時は６月、あじさいの季節です。
今日の東京は
ほどよく雨が降って
ほどよくお日様が出た素敵な日曜日でした。
そんな素敵な日曜日に
「江戸の食と粋を楽しむ会」という
とても素敵な集まりがあって
素敵づくしで粋と食を楽しんだ後に
みんなで界隈を散歩しました。
長國寺というお寺さんでは
折しも昨日今日と「あじさい祭」を開催中でした。
あじさいが可憐に咲く道を歩くのかしらと、心躍らせていたら
小さな境内の片隅で
「え、これがあじさいですか？」
というような絢爛豪華な花々が
まるで品評会のように並んでいました。
「あ、あ、あじさいってこんなに華やかだった？」
と慌ててしまうような花々には
まるで薔薇園のように、素敵な名前がついています。
ラブリー何とかだったり、ジューン何とかだったり
ミセス何とかだったり、外国の町の名だったり。
確かにとても美しい。
でも、やっぱり私にとっての「あじさい」は
燦々と輝く太陽の下よりは
小雨模様の曇り空の下の方が似合う花
やたら素敵なカタカナの名前よりは
「紫陽花」が似合う花なのです。
誰も見ていないのに
路地裏でひっそりと咲いていたり
ろくに手入れもしていないのに
この時期になると、庭の片隅で律義に花開いたり
そんな花なのです。
ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように！
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