アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2012-02-03 23:34:52 | 絵本
「ラーシアのみずくみ」(5分)
安井清子:文
砂山恵美子:絵
こぐま社:発行
2009.10第1刷(1300円)

「ぼくも水くみに行く!」
小さなラーシアは、お姉ちゃんのヌンの後を追って、駆け出しました。
タンクに入った水はとっても重いんですけどね・・・。
ラーシア、だいじょうぶ?
「ぼく、できるもん」
「ぼく大きいもん」と、
一生懸命背伸びをしてやってみる小さな背中には人の役に立つ喜びと好奇心があふれています。
ラーシア、がんばれ!

この絵本の舞台は、ラオスの北方の山の村です。
この村に住んでいるのは、モンという民族で、絵本に出てくるような家に住み、山の畑や棚田でイネやトウモロコシ、野菜を作り、家畜を育てる自給自足の暮らしをしています。
数年前に、私たちは、日本の友人たちの協力を得て、この山の村に、小さな図書館を作りました。
村の人たちと一緒に、小さな建物を作り、ラオスや日本の絵本をたくさん入れました。
日本のみなさんに、ラオスの山の村の子どもたちと友だちになってほしいな・・・と願いながら、この絵本を作りました。
(作者あとがきより)