アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2014-11-30 20:11:07 | 絵本
「はがいたいかいじゅうくん」(4分)
ローズ・インピ:文
ジョナサン・アレン:絵
いわきとしゆき:訳
アスラン書房:発行
1996.6第1刷(1200円)

お人好しで、のんびり屋のかいじゅうくん。
お調子者で「ひらめきの天才」を自認するかえるくん。
何から何まで正反対のふたり。
だけど、とても仲良し。
ふたりが会うと、事件が起こり、こんがらがって、もつれて・・・。
でも最後は、ま~るくおさまる、ゆかいなふたり。

かえるくんに振り回されるかいじゅうくんが、ちと気の毒な部分も(^^;

今日の絵本

2014-11-29 21:43:40 | 絵本
「あかくんとあおくん」(4分)
ガブリエル・ゲ:作
ふしみみさを:訳
岩崎書店:発行
2014.9第1刷(1200円)

信号の赤くんと青くんは、いつも一緒に働いています。
ところがある日、青くんが信号機を飛び出して、街に出て行ってしまい・・・

こんな風に、本当にあの絵が飛び出したらどうなるんだろう???
ユニークな絵!

今日の絵本

2014-11-28 10:10:48 | 絵本
「「あ・そ・ぼ」やで!」(5分)
くすのきしげのり:作
こうの史代:絵
くもん出版:発行
2014.10初版第1刷(1200円)

私はユキ。
フランスから帰って、日本の学校に転校してきた。
フランスでは、お友だちがたくさんいた。
日本でもお友だちができたらいいな・・・。

くもんの本だな・・・(^^;
誰かひとりでも助けてくれる人がいれば、寂しくないんだよね。
ただ、その一人がなかなかいないから、悲劇が起こったりするのよ。

今日の絵本

2014-11-27 23:28:28 | 絵本
「くいしんぼうのあおむしくん」(5分)
槇ひろし:作
前川欣三:絵
1975.10こどものとも
2000.9こどものとも傑作集第1刷
2001.3第3刷(800円)

俗に「あおむし」と言えば、緑色。
信号機もそうだ。
ところがこの絵本の主人公(?)は本当の青い虫。
きれいな空のような色なんだけど、本性は何でも食べちゃう怖い虫。

この絵本の結末を、どう解釈すべきかな~(^^;

今日の絵本

2014-11-26 21:34:22 | 絵本
「この ては あなたの ために」(3分半)
ダイアン・アダムズ:文
ペイジ・カイザー:絵
やまねもとよ:訳
評論社:発行
2014.10初版(1200円)

「手」は、心を具現するツール。
人間の心の複雑多様さそのままに、手は何でもする。
マクベス夫人のような罪深い手もある。
だが、この絵本の「手」の清らかさはどうだろう。
愛情によって動かされる手。
抱くのもなでるのも遊ぶのも、絵本を読むのも涙をふくのも、愛の発露。
そんな周囲の温かい手に支えられて育った子は、生涯、人間への信頼を保ち続けることができるはず。
それは、その子が幸せな人生を切り拓く鍵となることだろう。
(訳者の言葉より)

今日の絵本

2014-11-25 23:13:51 | 絵本
「ここは冬の北極」(4分)
マデリン・ダンフィ:文
アラン・J・ロビンソン:絵
金原瑞人:訳
アスラン書房:発行
1996.12第1刷(1684円)

見渡す限りの、白い不毛の眺め。
雪の上にそっくり残っている足跡が、はるかかなたへと続いている。
空と大地の境界は溶け合い、ぎざぎざに尖った石ころが、突き出ている。
空は、昼も暗く、夜も暗い。
ここは冬の北極。
ここにいるのは、寒くて荒涼とした季節を生き残る、強い動物たち。
ホッキョクオオカミ
ユキウサギ
シロフクロウ
シロクマ(ホッキョクグマ)
ワモンアザラシ
タラ
イッカク
ホッキョクギツネ
カリブー
ヌマライチョウ
これらの動物たちは、お互いに生命の鎖になって、ほどけない輪を形づくっている。
(紹介文より)

今日の絵本

2014-11-24 08:51:43 | 絵本
「さむがりやのねこ」(3分半)
わたなべゆういち:作・絵
フレーベル館:発行
昭和59.1第1刷
昭和60.12第3刷(980円)

さむがりやの猫がいました。
冬の嫌いな猫は、ある日南の国へ向かって歩き出しました。

ありえない猫の行く末(^^;

今日の絵本

2014-11-23 17:07:05 | 絵本
「猫の事務所」(14分)
宮沢賢治:作
植垣歩子:絵
三起商行株式会社:発行
2014.10初版第1刷(1500円)

猫の第六事務所には、事務長の猫と4匹の書記官猫がいる。
一番書記は白猫。
二番書記は虎猫。
三番書記は三毛猫。
そして四番書記は竈(かま)猫。

竈猫とは、生まれた時からフツーの猫には違いないが、夜になると竈(かまど)の中に入って眠る癖がある。
いつでも体がすすで汚く、ことに鼻と耳には真っ黒にすみがついて、何だかタヌキのような猫のこと。

・・・かま猫は、持ってきた弁当も喰べず、じっと膝に手を置いてうつむいて居りました。
とうとう昼過ぎの一時から、かま猫はしくしくと泣き始めました。
それでももんなは、そんなこと一向知らないというように、面白そうに仕事をしていました・・・

明らかなる“いじめ”の絵本。
猫の社会でもね~と納得している場合じゃない(^^;

今日の絵本

2014-11-22 21:03:20 | 絵本
「むらさき色の滝」(5分半)
帚木蓬生:作
小泉るみ子:絵
女子パウロ会:発行
2014.11初版(1200円)

庄一は、おばあさんの薬代のために、大藤のツルをすべて切ってしまった。
そうして編んだかごを売り、おばあさんの看病を続けた。
いよいよ、おばあさんが亡くなる日、「藤の花が見たい」と・・・。

静かな感動がある絵本。
「あとがき」を読めば、また違った解釈ができるかも。

今日の絵本

2014-11-21 23:17:39 | 絵本
「ハナちゃんの帽子」(4分)
まさごゆき:作
きよたたかよ:絵
毎日新聞社:発行
2007.12初版第1刷(952円)

誰だって、手を貸してくれる友だちがいれば、自信満々、勇気百倍。
やってみようよ。
それは夢をあきらめかけていたハナちゃんへの、ハッピーからのサインだった。
見つめ合って、元気を交換。
これは介助犬ハッピーと、ハナちゃんの物語、第2弾。
(第1弾は「世界でいちばん幸せな犬」)


日本介助犬アカデミー
社会福祉法人 日本介助犬協会