部分もある。」

一人十色

2023-04-12 11:13:15 | 本と映画
予約していた、梅沢富美男さんの句集「一人十色」(いちにんといろ)が届いた。
テレビ番組『プレバト』での選ばれた50句を集めた本。
最後の方でボツが続いて、いつになるのやら…とジリジリしたけど(^^;

でもボツになった句にもすごく気になった句があった。
それが添削例として収められたことがわかり嬉しくなった。

俳句を始めてから読めなかったり書けなかったりする漢字が、たくさんあることに気づいた梅沢さん。
小学生や中学生の漢字ドリルを買って勉強したとか。
その向学心にびっくりした。
添削はされたけど夏井先生が「小学生のファンが多いことも納得できる」と感心された句だった。
あの時、同席していたフルポン村上さんも「良い句ですよね、入れて欲しかったなぁ~」と話されていた。

個性的な役者さん、まだまだお元気で、これからも活躍して欲しい。



映画「窓辺にて」

2022-11-16 10:35:10 | 本と映画
ムビチケを買ったものの、いつ観に行こうか・・・とそのままに💧
たまたま仕事が早終わりした月曜日。
ひとりで利用するのは初めての駅前の映画館。
会員登録して座席予約に進んだら、私ひとりではないか!😓
(寂し過ぎますって~)
平日の夕刻だから?
サービスデーじゃないから?
いや、もともと穴場な映画館だから?
なのに行ったらパンフは売り切れって💦
(そもそも取り置きの数が少なかったのかしら)
で、いざ開演したら高齢男性が一人入ってきた。
観客ふたりきりの上映開始。
(それはそれで気まずい気もするわ)

内容は・・・まだ観ていない方もいるでしょうから書きません。

どこに落としどころを持ってくるのかが気になって、特に激しいシーンとか盛り上がりも無いのに、あの長時間が苦にならなかったのは、やはり映画の出来がすごい!としか言いようがない。

私は共感できた。
ただそれだけだ。
2回目観ますか?と聞かれれば微妙だけど、全世代の人に幅広く観て欲しい映画だとは思った。
1回は観るべきでしょ!といった感じだ。

悔しいことにパフェが食べたくなったのは確か。
監督のマジックに嵌められた(^^;


映画三選

2022-10-26 10:48:30 | 本と映画
韓ドラは、もっぱら気に入ったものを録画温存状態(・・;)
映画もCATVで放映されたものが延々とたまっていってる💧
なので、先日3本をまとめて観たのだが、自分のチョイスを思わず褒めるほど、3本とも秀逸だった。
(あくまでも個人的見解です)

観た順番だと「ファーザー」(2020イギリス・フランス合作)
認知症の父親を介護する娘の悩みと選択。
でも、視点はほぼ父親で描かれている。
なので、何が真実なのか、いつが今なのか、混乱する時もあった。
身内に認知症の人がいたら、きっと理解できるだろうな、、、
ちなみに姑もそうで、すでに施設に入っているが、コロナ禍で「県民以外面会禁止」という(すでに時代錯誤感が否めない)お達しで長い期間会えていない。
当然、その間に認知は急速に進んでいるようで、知らぬ間に骨折までして入院中。
私自身、可能性ある年齢でもあり他人事ではない。
ただひたすら哀しさが残る映画だった。
次が、大好きなスティーヴン・キング原作の映画「アトランティスのこころ」(2001アメリカ)
ホラーではなく、ファンタジー(?)といっていいのか、「スタンドバイミー」を思い出した。
不思議なパワーを持った男性は、その後どうなったのか気になって仕方ないんだけど( ̄▽ ̄;)そこはサラっとスルーした方がいいのかな(^^;

最後は実話をもとにした映画「あなたを抱きしめる日まで」(2013イギリス)。
こんな形で母子を引き離すなんて理不尽な!と思ったけど、今の時代でも形を変えて残っている悪行なのかも。
所々、あっという間に解決する展開とかあって、えっ!?って驚きつつ、やっぱり何か所も涙する場面があって辛い映画だった。
理不尽と書いたけど、そんなたやすい言葉で片付けていい話じゃないよね。

今日の本

2021-06-01 16:31:27 | 本と映画
「電池が切れるまで」
子ども病院からのメッセージ 
すずらんの会:編者
角川書店:発行
平成14.11初版
平成16.6第13版(1200円)

長野県立こども病院の院内学級で、学ぶ子たちの輝く言葉が収められている。
当時、腫瘍科医師だった石井栄三郎先生のあとがきより
『医療は人の苦しみを和らげてあげるのが本来の姿だと思う。
それがいつしか、医師は人の命を左右できる存在と勘違いするようになった。
傲慢な考え方だ。
命にとって大切なことは長さではなく、質である。
命の質を決めるのは、温かな家族とのふれあいだということをS君は教えてくれた。』
(そのS君との出会いと別れの経緯も記載されている。)



今日の絵本

2021-05-19 17:26:26 | 本と映画
「なぞなぞライオン」(17分)
佐々木マキ:作
理論社:発行
1997.11第7刷(1000円)

絵本というより短編が3本入った本。
「なぞなぞ」と「早口ことば」と「しりとり」で、女の子がそれぞれの動物たちと対決する話。
賢い女の子に勝てるかな???

※写真は、やっと雨の止み間に見に行くことができた某公園のバラ。